第317回
GeForce RTX 30シリーズの大本命がいよいよ降臨
GeForce RTX 3070 FEレビュー!Ampere世代最強の電力性能比とRTX 2080 Ti超えを確認
FEのDual Axial Flow Throughデザインは健在
まずはRTX 3070 FEの外観をじっくり観察するとしよう。RTX 3080とRTX 3090のFEはカードの表と裏にそれぞれファンを配置した独特のデザインだったが、RTX 3070 FEは表面にファンを2基配置したオーソドックスなデザインとなっている。ただし、FEのウリである“Dual Axial Flow Through”、すなわち表側にあるファンの風をカード裏面に通して廃熱を促すデザインを継承している。
また、RTX 3080 FEとRTX 3090 FEは通電時にカード上部のロゴなどが白色LEDでライトアップされるが、RTX 3070 FEの発光要素は皆無だ。
補助電源コネクターの仕様はRTX 3080 FEと共通のMicro-Fitの12ピンコネクターを採用している。ただし、RTX 3080 FEの12ピンコネクターは8ピン補助電源ケーブル2系統の電力をコンパクトなコネクターにまとめて基板実装面積を小さくするという目的だったが、RTX 3070 FEは8ピン1系統で動作するよう設計されている。ゆえに、RTX 3070 FEの補助電源ケーブルの変換アダプターも単に8ピン×1をMicro-Fitの12ピンコネクターに変換するだけだ。
また、RTX 3080 FEでは縦にピンが並ぶ省スペース実装だったが、RTX 3070 FEでは横にピンが並んでそれなりにスペースを占めているように見える。もちろん、おなじみの8ピンコネクターを実装するだけの面積が確保できなかったのかもしれないが、Micro-Fitの12ピンコネクターをわざわざ採用するメリットは少なかったのではないだろうか。
ちなみに、RTX 3080 FE用の8ピン×2→Micro-Fit12ピン変換ケーブルはRTX 3070 FEにでも利用できるが、その際は片方の8ピンケーブルを接続しなくても動作する。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります