セブン-イレブンは「台湾風豚角煮丼(ルーロー飯)」を5月26日から順次発売中です。北海道、近畿、沖縄など一部エリアを除く。税込496円。
台湾グルメの代表各でもある「魯肉飯」。“魯(ルー)”は「煮込む」という意味で、ルーロー飯とは醤油ベースで煮込んだ肉をのせたかけご飯のことです。
セブンのルーロー飯(496円)を食べてみた
コンビニでいち早くこのルーロー飯を出したのがファミリーマートでしたが、セブンのルーロー飯はどうでしょうか?
「必ず温めてからお召し上がりください」と書かれています。温めないとタレが固まったままなのでしょうか。温泉玉子の都合でしょうか。
電子レンジで温めて蓋を取ると、ぷわんと、八角の香りが漂います。
これこれ、台湾グルメらしい香り!
けっこうクセがある八角は、好き嫌いもあると思いますが、ハマると抜け出せません。今でこそ、そこまで珍しくはないですが、こうやって八角がコンビニグルメで堂々と使われるなんて、ちょっと前だとなかったでしょう。日本人の味覚の幅が広がってきたのでしょうね。
テリテリと脂身が光るお肉。うああ、おいしそう。
もやし高菜。
玉子。
三位一体の佇まいです。
容器は中敷きがあって、二層式になっていました。
テーブルクロス引きの要領で中敷きをサッととると……。
具がグチャッとひっくり返ることなく、きれいなままご飯の上にのりました。よく考えられてますね。
お箸かスプーンか迷ったけど、お肉が細かそうなのでスプーンを使うことにしました。
いただきます!
小さくカットされたゴロゴロした豚の身。甘みが濃く、コッテリした中にも、八角などエキゾチックなスパイスを感じます。
脂身がトロリ。そして、見た目にはわからなかったのですが、タケノコが入っていて、さりげなくシャキシャキ食感が加わっていますよ。
もやし高菜は、少し辛みをきかせています。甘いお肉と相性がいいこと。
玉子は、本場のルーロー飯だと“煮玉子”をのせることがありますが、本商品では半熟玉子。
感心することに、レンジで温めても卵黄が半熟のままなのですよ。卵黄をトロリとさせお肉に絡めていただけます。お肉に半熟玉子のまろ味が加われば鬼に金棒! つまり無敵ということです。おいしー!
醤油ベース、脂身たっぷりのお肉でご飯が進むったら。もやし高菜や、玉子を少しずつ混ぜていくと食感を少しずつ変わって飽きることがありません。あっという間に食べきってしまいました。
コンビニ弁当としてレベルが高いルーロー飯
素晴らしく、おいしかったです。ルーロー飯として食べてみて、ちゃんとルーロー飯でした。
最初に書いたように、八角のスパイスをきかせたルーロー飯はどこか異国的になるため、日本向けに大きくアレンジする手段も当然ありそうですが、セブンのルーロー飯はほどよくスパイスをきかせて本場らしさを出していました。
その上でさらに、タケノコを混ぜて食感にメリハリを加える、半熟玉子を組み合わせるなど、独自の手を加えることで食感の幅を広げて食べ進めやすくしています。
お肉は少し筋ばっているところもあって"トロトロ柔らかのルーロー飯"とまではいかないけど、コンビニのお弁当としては上出来ではないでしょうか。
お肉の分量も多く、お腹が満たされる内容でしたよ。ご飯が進む味付けなので、食欲旺盛な人はご飯を足したくなるかも。ちなみにカロリーは一食682kcal。これは吉野家牛丼並とほぼ同じ(吉野家の牛丼並は652kcalです)。肉丼としては過度に高カロリーではありませんよ。
八角の香りのきいたルーロー飯を食べたい人はぜひ試してみてください。驚くほど違和感なく食べ進められると思います。
ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪
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