必要な情報はひとつのシートに集約するのが基本だが、項目が多くなり過ぎると作業しにくい。非表示/再表示機能で、そんな悩みを解決!
重要項目だけ表示して
編集作業を効率化
エクセルで住所録や帳票を作成していると、項目数が増えすぎて1画面に収まりきらないことがしばしばある。そういったデータでは、各項目の比較や入力した情報の修正などで、こまめにシートをスクロールさせながら作業しなくてはならず、非常にめんどうだ。
そこで利用したいのが、列や行の非表示/再表示機能。作業に必要ない項目を非表示にしておき、必要なときだけ再表示できる。表示項目を一時的に必要な分に絞り、作業後は表示を元の状態に戻せて重宝する。
↑行または列をまるごと非表示にしたり再表示したいときは、リボンの“書式”から。 |
↑重要性の低い列(行)は非表示にして、必要性の高い項目だけを表示できる。削除とは異なり、再表示できる点も便利。 |
↑非表示にした列や行は、印刷時にも表示されない。プレゼン用の資料を作成する際など、一時的に項目を隠せる。 |
非表示/再表示を
メニューで簡単変更
非表示/再表示の設定は、列や行を指定してメニューから“非表示”または“再表示”を選択するだけ。ここでは1列(行)だけ設定する場合と、複数に対して設定する方法を紹介する。なお、列の場合のみ紹介しているが、行に対しても同様の操作で非表示/再表示を設定できる。
Step1
不要な列や行を非表示設定にする
↑非表示にしたい列(行)を範囲選択して、列番号を右クリック。 |
↑表示されたメニューの中から“非表示”を選択するだけで操作完了。 |
↑列(行)が非表示に設定される。ここでは、B列を非表示に設定。列番号を確認してみるとA列の次はC列になっている。 |
Step2
非表示にした列を再表示して情報を確認
↑Shiftキーを押して列を選択。非表示にした列の前後もまとめて指定。 |
↑列番号を右クリックしてメニューを表示。“再表示”を選ぶ。 |
↑非表示になっていたB列が出現。削除した場合とは異なり、必要になったとき、すぐに再表示して、データを確認できる。 |
Step3
まとめて複数の列や行を非表示に設定
↑非表示設定は、まとめて複数の列や行に対して実行できる。Shiftキーを押しながら非表示にしたい列を選択して……。 |
↑指定した範囲の列番号部分を右クリック。“非表示”を選ぶ。 |
↑範囲選択したB列からG列まで非表示になり、A列の隣にH列が表示。 |
Step4
連続しない範囲をまとめて非表示設定
↑連続しない列や行を非表示にする場合、1ヵ所ずつ設定するのはめんどうだ。Ctrlキーを押しながら列を指定して……。 |
↑選択した列のいずれかの列番号を右クリックしてメニューを呼び出す。 |
↑“非表示”を選ぶと、指定したB列とD列のみが非表示になる。 |
Step5
非表示にした列や行を一気に再表示
↑列番号と行番号が交差した“全セル選択”ボタンをクリック。 |
↑列番号を右クリックしてメニューから“再表示”を選択する。 |
↑非表示になっていたすべての列が表示される。なお、シート全体を指定していても、列と行の再表示は一緒にはできない。 |
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