話題になったソーシャルのニュースの中から、ライター田口が厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。最近は幼稚園児でもスマホでYouTube動画を検索して見ているという。教育上よろしくない動画が目に入らないよう配慮した『LINE KIDS動画』は育児アイテムとしてヒットするかもしれない。
【3/12】
■アメリカはインターネットの敵?
言論の自由の擁護を目的とした国際的ジャーナリスト組織『国境なき記者団』は、毎年発表している『インターネットの敵』リストを更新。米国、英国両政府が初めてリスト入りした。このリストはオンラインでの発言を規制したり、検閲、弾圧、監視を行ないインターネットの自由を脅かす政府を告発するもので、中国やシリアが常連になっている。幸い日本はまだリスト入りしていないが、政府によるインターネットへの介入が増えていることは事実だ。(関連サイト)
【3/13】
■シンガポール、仮想通貨に規制導入へ
シンガポール金融管理局(MAS)は、ビットコインなどの仮想通貨に対し規制を導入する計画を発表。仮想通貨を扱う中間業者に対し、顧客の身元照会、マネーロンダリングやテロ資金調達と疑われる取引のMASへの報告などを義務付けるとしている。これは仮想通貨に対する事実上初のの明確な規制となり、他国政府からも注目を集めている。(関連サイト)
■お花見スポットの情報はYahoo!地図で
ヤフーは、同社が提供するiOS、Android向け地図アプリ『Yahoo!地図』において、5月20日までの期間限定でお花見スポットの開花情報の提供を開始した。情報が提供されるスポットは日本全国で1058ヵ所。開花状況に合わせて地図上に5色の“桜アイコン”を表示、タップするとつぼみから満開まで4種類のピンが表示される。(関連サイト)
■モバイル向けの不正サイト、年間7万3000件に
トレンドマイクロの調査によると、モバイル向けの不正サイトが2014年1月に7万3000件確認され、過去2年間で14倍に急増したという。パソコン向けを含めた不正サイト全体では同じく2年間で4倍にとどまっており、モバイル向け不正サイトの増加が際立っている。内容としては“フィッシング詐欺”、“ワンクリック詐欺”、“出会い系詐欺”、“偽サイト”などが確認されており被害者も増えている。十分な注意が必要だ。(関連サイト)
【3/14】
■Windows8タッチ版のFirefoxが開発中止
MozillaはFirefoxのWindows 8向けタッチ(Metro)版開発を断念すると発表した。2014年2月に公開した『Firefox 28』のベータ版にタッチ版は含まれており、ベータテストも行なわれていたが、テスト版アクティブユーザーが1日1000人にも満たず、テストデータを十分に収集できなかったため開発中止を決定したという。Windows 8タブレットでFirefoxを使いたいと思っていた人も多いはず。残念だ。(関連サイト)
■米国政府、DNSの民営化を表明
米国商務省電気通信情報局(NTIA)は、同局が担っていたインターネットのドメインネームシステム(DNS)の監督権限を民間に移管する意向を表明、IPアドレスやドメイン名などを管理するICANNに対し移行計画案の策定を促す。これを受け日本のネットワーク管理団体JPNICも、グローバルなステークホルダーの一員として新たな仕組みの構築に積極的に関与、貢献していくという。(関連サイト)
【3/16】
■中国EC界の巨人アリババが米国でIPO
中国の企業間電子商取引大手のアリババグループが、米国で新規株式公開(IPO)を実施する意向であると発表した。声明によると香港での上場も検討されていたが、会社をより透明化、国際化するため米国での上場を決定したという。時価総額で少なくとも10兆円規模とされ、米国最大のIPOとなる可能性もある。これにともない、筆頭株主であるソフトバンクの含み益が拡大、買い注文が続いた。(関連サイト)
【3/17】
■『LINE電話』、Android版で先行スタート
LINEは、スマホ向け有料通話『LINE電話』のAndroid版を提供開始、LINEアプリを最新版に更新すれば初期設定不要でそのまま“その他”メニューから利用可能になる。通話料金はプリペイド方式で、Google Play経由で支払う。サービス提供地域は日本のほか米国など8ヵ国、通話料金は国によって異なる。さっそく利用してみたが、音声品質も良好、実用に支障はないと感じた。LINEの無料通話とうまく使い分けたい。なお、iPhone版も近日中に提供される。(関連サイト)
■MS、メモアプリ『OneNote』Mac版の無償提供を開始
マイクロソフトは同社のクラウドストレージ『OneDrive』を介してテキスト、画像、音声などを保存、共有できるメモアプリ『OneNote』のMac版をリリース、App Storeから無料ダウンロードできる。Windows、iOS、Android、Windows Phoneなどではすでにリリースされている。ライバル『Evernote』にどこまで迫ることができるだろうか。(関連サイト、Mac App Store)
【3/18】
■ストリートビューでオホーツク海の流氷を見よう
Googleは、Googleマップのストリートビューに今年2月に撮影した北海道の冬景色を公開した。砕氷船の先端にトレッカーをセットして撮影したオホーツク海の流氷をはじめ、犬ぞりで大雪原を駆け抜ける様子や、毎年湖上につくられる幻の村『しかりべつ湖コタン』など、北海道ならではの雄大な景色を堪能できる。(関連サイト)
■マウント・ゴックスのサイトが復活
経営破綻したビットコイン取引会社『マウント・ゴックス』が約3週間ぶりにウェブサイトを更新、利用者はログインして残高情報をチェックできるようになった。ただしできるのは閲覧のみ、預けたビットコインの取引は一切できないようだ。(関連サイト)
【3/19】
■ヤフー、スマホ特化型の検索アプリを公開
ヤフーはiPhone向け検索アプリ『SmartSearch』を公開。検索結果は単にテキストが羅列されるのではなく、検索キーワードに関する画像、関連ニュース、ツイート、NAVERまとめなどをまとめてチェックできる。また、アプリのトップ画面には人気の検索ワードが表示され横スクロールで気軽にチェックできる。スマホ初心者や検索キーワードを考えるのがめんどうなユーザーにおすすめとのこと。まずは1万人限定で公開し、その後正式にローンチ、Android版やiPad版もリリースされるという。(関連サイト、App Store)
■消費増税を機会にスマホゲームの課金をやめられる?
ジャストシステムが同社のセルフ型アンケートサービス『Fastask』を利用して全国の20代~60代の男女2000名に実施した『消費税と課金サービスに関する調査』によると、消費税の増税を機会に、約15%のユーザーがスマホゲームの有料課金を“完全にやめる”と回答した。また、3割のユーザーが携帯電話の料金を見直し、ネットサービスなどのプレミアム課金も解約したいと回答した。ちなみに筆者はやめるつもりはない。(関連サイト)
■国土地理院の地図を3Dプリンタで出力しよう
国土地理院は全国の地図を立体で表示できるサイト『地理院地図3D』を公開した。また、3Dデータもダウンロード可能、3Dプリンターで出力すれば立体地図模型が作成できる。データはSTL、VRML 、WebGLに対応しており、さまざまな形で活用できる。夏休みの自由研究にピッタリかも。(関連サイト)
■中国アリババ、ビデオ通話アプリのタンゴに出資
米国でIPOを発表した中国のアリババは、無料通話アプリ『Tango』を提供する米シリコンバレーのベンチャー企業『TangoMe』に2億1500万ドル(約220億円)を出資した。『Tango』は北米、中東、台湾などで広く使われており、登録ユーザー2億人、アクティブユーザー7000万人。中国ではライバル企業騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が提供する『微信(ウィーチャット)』のシェアが伸びており、その対抗策と思われる。(関連サイト)
【3/20】
■マネーフォワードがスマホ決済のコイニーと連携
クラウド型会計ソフトの『マネーフォワード』は、専用のカードリーダーをスマホのイヤホンジャックに挿し込み、スマホ上でカード決済が可能になるサービス『Coiney(コイニー)』と提携、『Coiney』に登録された売上を自動データ入力できるようになった。前日に競合のクラウド会計ソフト『freee』は無料POSレジアプリの『Airレジ』と提携しており、利便性向上にしのぎを削っている。(関連サイト)
■LINE、子ども向け動画配信アプリを近日提供
LINEは未就学児童を対象にした動画配信アプリ『LINE KIDS動画』を近日iPhone向けに開始することを発表した。『ドラえもん』、『ポケットモンスター』、『きかんしゃトーマス』といったアニメーションを中心に安心、安全なコンテンツを配信する。料金プランは『タイマーシステム』を利用した1日最大40分の無料プランと、有料の見放題プランが用意されている。(関連サイト)
【3/21】
■Twitter8周年記念で最初のツイート検索ツールを提供
Twitterは3月21日の8周年を記念して、ユーザーの初のツイートを検索できるツールを提供した。自分のツイートのほか、他のユーザーのツイートも検索可能。意外がユーザーが意外なツイートをしているかも?(関連サイト)
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