FacebookがSnapchatのような“消える”チャットシステムを開発しているという。最近本家Snapchatでは「実は消えていなかった」というシャレにならない事件が発覚しているが、どうかそのようなことがないよう、安心して利用できるサービスの提供を期待する。
【5/13】
■EU司法裁判の判決を受けGoogleに削除要求
欧州連合(EU)司法裁判所は、Googleなどの検索サービスを提供する企業に対し、個人のプライバシーが侵害される恐れのある情報が含まれる検索結果を、本人からの要請にしたがって削除しなけらばならないとの判断を下した。BBCの報道によると、これを受けすでに3件の削除要請がよせられているという。Googleはこの判断に対し「行きすぎである」と異を唱えている。(関連サイト、PDF)
【5/15】
■Google PlayがPayPalに対応も、日本はまだ
Googleは、オンラインストアGoogle PlayでPayPalによる支払いに対応したと発表。ただし日本は含まれておらず、米、英、仏など12ヵ国にとどまっている。また、Nexusなどの端末やアクセサリーの支払いには利用できない。PayPalはGoogleのオンライン決済インフラ“Google Wallet”の競合相手で、Googleとしては苦しい決断を迫られた形だ。(関連サイト)
■Foursquare、近くの友達を見つける新アプリ『Swarm』を公開
5月1日に現在のサービスを2つに切り分けることを発表したFoursquareは、チェックインに特化したiOS、Android対応の新アプリ『Swarm』の公開を開始した。画面をいちどスワイプするだけで簡単にチェックインが完了し、周囲にいる友達がメインスクリーンに常に表示されるようになる。店舗情報などに特化することが発表されたFoursquareアプリのニューバージョンは、夏にリリース予定だ。(関連サイト)
【5/16】
■ネットバンクのパスワードを盗むウイルスに注意
セキュリティー企業のセキュアブレインは、インターネットバンキングのワンタイムパスワードを盗むMITB(マン・イン・ザ・ブラウザー)攻撃型ウイルスの解析を完了したと発表。国内メガバンクを含む5行への攻撃を確認した。ウイルスが偽造した画面は見破るのがかなり難しいため、防御策として、ウイルス対策ソフトなどを使ってPCを常にクリーンな状態に保つことと、銀行の正しい操作画面を把握して異変に気がつくよう警戒心をもつことを推奨している。(関連サイト)
■アップルとモトローラ(Google傘下)、スマホの特許訴訟で和解合意
アップルとGoogle傘下のモトローラ・モビリティ部門は、係争中のスマホ関連の特許訴訟すべてにおいて訴えを取り下げ和解に合意、特許改革に向けて協力していくことを発表した。ただしアップルはAndroid陣営のサムスン電子との訴訟は継続しており、今後両社間で新たな訴訟が起きる火種もいまだ残されている。(関連サイト、PDF)
【5/16】
■Google、AR翻訳アプリ開発の『Word Lens』を買収
スマホやタブレットのカメラで撮影した看板などの文字を画面上で直接文字を重ねて翻訳する仮想現実(AR)翻訳アプリ『Word Lens Translator』を開発する米Quest Visualが、Googleに買収されたことを自社サイトで発表した。Google広報も買収を認めたが、詳細については発表されていない。おそらく、同社の技術は『Google Glass』用の翻訳システムなどに活用されるだろう。(関連サイト)
■Facebook、Snapchatのような“消える”チャットアプリを開発中?
米Financial Timesの記事によると、Facebookは買収に失敗したSnapchatのように、送信後すぐに写真やテキストが消去されるチャットアプリ『Slingshot』を開発しているとのこと。Facebookは先日よく似た仕組みのテキスト送信アプリ『Poke』の公開を停止しているが、それに代わるものになるのだろうか。(関連サイト)
【5/18】
■米AT&T、衛星放送大手のDirecTVを買収へ
米通信大手のAT&Tは、米衛星放送大手のDirecTVを485億ドルで買収することに合意したと発表した。DirecTVがもつ負債も含めると、買収総額は671億ドルとなり12月にはすべての手続が完了するという。2月にはCATV大手のComcastが2位のTime Warner Cable(TWC)を買収予定であることも発表されており、実現すれば米国の通信、放送業界の大再編が行なわれることになる。(関連サイト)
【5/19】
■ヤフー、イー・アクセスの買収を中止
ヤフー、イー・アクセス、ウィルコム、ソフトバンクの4社は、ヤフーによるソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得する計画を中止すると発表した。リリースによるとヤフー取締役会での協議において「ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラをてがけるよりも、それぞれの強みを生かした協業の方が望ましい」との結論に至ったためという。なお、6月に予定されていたイー・アクセスとウィルコムの合併は予定通り行なわれ、社名も『ワイモバイル』に変更。ヤフーと協業し新ブランド『Y!mobile』を展開するという。(関連サイト)
■日本の音楽市場売上高が前年比16.7%減。まだまだパッケージが優勢
日本レコード協会は、2013年の世界の音楽産業に関するレポートを同協会の機関誌で発表した。それによると、日本の音楽市場の売上高は2940億円と前年比16.7%の大幅な落ち込みを見せている。世界全体で見ると3.9%の減少にとどまっており、日本市場の落ち込みが目立つ。日本以外ではデジタルへの移行が進んでいるが、日本ではまだパッケージが約80%を占めており、これの売上減が大きく響いている。(関連サイト、PDF)
■メトロポリタン美術館、所蔵作品の高精細画像をダウンロードを可能に
ニューヨークのメトロポリタン美術館は、所蔵作品約40万点の高精細画像(最高で300ppi)を無料でダウンロードできるサービス『Open Access for Scholarly Content(OASC)』を開始した。画像は非商用であれば利用可能なので、個人のPC壁紙にしたり学術論文などに引用することも可能だ。ただし、サイトで公開されているすべての画像をダウンロードできるわけではない。(関連サイト)
【5/20】
■SmartNewsが『動画チャンネル』タブを新設
スマートニュースは、同社が提供するニュースアプリ『SmartNews』に、動画ニュース専門のチャンネル『動画チャンネル』を新設した。YouTube経由のニュースや、国内主要メディアの動画コンテンツを独自アルゴリズムを用いて収集、選択するという。まずはiOS版のみ対応し、後日Android版も提供される予定。(関連サイト)
■企業向けクラウドストレージ『Box』、日本語版サービスをスタート
米Boxの日本法人ボックスジャパンは、企業向けのクラウドストレージサービス『BOX』の日本語版サービスを開始した。米本社には、すでに伊藤忠テクノロジーベンチャーズマクニカ、三井情報、三井物産USAなどの日本企業が出資しており、今後日本での本格的な事業展開を開始するという。また、日本での開発パートナーとしてNTTコミュニケーションズ、コニカミノルタ、サイボウズの3社が発表された。(関連サイト)
【5/21】
■ニコニコ動画が“H.265エンコード”に対応
ドワンゴとニワンゴは、動画サービス『niconico』の『ニコニコ動画』において、新しい動画圧縮技術“H.265/HEVC”に対応することを発表した。対応時期は明言されていないが夏ごろの予定。“H.265/HEVC”は、現在使用している“H.264/MPEG4-AVC”と比較して約2倍の圧縮率のため、混雑時のトラフィック緩和が期待されるという。なお、“H.265/HEVC”の動画を試聴するには対応端末が必要となる。(関連サイト)
■ebayに不正アクセス、全ユーザーにパスワード変更依頼
米ebayは、2月下旬から3月上旬にハッカーによる不正アクセスが発生し、ユーザーの氏名や暗号化されたパスワードなどが漏洩したことを公表した。クレジットカード番号やPaypal情報などは含まれておらず、悪用も確認されていないが、ユーザー1億4500万人に対しメールなどでパスワードの変更を呼びかけるという。(関連サイト)
【5/22】
■Pinterest日本法人、電通と業務提携を発表
画像共有SNS『Pinterest』の日本法人ピンタレスト・ジャパンは、電通と戦略パートナーとして業務提携することを発表、両社で日本市場での事業拡大に向けた戦略立案、PR活動などを行なっていく。(関連サイト)
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