先週話題になったソーシャルのニュースの中から厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。Google新検索アルゴリズム導入など、ニュース全14本をダイジェストでお届け。先週1週間のウェブの主要ニュースをチェックして、今週をスタートしよう。
【9/25】
■Goolge、ヤフーらネット関連企業が政策提言団体を設立
シンガポールに本拠を置き、各国政府に対し政策提言を行なうアジアのネット企業団体“ASIA INTERNET COALITION(AIC)”の日本版2ASIA INTERNET COALITION JAPAN アジアインターネット日本連盟 (AICJ)”がアマゾン 、Google、ebay、DeNA、Facebook、グリー、ヤフーの6社によって設立された。インターネット経済の更なる発展、自由で公正な情報流通の実現などを目指し、政策提言書の作成など様々な活動を行なっていくという。(関連サイト)
■企業広報部が最も利用しているSNSはFacebook
PR総研による、企業や団体で広報やPRの業務経験者を対象とした“PR・広報業務に関する実態調査”によると、企業広報部が最も利用しているSNSはFacebook(23.7%)であることがわかった。ツイッター(22.0%)、ブログ(17.8%)と続き、42.4%が“とくにない”と回答した。また現状重視しているメディア、今後強化したいメディアはともに新聞、テレビ、ウェブニュースの順となり、SNSはそれらを下回っている。(関連サイト、PDF)
【9/26】
■スマホ利用調査はSNSのリーチが拡大
ニールセンの調査によると、スマホのインターネットサービス利用者数はパソコン利用者の6割程度まで拡大、スマホではFacebookがGoogle、ヤフーに続く3位になるなど、SNSが大きくリーチを獲得していることがわかった。また、LINEとTwitterは弱年齢層では極めて高いリーチを獲得しているが、年齢が上がるにつれて下がっていくのに対し、Facebookは年齢が上がってもさほど下がっていなかった。(関連サイト)
■Google15周年イベントで新アルゴリズム導入など多数発表
Googleは、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがGoogleを創業したガレージで行なわれた15周年記念報道発表イベントで、最近導入した新検索アルゴリズム“Hummingbird”について説明を行なった。新しい検索機能では検索速度や自然言語による検索精度が大幅にアップしたほか、“Knowledge Graph”システムにより“バターとオリーブオイルを比較して”といった比較に関する質問にも答えられるようになったという。また、今後数週間以内にiOSアプリがアップデートされることも発表、Androidのようなカード式のUIを採用し、プッシュ通知を利用したリマインダーや“Google Now”の利用がより便利になるという。(関連サイト)
■Evernoteがグッズショップを開店
Evernoteは、同社オリジナルのグッズを販売するオンラインショップ“Evernote Market”を開店したと発表した。発表イベントにて同社のフィル・リビンCEOは“ペンや紙とデジタルの休戦”を宣言、ショップにはモレスキン社による紙のノートや手帳、スタイラスペン、メッセンジャーバッグ、靴下など様々なグッズがラインナップされており、日本からもすでに購入可能になっている。(関連サイト)
■Facebook、投稿後のコメント編集機能を実装
Facebookは、今までできなかった投稿の事後編集機能を実装した。投稿を編集するには、右上のメニューボタンをクリックし“編集”を選択、テキストを修正したら“編集を終了”をクリックすればよい。また、編集した投稿には“編集済み”というリンクが付き、クリックすると編集履歴が表示される。この機能は最新版のAndroid版アプリにも順次実装されている。iPhone版は現時点ではまだのようだ。(関連サイト)
■課金に関するツイートは『艦これ』が1位
プラスアルファ・コンサルティングによる、“課金”というキーワードを軸にしたツイートの調査によると、ツイートがずば抜けて多かったのは『艦これ(艦隊これくしょん)』と『パズドラ(パズル&ドラゴンズ)』、次いで『モバマス(アイドルマスター シンデレラガールズ)』、『スクフェス(スクールアイドルフェスティバル)』の順となった。また、金額に関しては艦これが“1000円~2000円”であるのに対し、パズドラは“3000円~1万円”と高額になっており、『課金-こわい』というツイートも目立っていた。(関連サイト)
【9/27】
■Facebook、広告表示アルゴリズムを変更
Facebookは、ニュースフィード上に現われる広告の表示アルゴリズムを、広告に対するユーザーからの反応を重視した形に変更したことを発表した。新しいアルゴリズムでは、ユーザーが広告に対しておこなう“いいね!”や“非表示にする”、“報告”といったアクションを、個別の広告に対してだけではなく、類似した広告にも適用。例えばゴルフ用品の広告を非表示にしたユーザーのニュースフィードではゴルフ関連の広告の表示回数を減らすという。Facebookはこの変更をユーザーだけではなく広告主に対してもメリットのあるものとしている。(関連サイト)
■Facebook、米4大テレビネットワークにデータ提供か
The Wall Street Journal(WSJ)は、Facebookが米国4大テレビネットワークCBS、FOX、ABC、NBCに対し、特定のテレビ番組のエピソードに関連し、ユーザーがとった“いいね!”やコメント、シェアといったアクションのデータ提供を開始する予定だと報じた。データは匿名で集計されるのでプライバシーは保護される。なお、番組に関するユーザーデータの提供はすでにTwitterが先行しており、ニールセンの調査によると、ツイートと視聴率に有意な相関関係があるという結果も出ている。
【9/30】
■ミクシィ、スタンプが使えるメッセンジャーアプリを公開
ミクシィは、マイミクや複数のメンバー間でテキストや写真、スタンプをリアルタイムにやりとりできるiPhone用メッセージアプリ『mixiトーク』を公開した。従来の『mixiメッセージ』に代わるもので、同社はユーザーに対し乗り換えを促している。なお、同アプリをインストールしていない人ともメッセージのやりとりは可能だ。(関連サイト)
■Facebookの“グラフ検索”が検索範囲を拡大
Facebookは、米国で8月から提供されている“グラフ検索”機能で、公開されている投稿、ステータス、写真のキャプション、チェックイン、コメントなどを新たに検索対象に含めたと発表した。これにより"Posts about Dancing with the Stars by my friends(スターと踊る友達に関する投稿)”、“Posts written at The White House(ホワイトハウスで書かれた投稿)”といった過去の投稿を対象にした複雑な検索ができることになる。なお、日本での提供時期は未定。(関連サイト)
【10/1】
■ミクシィ赤字転落。株価も下落
ミクシィは2014年3月期通期の連結業績予想を下方修正。赤字に転落する見とおしで、期末配当も無配に変更すると発表した。スマホ版“mixiゲーム”リニューアルによる増収を見込んでいたが、当初計画を下回ったためと説明されている。また、10月2日は株価も年初来安値を更新した。(関連サイト、PDF)
■ネット予約サービス“Yahoo!予約”公開
ヤフーは、検索結果ページから直接予約ができるネット予約サービス“Yahoo!予約”を公開した。対象となるのは、ヤフーが直接契約している飲食店に加え、“ぐるなび”、“一休.comレストラン”といったパートナーサイトとの契約店を含めた約3500店舗。今後他の分野にもサービスを拡大していくという。(関連サイト)
【10/2】
■スマホきせかえアプリ『CocoPPa』が累計1500万ダウンロード突破
ユナイテッドが提供するスマホきせかえコミュニティーアプリ『CocoPPa』の累計ダウンロード数が1500万を突破した。2012年7月のリリース開始から約14ヵ月での達成となる。ダウンロード数の83%は海外からで、米国(39%)を筆頭に、北米、ヨーロッパ、東南アジア、南米まで10~20代女子を中心に全世界で利用されているという。(関連サイト)
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