GoogleがBump買収、Facebookアプリがタブ対応などソーシャルニュース15本

2013年09月23日 09時30分更新

　先週話題になったソーシャルのニュースの中から厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース（WSN）。GoogleがBump買収、Facebookアプリがタブ対応など、ニュース全15本をダイジェストでお届け。先週1週間のウェブの主要ニュースをチェックして、今週をスタートしよう。

【9/12】

■Outlook.comがIMAPをサポート
　MSは、メールサービス“Outlook.com”でメールプロトコルのIMAPをサポートしたことを発表した。今までOutlook.comは頑なに自社開発のメールプロトコルEAS（Exchange ActiveSync）しかサポートしてこなかったが、IMAPに対応したことにより、EASに未対応のThunderbird、Macの『メール』、ケータイのメールクライアントなどでも既読管理が可能になり利便性が高まった。また、同時に認証プロトコルのOAuthのサポートも開始。サードパーティーの開発者が、Outlook.comアカウントを利用したアプリやサービスを提供できるようになった。（関連サイト）

■Z会の高校生、スマホ所有率は69.5％と発表
　Z会の高校生4657名（1年生2460名、2年生1031名、3年生1166名）を対象にした調査によると、スマホの所有率は69.5％、自分用のパソコン所有率は14.7％となった。またSNSの利用率は、トップのLINEが67.2％、Twitterが23.2％、Facebookが13.9％、Google＋が9.0％、mixiが3.9％となった。またLINE利用率は1年生が最も高く72.4％だが、学年が上がるにつれ利用率は低くなり3年生では57.3％となることがわかった。（関連サイト）

■Windows Phone次期バージョンにパーソナルアシスタント機能登場か？
　MSが提供するモバイルOS“Windows Phone”の次期バージョン“8.1”にAndroidの“Google Now“やiOSの“siri”に似たパーソナルアシスタント機能が搭載されると米ZDNetなどが報じた。この機能のコードネームは同社のFPSゲーム『Halo』シリーズに登場する人工知能から取られた“Cortana”。検索エンジン“Bing”のナレッジデータベース“Satori”エンジンをベースにしており、AIベースの自動学習、適応機能を持つと報道されている。

■Facebook、動画の自動再生機能をモバイルアプリでテスト中
　Facebookは、ニュースフィード上の動画の自動再生機能を、モバイルアプリの一部ユーザー対象にテストしていると発表した。動画は最初無音で再生されるが、タップすると全画面表示され音も出るようになる。対象となる動画は個人ユーザー、認証済みFacebookページ、ミュージシャンのFacebookページから直接投稿されたものに限られ、YouTubeなどのサードパーティーの動画は自動再生されない。将来的にはウワサされる動画広告に利用されるのではないかと見られている。（関連サイト）

■Twitter、認証済みアカウント利用者向けにフィルター機能を追加
　Twitterは、一般ユーザーから多数のメンションが殺到する認証済みアカウント利用者に向け“Filtered”と“Verified”の2つのフィルター機能を追加した。前者はスパム系のツイートを非表示にし、後者は他の認証済みアカウント利用者とのやりとりのみしか表示しないようにするものだ。（関連サイト）

■ヤフー、検索結果を3Dでグルグル回せるサービスを公開
　ヤフーは、今年2月に行なわれたヤフー主催の開発者イベント“Open Hack Day”で最優秀賞を獲得したプロジェクト『Pico Universe』を、実験的なプロジェクトを公開する同社の“Yahoo!ラボ”で公開した。Twitterアカウントでログインすると、“猫（meow）”、“寿司（shushi）”、“女優（actress）”などの特定キーワードについての画像検索結果が惑星を模した球体3Dインターフェイスで表示され、ユーザーはマウスで自由に回転させることができる。（関連サイト）

【9/13】

■トランクルームの荷物をヤフオク！に直接出品
　ヤフーは、寺田倉庫と提携し、個人向けトランクルームサービス“minikura”に預けた荷物を直接“ヤフオク！”に出品するサービスを開始した。ユーザーは預けたい荷物を所定の段ボールに詰めて発送するだけで、提携業者が開封、中身を1点ずつ撮影し“ヤフオク！”に出品、落札者への発送まですべて代行してくれる。料金は箱詰め用キットが1つあたり250円、月額保管料が250円。また、落札者への発送に1点あたり800円がかかる。（関連サイト）

■『Evernote Web クリッパー for Chrome』がリニューアル
　Evernoteは、ウェブサイトの情報をEvernoteにクリップするChrome用機能拡張“Evernote Web クリッパー for Chrome”をアップデートした。操作パネルのUIが大幅に変更され、ページクリップの方法にもページ概要とURLを含める“ブックマーク”とページ上から不要な要素を排除する“簡易版の記事”が追加された。また、FacebookやTwitterを使った共有機能や、ページ上に図形やテキストを描き込んだり選択部分にモザイクをかけれる注釈機能も追加されている。（関連サイト）

【9/16】

■Tumblr、ソーシャルデータ分析DataSiftと提携
　米ヤフー傘下のTumblrは、ソーシャルデータ分析を行なう“DataSift”と提携を発表。Tumblrのリアルタイムデータと過去データを収集し、消費者が企業や組織のサイトについてどのように言及しているかを分析、広告主に向けて提供する。“DataSift”はすでにFacebookやTwitterとも同様の提携を行なっている。（関連サイト）

■Boxがワープロアプリを発表
　無料で7Gバイトを提供するクラウドストレージサービスの米Boxが、クラウド上で文書作成、共有ができるオンラインワープロアプリ『Box Notes』を発表、特設ページにて限定ベータテスターの募集を開始した。公開されているデモ動画によると、チーム内メンバーとの同時編集、オフライン編集、注釈、Boxに保存されている動画や画像の貼り付けなどの機能が用意されている。一般公開は2014年、モバイルアプリの開発も予定されている。（関連サイト）

■GoogleがBumpを買収
　Googleはスマホどうしをぶつけて連絡先や写真を交換するアプリ『Bump』や、家族や友達と撮影した写真でクラウド上にアルバムを作成するアプリ『Flock』などを開発する米Bumpを買収したと公式ブログで発表した。2008年にリリースされたBumpは累計1億2500万本ダウンロードされているが、iOSにファイル共有機能“AirDrop”が搭載されたことにより窮地に立たされていた。なお、買収額など詳細は発表されていないが、“Bump”と“Flock”の開発は今後も継続されるという。（関連サイト）

■Bingのロゴがリニューアル
　米MSは、同社の検索プラットフォーム“Bing”のロゴをリニューアルした。同社は昨年から“Windows8”、“Office”、“Xbox”と立て続けにプロダクトやサービスのロゴをリニューアルしており、いずれも流行の“フラットデザイン”を採用している。また、ロゴの色は黄色で、これは“Microsoft”のロゴマークが構成される4色のうちのひとつ（赤：Office、緑：Xbox、青：Windows）となり、同社のスローガン“One Microsoft”を構成する重要な要素との認識だ。（関連サイト）

【9/17】

■ミクシィ、スマホアプリ収益化プラットフォームcoudecの提供を開始
　ミクシィマーケティングは、広告主がユーザーに訴求したい商品やクーポンを最適なタイミングで表示するスマホアプリ収益化プラットフォーム“coudec”の提供を開始した。課金体系が成果型になっているため、広告主はリスクなくユーザー獲得効果の最大化が実現できるという。すでにアイコン着せかえコミュニティー“CocoPPa（ココッパ）”や、SNS“mixi”での導入が決まっている。（関連サイト）

■まとめ系サイトの月刊訪問者数は1000万人以上
　ビデオリサーチの調査によると、“NAVERまとめ”、“トゥギャッター”、“Gunosy”などユーザーの集合知によって情報が収集される“まとめ系”サイトやキュレーション系サービスの月間推定訪問者数が、2013年7月度に1250万人となっていることがわかった。前年7月の調査では850万人となっており、ここ1年で147％と大幅に増加していることがうかがえる。（関連サイト）

【9/19】

■FacebookのiOSアプリでページ下部にタブを追加
　iOSの『Facebook』アプリが、iOS7の発表にあわせバージョン6.5にアップデート。UIがiOS7のフラットデザインにあわせて変更されているほか、これまで画面上部にあったお知らせやメッセンジャーへのリンクアイコンが新しく下部に追加されたタブバーに移動した。また、タブバーの一番左にあるアイコンをタップするとどこからでもニュースフィードに戻れるようになっている。他にも、ニュースフィードから投稿を開いた後、左スワイプで再びニュースフィードに戻れるなど細かい変更も加えられている。（関連サイト）