先週話題になったソーシャルのニュースの中から厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。米TwitterがIPO、ヤフーがつぶやき感情分析検索など、ニュース全14本をダイジェストでお届け。先週1週間のウェブの主要ニュースをチェックして、今週をスタートしよう。
【9/5】
■gooメールの無料版が来年3月にサービス終了
gooを運営するNTTレゾナントは、『gooメール』の無料版を2014年3月10日に終了すると発表した。新規受付は2013年10月1日に停止する。有料版(月額200円~)は継続されるので、無料版ユーザーは終了前に有料版への移行手続きを行なえば、メールアドレスやデータを引き続き利用できる。また、無料版のユーザーが自動的に有料版に移行されることはない。(関連サイト)
■ヤフー、スマホアプリ制作ツールを提供
ヤフーは、スマホ(iOS/Android)用アプリを制作、運用できるパッケージ『Yahoo!アプリエンジン』の提供を開始した。8月に提携を発表したファストメディアが開発する『Yappli』のOEM提供によるもので、プログラミングの知識がなくても、豊富なテンプレートの中からインターフェースをドラッグ・アンド・ドロップしてアプリを作成できる。ストアへの申請や運用や管理もカンタンに行なうことが可能になる。当初は一部の代理店を通じて販売し、非公表だが料金は代理店によって異なる。(関連サイト)
■SpotifyがTUNECORE JAPANの楽曲配信チャンネルに追加
世界約111ヵ国に向けて自分の楽曲を配信できる、米音楽ディストリビューションサービス“TUNECORE”の日本法人TUNECORE JAPANは、配信チャンネルに世界28ヵ国、2400万人のユーザーを持つスウェーデン発のオンラインストリーミングサービス“Spotify”を追加した。これにより、日本のアーティストの海外進出がより容易になるとしている。年間利用料金はシングルが1480円~、アルバムが4980円~。(関連サイト)
■Evernoteのデスクトップ版でショートカットやリマインダーなど新機能追加
Evernoteは、ウィンドウズ向けクライアントソフトの最新版『Evernote 5 for Windows』を公開した。よく使うノート、ノートブック、タグ、検索クエリーなどを追加できるショートカット機能や、指定した期日に通知を行なうリマインダー機能、検索ワードを予想表示するインクリメンタルサーチ機能などが追加。またフラットデザインに変更され、すべての機能が高速化されている。(関連サイト)
■Google、オフライン利用できるChromeアプリを公開
Googleは、従来のChromeアプリと異なり、Chromeを起動しなくてもオフラインで利用できるデスクトップアプリプラットフォーム“Chromeアプリ”を公開した。Chromeウェブストアの左側に新設された“PC向け”タブからダウンロードして利用できる。当初はモバイルで人気の“あとで読む”系アプリの『Pocket』や、リスト作成アプリの『Wunderlist』など約30本がラインナップされている。なお、現在はウィンドウズのみ対応だが、Mac/Linux版も現在準備中だ。(関連サイト)
【9/6】
■Google+、地図をつくる新企画をスタート
Googleは、Google+コミュニティーを利用し、おすすめスポットに関する情報や写真などをまとめて地図をつくる新企画“みんなで地図をつくろう on Google+”をスタートした。地図を作成するにはGoogle+で興味のあるコミュニティーで“#minchizu”のハッシュタグと位置情報を付けて投稿するだけ。現在は香港、ハワイ、居酒屋&バー、狛犬といったコミュニティーで地図が作成されている。(関連サイト)
■JPNIC、インターネット歴史年表の正式版を公開
JPNIC(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)は“インターネット歴史年表”の正式版を公開した。インターネットに関する日本と世界の出来事をまとめたこの年表は、今年6月にベータ版を公開し一般からの意見を求めていたが、そこから約150件の出来事が追加。また、正式版にはベータ版にあったJPNIC、IPアドレス、ドメイン名、イベント、ネットワーク、デバイス・サービス、その他のカテゴリーに加え、新たに法制度、セキュリティというカテゴリーが設けられた。(関連サイト)
【9/9】
■Facebook、メディア向け投稿分析ツールを提供
米Facebookは、テレビ局やニュースサイトに向けたリアルタイム投稿分析ツール“Public Feed API”と“Keyword Insights API”を発表した。Public Feed APIは任意のキーワードに関連する投稿の内容を、Keyword Insights APIは任意のキーワードに関連する設定期間中の投稿数、性別、地域、年齢などを表示する。すでに提供されているTwitterの“Firehose”に対抗したとみられる。まずはテレビ局の米CNN、米NBC、英BSkyBと、オンラインコンテンツサービスの米Buzzfeed、オンラインマガジンの米Slateに提供開始、数週間後には提供範囲を拡大するという。(関連サイト)
■PayPal、ハンズフリー決済デバイスを発表
米eBay子会社のPayPalは、カードやスマホに手を触れることなく、店舗に入るだけで支払を終えることができるハンズフリー決済デバイス“PayPal Beacon”を発表した。導入時期は2014年度初頭の予定。デバイスは“Bluetooth Low Energy(BLE)”を採用しており、POSシステムとの連動も可能。設置した店舗に『Paypalアプリ(Android/iOS)』をインストールしたユーザーが入ると、スマートフォンやタブレットが振動し、ユーザーがチェックインすれば、あとはすべての決済がハンズフリーで行なえる。(関連サイト)
■Ustreamがサイトリニューアル
Ustreamの日本語サイトが全面リニューアル、カテゴリーや今後の番組のメニューがすべてページ最上部に表示されるようになり検索性が増した。そのほか、各チャンネルページの最下部には、同じカテゴリーで配信されているおすすめ番組が表示され、ユーザーの好みに合った番組が見つかりやすくなっている。(関連サイト)
【9/11】
■Google+の写真編集機能が大幅にパワーアップ
進化したGoogle+の写真編集機能は、2012年に買収したNik Sofwareの写真アプリ『Snapseed』の機能をベースにしたもの。写真編集ページの左上にある“編集”をクリックすることで利用できる。センターフォーカスやフレームといった各種フィルターのほか、画像を部分的に補正(明るさ、コントラスト、サチュレーション)も可能。なお、利用できるのはChromeブラウザーのみ。(関連サイト)
【9/12】
■LINE GAME、14ヵ月で累計2億ダウンロードを達成
LINEは、同社のゲームプラットフォーム“LINE GAME”の累計ダウンロード数(iPhone/Androidアプリ総計)が2億件を突破したことを発表。2012年7月のサービス開始から約14ヵ月で達成となった。LINEではこれを記念し、9/13より“7日間ゲーム祭り”と称した日替わりキャンペーンも開催する。(関連サイト)
■ヤフー、Twitterの発言から感情を分析するサービスを公開
ヤフーはTwitterの発言をリアルタイムで検索する“リアルタイム検索”の新機能に、検索したキーワードがどんな印象を持たれているかを“ポジティブ”、“ネガティブ”、“ニュートラル”の割合で円グラフ表示する新機能“つぶやき感情分析(β版)”を公開した。現在は対象キーワードをよく検索される1万語と、話題になっているキーワード上位1000語(15分おきに更新)に限定したベータ版だが、来春にも全キーワードを対象とした正式版のリリースを目指す。(関連サイト)
【9/13】
■米Twitter、IPO書類を提出
米Twitterは、同社のTwitterアカウントで「計画中のIPOに関するS-1書類を米証券取引委員会(SEC)に内密に提出した。このツイートは株式販売のオファーではない」と発言、かねてからの予想どおり新規株式公開(IPO)を行なう見込み。(関連サイト)
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