『3DTin』は円や円柱、立方体などのオブジェクトをステージに配置していくだけで気軽に3Dモデリングが楽しめるChormeアプリだ。会員登録すると完成した作品をアップロードし、世界中の人に見てもらえ、またほかの人がつくった作品のダウンロードもできる。アニメーションやテクスチャーマッピングなどの高度な機能はないが、このお手軽さは3D入門に最適だ。
■インストール
グーグルのウェブサイト“Chrome ウェブストア”(関連サイト)にアクセス。『3DTin』を検索して、ダウンロードサイト(関連サイト)へ。
右上に表示された【CHROMEに追加】を押し、【インストール】をクリックすると数秒でインストールが終了する。新規タブを開き、アプリケーションスペースから『3DTin』のアイコンをクリックする。
はじめにウェルカムページが表示される。すぐに始めたいときは【Start】、チュートリアルを見たいときは【Tutorials】をクリック。6種類のチュートリアル動画があり、基本を学べる。
■オブジェクトの配置
まずは画面にオブジェクトを配置してみよう。画面左上に6個並んでいるオブジェクトアイコンのひとつを押してみよう。
【Cylinder(円柱)】アイコンを押すと、円柱をベースにしたさまざまなオブジェクトが表示されるので、好きなものを選んで【Add】をクリック。
画面上の任意の場所でマウスをクリックするとオブジェクトを配置できる。クリックを続けることで同じオブジェクトの複数配置も可能だ。
ほかにも【Sphere(球)】、【Rectangle(長方形)】、【Cone(円錐)】、【Torus(円環)】のアイコンがある。
【Text】アイコンでは任意のテキストを3Dで作成できる。残念ながら日本語は利用できない。
【Cube】アイコンをクリックすると立方体を組み合わせてテトリスのようにオブジェクトを作成できる。
■視点の変更
配置したオブジェクトの視点を変えて見てみよう。画面左側の【View Rotate】アイコンをクリックすると、画面をクリックしながらドラッグして視点を動かせる。
また、画面右下にあるコントローラーでは【+】、【-】ボタンを使って拡大縮小できる。
四方にある【カメラアイコン】をクリックすると上下左右に視点をクイック移動できる。
【ホームアイコン】をクリックするとデフォルトの視点に戻る。
■オブジェクトの編集
配置したオブジェクトを変形させたり色を塗ったりして作品を完成させよう。オブジェクトの上にカーソルをもっていくとカーソルが手の形に変わり、そのままドラッグ・アンド・ドロップでオブジェクトを移動できる。
移動はグリッドに沿って行なわれるが、画面左の【磁石】アイコンをクリックすると自由に移動できるようになる。
オブジェクトをクリックすると、オブジェクトの近くに編集アイコンが表示される。
【Edit】アイコンから、オブジェクトの高さや直径などを変更できる。
【Clone】は、オブジェクトを複製できる。
【Rotate】は、オブジェクトの回転、【Scale】はオブジェクトの拡大縮小、【Shear】はオブジェクトを斜めに歪ませられる。【Flip】で、オブジェクトを水平垂直軸で反転できる。
オブジェクトに色を塗るには画面左側の【Change Color】で、画面左下のカラーチップから色を選んでオブジェクトをクリックする。
カラーピッカーを使って任意の色を作成できる。
すべての作業は画面上部の【Undo】でやり直しができる。
■ユーザー登録してさらに楽しく遊ぼう
画面右上にある【Login】をクリックすると、Google、Twitter、Facebookのアカウントを使って、サービスにログインできる。
ログインすると画面左上にある【Save】、【Load】ボタンが使えるようになる。
画面右側には世界中のユーザーがつくった作品を表示しており、ロードして自由に閲覧したり、改造できる。
画面右上には作者の名前があり、【more】をクリックすると、TwitterやFacebookでシェアしたり、本人にコメントを送れる。
●関連サイト
3DTin
バージョン:1.0
フリーソフト
作者:3DTin
(バージョンは記事作成時のものです)
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