CES開幕前日夜に、近隣ホテル内の会場を借り切って実施される、プレス向けのガジェットの展示パーティー『Digital Experience!』。PEPCOMが主催となり、例年行われている人気イベントだ。
本家CESには出展しないが、Digital Experience!にのみ展示する、というメーカーがあるうえ、注目のガジェットベンチャーが参加するケースも少なくない。
今回は、特に最新発表製品にこだわらず、ガジェット好き目線で見た今年のDigital Experience!注目製品をご紹介。
【WindowsPhone7/タブレット編】
NOKIA LUMIA 900
↑LUMIA 800よりひとまわり大きい4.3インチ液晶を搭載する新型で、CESに合わせて発表になったもの。大画面搭載に伴い、幅が約7ミリ、縦が約11ミリ大型化している。概観はそのままLUMIA800をやや大ぶりにした印象で、デザインはほぼ変わらないように見える。WindowsPhone7.5搭載。 |
NOKIA『LUMIA 710』
↑こちらは昨年末発表のモデルだが、1月から北米で発売になる。エントリー向けモデルでT-Mobileから49.99ドルで発売。WindowsPhone7.5搭載。 |
↑背面はカバー部分が黒のツートンカラー。柔らかい曲面のボディーで、握り心地はよい。 |
HTC『TITAN II』
HTC『RADAR』
↑昨年末に発売されていたWindowsPhone7.5搭載端末。ディスプレーは3.8インチ(WVGA)、重量4.83オンス(=137グラム)。こちらはHSPA/WCDMA/GSM対応で、LTEには対応しない。 |
↑シルバーと白の取り合わせに特徴アリ。LUMIA 710とはまた違った丸っこさで、街中でも目を引きそうだ。 |
ASUS『Transformer Prime』
↑ASUSブースにはTranformer Primeが展示されていた。別のホテルで行われているプライベートショーでは10.1インチで1920×1200ドットという次期Transformerも披露されているが、ここでは現行機のみ。とはいえ実機はまだ日本人には珍しい。左はカラバリだが、この色だと一瞬、前のTransformerに見える。右側の色はシャンパンゴールドっぽい色みだった。 |
↑天板面を見ると、デザイン的にはZENBOOKと同様の意匠であることがわかる。なかなかキレイな表面処理。ここを見ると、旧Transformerとはまったく違うことがわかる。 |
↑タブレット部分を外してみたところ。586gなので結構軽い。 |
HP『Slate2』
↑日本でも企業向けに発売されているものだが、これも珍しいので紹介。ディスプレーは8.9インチ、CPUはAtom Z670(1.5GHz)。さすがにAndroidタブレットを見慣れると、厚みは意識せざるを得ない。
【ガジェット編】
NATIVE UNION『Play』
↑フキダシ型の、ビデオメモガジェット。家族や同居人などに伝言を伝える用途をイメージしているようだ。背面には磁石がしこまれていて、冷蔵庫などにはピタッと吸着する。ディスプレーは2.4インチカラー、3分間のメッセージを録画できる。価格は59.99ドルと安価。
Discovery Bay『Duo Plink』
↑iPadと組み合わせて遊ぶ、ファミリー向け玩具。おはじきのような玉を2つのくぼみに置き、ゲームが進むと回収されたりする。リアルとバーチャルが融合した操作感が面白い。本体29.99ドル。
Discovery Bay『Atari Arcade - Duo Powered』
↑すでに結構有名だが、Atariのアーケードゲームをスティックで遊べるガジェット。iPad版ゲームは別途購入の必要あり。本体59.99ドル。
PixelOptics『emPower!』
↑リキッドクリスタルがレンズの中に仕込まれていて、ツルの部分をタッチ or スワイプすることで焦点距離を変えるという驚くべき眼鏡。近くをより見えやすくしたりなどの効果がある。右の写真は充電中のもので、満充電で2-3日は駆動できるそうだ。フレームデザインも色々なものがある。
fitbit『fitbit ultra』
↑睡眠や歩数、山登りや階段を上った高さなどのログをとって管理できる携帯センサー。ログは自動的に近くのPCやMac経由で、fitbit.comにアップロードされる。ログデータはiPhoneなどから見たり、友人と共有することができる。99.95ドル。
SENSiCS『SmartGoggles』
↑出展者曰く、「まだプロトタイプの、ヘッドマウント型バーチャルリアリティシステム」。バーチャルリアリティ、という言葉を聞いたのはいつぶりだろうか。3Dディスプレイと方位センサーなどにより、身体を向いた方向に、画面内の映像も動く。ゲームなどを想定しているようだ。ディスプレー部は720pの解像度をサポートするOLEDディスプレイ。映像処理はAndroidを使用。
↑こんな感じで、すっぽり頭に被って使用する。見た目はなかなかカッコいいけれど、結構ずっしり重かった。 |
↑前から見ると、どことなく攻殻機動隊っぽい印象があるのは気のせい? |
Orbotix『Sphero』
↑思わず足をとめてしまった、スマホで操作するボール型ラジコン。AR Droneのイメージに近いが、転がる方向を制御したり、スマートフォン上でつくった色でボールの色を変えたりなどができる。iOS、Android両方をサポート。現在プレオーダー受付中で1月出荷予定という。129.99ドル。 |
スマホで操作するハイテクRCおもちゃ『Sphero』にビビ!
iRobot
↑会場をお掃除するデモをしていたiRobotの大型機。ちゃんと人が前を通ると停止したり、人のギリギリを通っていったりと賢さがよくわかる動きをしていた。 |
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