週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サムスンはテレビでアングリーバード! 『GALAXY Tab 7.7 LTE』も登場【塩田紳二氏寄稿】:CES2012

2012年01月10日 13時00分更新

 米国・ラスベガスで開催中のCESにてサムスンは、スマートフォンやタブレット、UltrabookといったIT製品に加え、スマートTVや冷蔵庫など多彩な製品の発表を行なった。

 まずはタブレットだが、7インチ液晶のタブレット『GALAXY Tab 7.7』が米国市場に登場、EU圏などではすでに発売されているペンを使うタブレット『GALAXY Note』も米国内での発売が決まった。

 どちらも、高速な通信が可能なLTEに対応している。GALAXY Noteは、5.3インチのディスプレーがタッチパネルになっているだけでなく、専用の“S-Pen”をつかうことでメモなどを書き込むことが可能。ペンは指先に比べると細かい動きが可能なので、文字を書くことなどにむいてる。1.4GHzのデュアルコアプロセッサー、HSPAにも対応し、米国内では4Gを名乗ることができる。搭載しているAndroidのバージョンは、ジンジャーブレッド(2.3)である。
 これに対して『GALAXYTab 7.7 LTE』は、サムスン製の1.4GHzデュアルコアプロセッサを搭載したハニカムタブレット。ディスプレーにスーパー有機ELを採用するなど従来のGALAXYTabから大きく進化した。

GALAXY Noteが米国で発売
samusung
↑GALAXY Noteは、LTE化して米国市場に登場。AT&Tワイヤレスが扱う予定だという。
GALAXY Tab 7.7 LTE
samusung
↑GALAXY Tab 7.7もLTE化され、米国の事業者スプリントが扱う予定。

 PC系では、『Samsung Notebook SERIES 9』と『同 SERIES 5 ULTRA』が発表になった。
 SERIES 9は、重さ2.5ポンド(1.13kg)、厚さ0.5インチ(12.7ミリ)の超薄型ノートブックで、サムスンが設計と開発に多くの時間をかけたという“大作”だ。ボディーは金属の一体形成で、10時間動作が可能、キーボードバックライトなども装備する。起動時間が9.8秒、リジュームが1.4秒と高速化されている。
 高速起動や薄さを競うノートPCは、今回のCESでもいろいろと発表されているが、薄さでは、このSERIES 9が“暫定一位”のようだ。
 これに対してSERIES 5 ULTRAは、14インチでDVDドライブを内蔵したマシン。持ち歩きを重視するモバイルユーザーよりも、ビジネスや一般ユーザーを想定したマシンといえそうだ。

超薄型ノートブック
samusung
↑厚さ1.27センチのSamsung Notebook SERIES 9。
サムスンからもUltrabook!
samusung
↑Samsung Notebook SERIES 5 ULTRAは、14インチディスプレイでDVDドライブを搭載するウルトラブック。

 また、'08年からスマートTVを発売しているサムスンは、最新の機種や大画面の有機ELパネルを搭載した機種を披露した。同社のスマートTVであるE8000(75インチ)では、ユーザーの顔認識が可能なカメラが搭載されており、ユーザーの音声を認識する際に各人を識別して、固有のデータを学習するようになっている。また、音声認識だけでなく、ジェスチャーでも操作が可能だという。
 こうした高性能を実現するため、スマートTVには1.4GHzのデュアルコアプロセッサが搭載されているという。つまり、スマートフォンやタブレットとスマートTVが内蔵するプロセッサはいまや同程度にまでなったわけだ。

スマートTVにアングリーバードが!
samusung
↑サムスンのスマートTVの専用アプリケーションにスマートフォンでも知名度の高い『Angly Bird』が移植されることになった。

 なお、サムスンのスマートTVはSamsung Appと呼ばれるアプリケーションを利用でき、スマートフォンでブームとなったAngly Birdも移植されることになったという。

ces2012まとめ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります