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【実機動画と写真】フジ X-Pro1とキヤノン G1 X、大きさ重さどの程度違う?:CES2012

2012年01月11日 18時03分更新

 数多くの新製品が発表されたCES2012で、国内で注目すべき2つの本格志向デジカメ、富士フイルム『X-Pro 1』とキヤノン『PowerShot G1 X』の実機が公開された。どちらも琴線に触れるユーザーは近そうだが、触ってみると大きさが結構違うこの2台。動画付きでレポートする。

●富士フイルム X-Pro1

G1X_and_X-Pro1

 Xシリーズのフラッグシップという位置づけのミラーレス一眼。レンズマウントはオリジナルのXFマウント。このマウントを採用するXFレンズも同時に3製品発表になっている。北米では2012年2月から発売となり、価格は1月後半にアナウンスするとしている。詳細はこちらの記事(関連リンク)に譲るとして、触った印象をまとめてみよう。

 最大の特徴は、X100にも採用されたものと同種のハイブリッドビューファインダーだ。写真でお見せできないのが残念だが、EVFモードで覗くと、撮影枚数やISOなどの各種データがファインダー内に表示され、レンズに向かって右脇のスイッチをスライドさせることで、OVFモードに瞬時に切り替わる。

 Xシリーズ自体が、古き良き銀塩カメラを彷彿とさせるデザインやサイズ感を踏襲していることもあって、そのフラッグシップたる『X-Pro1』は、より重厚な印象を受ける。バッテリーとボディのみで約450gという重量は、一般的なミラーレス機と、ローミドル級の一眼レフとの間くらいの重量にあたる。純正レンズは18mmが約116g、35mmが約187g、60mmマクロが約215gなので、撮影時の最低重量は560g、640g、665gということになる。
 バッテリーは1260mAhで、同クラスのなかでは大きめの部類に入る。グリップ部分がラバーで握りやすいほか、専用のグリップアダプターも用意されるので、ホールド性をより高めることができる。

G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1

動画で見るフジフイルム X-Pro1:CES2012

 

●キヤノン Powershot G1 X

G1X_and_X-Pro1

 カクカクとしたクラシックなデザインだけを見るとX-Pro1と同じカテゴリだが、レンズが外れない、いわゆる高級コンデジのジャンルに入るのが『PowerShot G1 X』(関連リンク)。ただし、18.7×14ミリという、コンパクト機としては破格の巨大CMOSを積んでおり、非常に画質にこだわった設計であることがうかがえる。価格は799ドルを予定。
 レンズ一体型ゆえに、握った感触はX-Pro1に比べて一回りは小さく、重量は撮影時約534gと軽い。単純に重量だけで比較すれば、X-Pro1の最低重量ー30gということになる。レンズは35ミリ換算28mm〜112mmの光学4倍ズームと、デジタル4倍ズームを備える。

 シャッターのせり出し時に“シャキッ”という金属の快音がしたり、モード変更のダイヤル操作が心地よかったりといった端々に、つくりの良さを感じる。こちらも会場での注目度は高く、撮影するのも順番待ち状態になっていた。なお、PowerShot Gシリーズの現行機のG12に比べると重量で+133g、撮影時の奥行きが+16.1ミリと、かなりの差がある。従来のGシリーズを一歩飛躍させる、新しいカテゴリのカメラになることを期待したい。

G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1
G1X_and_X-Pro1

動画で見るキヤノン PowerShot G1X:CES2012

ces2012まとめ

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