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『町山智浩の本当はこんな歌』 6曲目はカーリー・サイモンの『うつろな愛』

2011年12月19日 10時00分更新

町山智浩の本当はこんな歌

 意味も知らずに口ずさんでいたいろいろな有名楽曲の正体を、映画評論家の町山智浩さんが紹介していく週刊アスキーの人気連載。6曲目はカーリー・サイモンの『うつろな愛』を取り上げます。

 

彼女がつきあった3人の男たちとは一体?

 実体験を元に書かれた歌詞というものは多いですが、発表から40年経った今でもその内容が謎に包まれている曲があるんです! カーリー・サイモンの『うつろな恋』は1972年のアルバム収録曲ですが、その歌詞の内容は、“私”と付き合った“あなた”について。思わせぶりな内容と、当人の人気もあって全米ヒットナンバーとなるわけですが、そうなると気になるのは、あなたって誰だよ、ってとこでしょう。

 数々の著名人を巻き込んだ容疑者探しの過程と、そのうちのひとりの名を週刊アスキー1月24日増刊号(12月19日発売)で知ることができます。はたして我々は生きているうちにすべての真実にたどり着けるのでしょうか?

6曲目は『うつろな愛』
町山智浩の本当はこんな歌

『You're So Vain』
(アルバム『No Secrets』の3曲目に収録)
iTunes Store価格:150円
(c) 1972 Elektra Entertainment, manufactured and marketed by Rhino Entertainment Company
ダウンロードはコチラをクリック
You're So Vain - No Secrets

 しかし、収録されたアルバムタイトルが『No Secrets』なんだから、相当計算されたプロモーションにも思えます。ちなみに、カーリー・サイモンというと、日本では映画007の『私を愛したスパイ』のテーマソングで有名でしょう。潜水するロータス・エスプリ、敵・ジョーズの初登場、シリーズでも人気の作品でテレビでの再放送率も高く、冒頭に流れる『Nobody Does It Better』が耳に残っているのでは? 私を愛したスパイはどっちのスパイ? という点からすると、彼女の秘密の恋愛イメージがちらつきますね。

町山智浩の本当はこんな歌

 次回は、日本でも人気の白人ラッパー、ハウス・オブ・ペインのメンバーだった彼が歌う、今の世界不景気を予知したかのような楽曲です。

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