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『町山智浩の本当はこんな歌』 27曲目はコーンの『フリーク・オン・ア・リーシュ』

2012年05月29日 10時00分更新

町山智浩の本当はこんな歌

 意味も知らずに口ずさんでいた有名な洋楽の本当の意味を、映画評論家の町山智浩さんが紹介していく週アスの人気連載。27曲目はコーン(KoЯn)の『フリーク・オン・ア・リーシュ』(Freak on a Leash)を取り上げます。

“鎖につながれた見世物”の苦しみを癒すのは?

 誰もが成功したいなぁ、と思うものの、そのあとには成功者特有の苦難が待っているもの。特に作品を作り出す人は、次々を新作が求められ、提供し続けることになります。となると、表現したいことと、売り手の求めることにズレが生じるわけですね。

 その苦悩を歌った『フリーク・オン・ア・リーシュ』は、自分は単なる見世物であるという悲痛な内容。次第に人生が現実とは思えない、という虚しさに包まれますが、そこから先、カート・コバーン(25曲目で紹介)のように自殺しなかった理由があります。ボーカルのジョナサン・デイヴィスの苦しみを癒した理由を町山さんが解説します。

27曲目は『フリーク・オン・ア・リーシュ』
町山智浩の本当はこんな歌

『Freak on a Leash』
(アルバム『Follow the Leader』の2曲目に収録)
iTunes Store価格:200円
(c) 1998 Sony Music Entertainment Inc.
ダウンロードはコチラをクリック!
Freak On a Leash - Follow the Leader

 『ダディ』『デッド』『ベッグ・フォー・ミー』といったタイトルから、ジョナサン・デイヴィスの悩み、苦しみ、そして癒しを読み解くコーンの特集は、週刊アスキー6月12号(5月29日発売)に掲載しています。

町山智浩の本当はこんな歌

 次回はピンク・フロイドの『ようこそマシーンへ』。成功したスターを取り込む商業主義(マシーン)に迫ります。

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