12月27日、原宿の竹下通りにニコニコ文化を発信する“ニコニコ本社”がオープンした。本社といっても、運営するニワンゴやドワンゴの本社機能がここに移転するわけではなく、ただニコニコ本社という所在地をつくりたかっただけとのこと。ここから、ニコニコから生まれた“ニコニコ文化”を発信。歌ってみたや踊ってみた、つくってみたなどなどニコニコ動画で生まれたアーティストが出演、または作品を発表できるような場所になる。
1Fはスタジオ。公式のニコニコ生放送の番組収録や、ニコニコアーティストの観客を入れてのイベントが開催される。通りに面して防音ガラス面を設置する予定で、サテライトスタジオのように通りから観られるようになる。ここで数百万PVをかせぎ大会議を賑わせる、歌い手さんたちをリアルに体験できる場所になる。12月27日の“ニコニコ本社プレオープン記念イベント”では、百花繚乱さんを司会に公式ニコ生でも人気のAlice Nineさんがゲストでトークショーを行なっていた。
2Fはカフェが1月中旬以降にオープン予定。残念ながら中身は先日の記事と変わらず、まだ何もない状況……。ここでは、プレミアム会員向けのイベントや、一般のユーザーがニコ生やパフォーマンスできるような場所になるという。ここでおもしろいと認められれば、公式ニコ生デビューもあるかも。また、1月1~3日に“ニコニコ神社”が設立され、一般の方々の参拝の様子を生中継する。ニコ生では人々のお願いを神様のようにながめつつ、かなえる、かなえないのコメントをすることができるそう。
3Fはショップ。ニコニコ動画で人気のアーティストやボーカロイド系のCDなどを販売する。またニコニコ技術部(つくってみた)の作品展示も行なわれる。ニコニコアーティストのグッズも続々出てくる予定。この日は、人気アーティストぽこたさんの“出会い厨ストラップ”などが置かれていた。
イベントの最後はテープカット。出演予定だった、ひろゆきさんは遅刻(寝坊?)で来られなかったため、急遽この日ニコニコ本社長に就任した徳永氏が登場、ニワンゴ代表取締役社長の杉本誠司氏とテープカットを行なった。徳永氏は「よろこんでいただけるよう、がんばります」と抱負を語った。
ショップの店員さんはなんとニコ生のユーザーで生主さん。100人を超える面接で選ばれた。リーダーのハニー大木さん(左の男性)はニコニコに命を捧げるほど、愛しているとのこと。その他の方も、ゲーム実況やニコニコで絵を描いている絵師さんだ。最後にショップで売っている商品の一部を紹介。
テレビくんの人形がたくさん。 |
ロッテのお菓子『ニコニコ動菓』もオトナ買い可能だ。 |
Tシャツはオープンで新登場のものを含め8種類を用意、色違いも豊富。 |
なぜかしゃもじ! これでご飯をよそって動画を観る!? |
ニコニコ大会議のツアーグッズも置かれている。 |
モンハンの“ガンランス”をつくってみた。ニコニコ技術部の作品で、100万再生あった作品。展示なのでもちろん非売品。しかし、制作費3000円は見事! |
『ニコニコ本社に行ってみた』のクッキー。観光地によくあるお土産品です。 |
ぽこたさんの『出会い厨ストラップ』。このほかにもぽこたさんの写真集などグッズがたくさん。 |
ボーカロイド系のCDは、初音ミクのsupercellなど多数置かれている。 |
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