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学ぶ人に合わせた学習方法を実践

勉強版クックパッドを目指すノート共有アプリ『Clear』で世界を狙うアルクテラス

2015年12月15日 07時00分更新

有名ユーザーのノートが書籍化!

 そんなアルクテラスが進める次の一手が、学生が自分でつくったノートをまとめるプラットフォーム、スマホアプリの『Clear』だ。スマホで自分のノートを撮って教科、単元ごとの単位でアップロードしてユーザーどうしで共有する。参考にしているのはクックパッドのビジネスモデル。大量のレシピ本、プロのレシピサイトがある中で、クックパッドの素人のレシピがなぜウケたのか。

各ノートが数万履歴をほこる人気ユーザーのみいこさん

「同じ主婦がつくったレシピなので、制約条件がある中で手間がかからず美味しい料理がつくれる。またレシピを出す側は今まで自分の旦那さんにしか見せられなかったが、多くの人に見てもらえる。人のノートを見て勉強すると学生の目線でどこがつっかかりやすいかがわかる。ノートを公開する側は自分のかわいいノートをクラスの数人にしか見せられなかったものを広く見せられる。同時に自己顕示欲求を満たせる」(新井代表)と、料理レシピ本イコール勉強の参考書、また人に認められたいという承認欲求を満たすサービスと捉える。

 ユーザー数は80万、共有されるノートは7万冊を超える。中にはアップするノートの総閲覧数が200万回を超える人気ユーザーも現われており、“すごくきれいなノート”をアップする人気ユーザーのみいこさんのノートは『神ノート職人みいこの化学基礎と生物基礎のまとめノート』(KADOKAWA/中経出版刊)として書籍化までされている。

Image from Amazon.co.jp
神ノート職人みいこの 化学基礎と生物基礎のまとめノート

 現在のユーザーは中高生が多数だが、ターゲットとして大学生、資格試験、検定試験も対象にしている。特に多種多様な資格試験は大きな可能性があり、次のステップとして考えている。さらに今後は7万冊のデータベースを生かすビジネス展開も視野に入れている。

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