週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ゲーミングお花見(?)できる「JN-MD-173GT240FHDR」をレビュー

240Hz駆動のモバイルディスプレーなら、公園でeスポーツできるか試してみた

2023年04月29日 10時00分更新

実際に外出先で使ってみた

 ここまで紹介してきた通り、気の利きまくったJN-MD-173GT240FHDRですが、じゃあ実際に屋外でゲームをしようとするとどうなるのか。せっかくなのでいくつかの場所で使ってみました。

川辺の屋外カフェでゲーム画面を表示してみたところ。明るさは問題ないのですが、角度は少し無理しないと反射が厳しいかも

 本製品はIPSパネルを採用しており、コントラスト比が1000:1、視野角が水平・垂直ともに170度あります。どんな角度からもある程度は鮮やかな映像が見られるので、持ち運んで環境が変わっても使いやすいのが利点です。ただ、晴天の屋外ではさすがに暗いため、OSDから設定をいじる必要がありそうです。

 また、HDRモードを有効にすることで明暗がくっきりして見やすくなるので、こちらもオススメ。ロールキーを押し込んでOSDを表示させると、輝度のメニューなどを細かく設定できます。

外で使う際は、輝度やHDR MODEの設定をいじってみると良いでしょう

 保護カバーはスタンドになるので、持ち運ぶ際はこれを使って立てることになりますが、あまり細かい角度調整ができず、構造上どうしても上向きになってしまいます。ノングレアなのでそこまで映り込みは激しくないのですが、さすがに太陽が映り込むと見づらいので、立て方を工夫する必要がありそうですね。

 とはいえ、設定をきっちりすれば十分屋外でも使用できるというのが実感としてわかりました。これならば、ゲーミングノートPCやコンシューマーゲーム機などと組み合わせて、場所を選ばず快適にゲームが楽しめそうです。

こちらは都内の公園で試したところ。ちょっとセッティングの手間がありますが、出先で高リフレッシュレートなゲーム環境を使えるのは大きな利点

 また、リフレッシュレートの高さは画面スクロールの滑らかさなどにも影響するので、もちろん仕事などで使うのにも◎です。約6万円という価格はモバイルディスプレーにしては高めですが、ゲーミング用途なら珍しくはない価格。同サイズでゲーム用途に使わないなら、60Hz駆動の兄弟モデル「JN-MD-IPS1730FHDR」(4万1980円)を選ぶのもアリです。

 しかし、実際に外でゲームを遊ぶとなると一番の障害があります。それは、“周りの視線”です。外でモバイルディスプレーをセッティングしてゲーム画面を映している自分は、なかなかの変人として見られていたことは想像に難くありません。

 よほどのメンタル強者以外は、外泊時のホテルの自室など、ある程度プライベートな空間で使うことをオススメします。

JN-MD-173GT240FHDRの主なスペック
パネル 17.3型IPS(非光沢)
解像度
(アスペクト比)
1920×1080ドット(16:9)
表示色 1677万色
輝度 300cd/m2
コントラスト比 1000:1
視野角 170度(水平)/170度(垂直)
リフレッシュレート 最大240Hz
応答速度 最大4ms(OD)
インターフェース microHDMI、USB Type-C×2、オーディオ出力
スピーカー 1W×2
チルト -
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ/重量 約394(W)×10(D)×242(H)mm/本体のみ:約900g、スマートケース装着時:約1.4kg
その他 AMD FreeSync(G-Sync Compatible)、HDR 10、VESAマウント(75×75mm)
直販価格 5万9980円
■Amazon.co.jpで購入
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう