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24型でコスパ抜群のJN-G24T165FHDR-HSPをレビュー

角度も高さも調節可、2万円台前半の格安165Hzディスプレーに唸る

2023年04月01日 10時00分更新

 液晶ディスプレーも価格がこなれてきており、数万円で高スペックなゲーミング向けモデルを購入できる時代になってきている。とはいえ、安価なモデルはリフレッシュレートや応答速度は十分なものの、高さ調節が行えない、入力インターフェースが絞られているなど、ある程度のコストカットが垣間見える。

 しかし、今回紹介するJAPANNEXTの「JN-G24T165FHDR-HSP」は、直販サイトで2万2980円と低価格ながらもスペックに妥協が見られないゲーミングモデルに仕上がっている。では、JN-G24T165FHDR-HSPが一体どのような液晶ディスプレーなのか詳しく見ていこう。

リフレッシュレート165Hzをサポート
MPRTとGTGともに応答速度は1msを実現

JAPANNEXTの24型ディスプレー「JN-G24T165FHDR-HSP」。直販価格は2万2980円

 JN-G24T165FHDR-HSPは、24型で光沢のない、いわゆるノングレアタイプの液晶ディスプレーで、駆動方式にはTN方式を採用している。TN方式のメリットは、消費電力やコストを抑えることができるが、JN-G24T165FHDR-HSPの消費電力は通常で19W、最大でも32Wと24型としては低めだ。

 一方で、TN方式はその仕組み上、視野角が狭くなるというデメリットがあるが、JN-G24T165FHDR-HSPは、水平が170度、垂直が160度と、IPS方式に比べると劣るものの、実際に使う上で十分な視野角が確保されている。なお、リフレッシュレートは165Hzと、ゲーミングディスプレーに多い144Hzよりもさらに高い。解像度は1920×1080ドット(フルHD)をサポートしている。

 さらに、JN-G24T165FHDR-HSPの応答速度はMPRTで1msを実現。そのため、動画を表示させた時でも輪郭は非常にクリアで、ゲームをプレイしていても残像感を覚えることはなかった。また、TN方式では中間色の応答速度が遅くなりがちだが、JN-G24T165FHDR-HSPはOverDrive機能を使用することで、GTGで1msという高速応答を実現している。ゲーミング用途では申し分ないスペックを備えていると言っていい。

 輝度は350cd/m2と高く、HDR 10に対応。コントラストは1000:1と、明暗は非常にクッキリとした印象だ。色温度はデフォルトでは暖色設定だが、OSD設定から寒色が選べるほか、sRGBという設定も用意されている。また、色設定は赤色、緑色、青色を個別に設定するタイプで、それぞれ0~100に1刻みで調節可能だ。

色温度のデフォルト設定は暖色。もちろん寒色に切り替えできるほか、sRGB設定も用意されている

 さらに、ゲーミング向けの機能としてAMDのディスプレー同期技術である「FreeSync」をサポート。なお、G-Syncにも互換性がある。同機能を有効にすることでスタッタリングやティアリングといった画面のチラつきを抑えることが可能だ。

OSDからFreeSyncを「ON」にすることで同機能を使用できる

 それに加えて、JN-G24T165FHDR-HSPでは、OSDのピクチャーモードに「スタンダード」「ゲーム」「映画」「テキスト」「FPS」「RTS」と6つのモードを搭載。それぞれ、明るさやコントラストなどの設定がプリセットとして用意され、ゲームのジャンルに合わせて気軽に切り替えられるのはありがたい。そのほか、ブラックレベルも1刻みで0~20に設定可能で、ゲーム中に暗がりの視認性を引き上げることができる。

OSDでピクチャーモードが利用できるほか、ブラックレベルも変更することが可能

 また、眼精疲労の原因と言われるブルーライトを軽減する機能や、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー機能を搭載している点も見逃せない。

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