週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

人気ゲームタイトルのプレイ+録画/配信、動画編集/エンコード、RAW現像まで!

第12世代Coreはゲーム最強!? 12900K/12700K/12600Kのゲーミング&クリエイティブ性能を徹底検証

2021年11月26日 11時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集● ジサトラユージ/ASCII

GPUがモノを言う「DaVinci Resolve Studio」では?

 また別の動画エンコード系として、「DaVinci Resolve Studio」でも試してみよう。再生時間約1分のBlackmagic RAW動画(4608×2592ドット)を4KのMP4形式に書き出す時間を比較する。コーデックはH.264およびH.265、ビットレートは50Mbps、エンコーダーは“NATIVE”を使用した。編集内容は主にカラーグレーディングやブラーといったフィルターを追加している。

「DaVinci Resolve Studio」のエンコード時間

 結果の傾向はMedia Encoder 2021に近いが、やや第12世代Coreが有利といったところか。エンコード時にGPUにも高い負荷がかかる処理なので、CPUのコア数と処理時間が直結しない部分もみられた。ただし、第12世代Coreは第11世代Coreよりも明らかに処理時間が短縮し、第4世代Ryzenに対しては同等以上の結果を出した。特にCore i5-12600Kのパフォーマンスの高さに注目したい。

「After Effects 2022」ではRyzenを上回る

 続く「After Effects 2022」では4Kの動画(10秒弱)に対し、“ロトブラシV2”で削除したいエリアを指定したコンポジションを用意。そこに“コンテンツに応じた塗りつぶし”を適用する時間で比較する。

言葉で解説するだけではわかりにくいので図でも解説しよう。黄色い車を動画から消し去るために、ロトブラシで囲む(ピンクの線)ことで消す領域を指定し、「コンテンツに応じた塗りつぶし」で実際に消す時間を比較する

「After Effects 2022」の処理時間

 もともとインテル製CPUで強いと言われていた処理だが、第12世代Coreは第11世代Coreの処理時間を45秒〜1分29秒も縮め、第4世代Ryzenも大きく引き離した。たった10秒弱の動画でこの差になるので、もっと尺が長ければ(ロトブラシを追加する作業だけで気が遠くなるが)さらに差が付くことは間違いない。

Ryzenを完璧に圧倒した「Lightroom Classic」

 クリエイティブ系最後は「Lightroom Classic」で検証する。61メガピクセルのDNG画像(調整付き)を100枚用意し、最高画質のJPEGに書き出す時間を比較する。書き出し時にシャープネス(スクリーン用、標準)も付与している。

「Lightroom Classic」によるDNG→JPEG書き出し時間

 このベンチマークは第3世代Ryzen登場からここまで、AMD製CPUがインテル製CPUを圧倒していたものだが、今回は第12世代Coreが第4世代Ryzenを完全に封じ込めた。Ryzen勢で最速のRyzen 9 5900XとCore i5-12600Kの差ですらわずか1秒と、第12世代Coreの下位モデルがRyzenの上位モデルと同等であるという点は驚くほかない。第11世代Coreと比べると、処理時間がほぼ半分に減っているという点も驚きだ。

 ではこの処理時間大幅減の理由は何か? Pコア/EコアのハイブリッドデザインやDDR5メモリーの採用などが思いつくが、結論から言えばDDR5メモリーがかなり大きい。この点はDDR5対DDR4検証記事で後日改めて解説する。

「3DMark」では細部のスコアーに注目

 さて、次はゲームパフォーマンスについての検証だが、実際のゲームタイトルに入る前に定番の「3DMark」を回してみたい。テストはDirectX 11ベースのFire StrikeとDirectX 12ベースのTime Spyを使用。総合スコアーのほか、細かいテスト別のスコアーも比較する。

「3DMark」Fire Strikeのスコアー

「3DMark」Time Spyのスコアー

 どのCPUも同じビデオカード(GeForce RTX 3080 FE)を使っているので、スコアーはCPU+メモリーのパフォーマンスが強く影響している。第12世代CoreはFire StrikeではPhysicsテストもCombinedテストもライバルに対してパッとしない感じだが、Time SpyのCPUテストではしっかり高スコアーをたたき出している。エンジンの設計が違うことで、CPUパワーの評価が大幅に変わるのだろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう