足で踏んでこねる!掛け声は「おいしくな~れ」
まとめた生地は、より滑らかにするために袋にいれて足で踏む。
千葉さん「踏むといってもジャンプとかしちゃだめ。足の指を生地の中心に、かかとを外側にして、足の平で円を描くように力強く体重を乗せていくんだよ。踏むときの掛け声は『おいしくな~れ!』」
たっくん・りょうくん
「おいしくな~れ、おいしくな~れ、おいしくな~れ」
踏み終わったら、袋から取り出して麺打ち台の上に置き、ロール状に丸める。再び袋に入れて踏む工程を行なう。
ここで、モチモチ感のあるコシをつくるために、袋に入れて少し寝かせる。千葉さんが「生地をお昼寝させてあげよう」と声かけてくれた。
今回は、10分間ほどの寝かしだったが、店舗ではもっと長時間寝かしている。さらに、今回の寝かしはこの1回だけだったが、通常は2度ほど寝かしているという。
麺棒の作業に苦戦!力を入れて「う~ん」
寝かし終わったら、麺棒を使って生地を伸ばす作業をする。生地の厚さの目標は割りばし程度。やはり力のいる作業なので、二人がかりで押しつぶして広げていく。
たっくん「りょうくんそっちもって」
りょうくん「えい!」
さらに広げていくために、麺棒に生地を巻きつけて転がしていく。真ん中から押して端へ広げていくように押すのがポイントだそう。
千葉さん「中、中、外、外で力をかけていくんだよ」
りょうくん「なかなか。そとそと」
見たことない大きな包丁を使用して「麺切り」
さぁ、ここまできたらいよいよ「麺切り」に挑戦!
千葉さん「大きな包丁を使うので、絶対に言うことをきいて、注意してね」
生地の表面に打ち粉をふって、三つ折りにする。そして添え木を乗せて、うどん切り用の包丁で割り箸程度の幅に切っていく。
ふだん使っている包丁とは勝手が違い、重くてなかなか思うように切れなかったが、徐々にコツを掴んだようで、最後の方はスパスパと切れるようになった。
りょうくん「もっと切ってみたい!」
たっくん「反対側に広げるとちぎれちゃう」
切ったうどんを広げてようやく下準備が終わった。ここまでの工程でかかった時間は約1時間半。子供たちはようやく麺の形になってきたうどんに気持ちがさらに高まったようだ。
いよいよ茹で上げ。うどんが完成するワクワクの瞬間
生地がすべて切り終わったら、すぐに茹でることに。あらかじめたっぷりの水を入れて沸騰させておいた寸胴に、切り終わったうどんをすべて入れる。湯で時間はだいたい15分ほどだが、麺の太さがバラバラなので、様子を見つつ調整した。
りょうくん「おいしそう」
たっくん「うどんが踊っているね」
ついに仕上がった。麺の太さはまちまちだけど、おいしそうだ。兄弟で協力して出来上がった、初めての手作りののうどん!
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