そろそろHACKだけでレベル上げるの辛いよなーと感じてるそこのあなた、そんなあなたへの情報はこちらになります。
現在、レベルが3、4あたりの人は、HACK、HACKでそろそろスキャナー(Ingressが起動しているスマホのことです)の扱いにも慣れてきたころだと思いますが、それと同時に、これだけでレベルを上げていくのはしんどいなぁ、と感じはじめるのもこの頃です。
他のゲーム同様、Ingressもレべルが上がっていくにつれ、次のレベルに上がるための必要経験値(Ingress的には行動経験値、AP[Access Point]といいます)も上がっていきます。
各レベルの必要APは以下の通り。
レベル1→レベル2
2500AP (累積2500AP)
レベル2→レベル3
17500AP (累積20000AP)
レベル3→レベル4
50000AP (累積70000AP)
レベル4→レベル5
80000AP (累積150000AP)
レベル5→レベル6
150000AP (累積300000AP)
レベル6→レベル7
300000AP (累積600000AP)
レベル7→レベル8
600000AP (累積1200000AP)
敵軍のポータルハック1回で得られる経験値は100AP。レベル1から2になるには、25個の敵ポータルをハックするだけでなれますが、レベル4から5になるには、800もの敵ポータルをハックする必要があります(まぁ、やってできない数字じゃないですが)。
レベル3~5くらいの間にやるべきこと
そこで、レベル3、4あたりからは、さらに一歩進んだ経験値稼ぎを織り交ぜていく必要があります。ここでは、HACK、DEPLOYに加え、新たに2つの行動をマスターして、さらにレベルを上げていきましょう。この辺りから、自軍の陣地を広げていく過程に加われますし、さらにIngressを面白い!と感じるできごとが、周囲で起こるようになってきますよ!
LINK
まずはLINK=リンクです。
リンクとは、自軍のポータルを、自軍の他のポータルと連結することです。LINKは、1本張るごとに313APの経験値を得ることができます。
具体的なリンクの張り方ですが、自軍のポータルをタップした際に表示される画面の左下、写真の下に表示される回路図を見てみましょう。レゾネーターが集まる真ん中に、[LINK]の文字が見えると思います。このボタンをタップすると、手近な自軍のポータルに、LINKを張ることができるのですが、LINKを張るには、いくつか条件があります。
↑自軍ポータルのレゾネータースロットの中央に[LINK]の文字。 |
まず、第1に、リンクを張る双方のポータルのレゾネーターがすべて埋まっている事。自分のいるポータルのレゾネーターは、自分でDEPLOYしてレゾネーターを埋めることができますが、リンクを張ろうとする相手のポータルのレゾネーターもすべて埋まっている必要があります。
↑LINKを張るにはすべてのスロットが埋まっている必要がある。空きスロットがある場合、[LINK]ボタンは表示されない。 |
第2に、リンクを張ろうとする先のPortal Key=ポータルキーを所持している必要があります(リンク元のキーは必要ではありません)。
ポータルキーは、そのポータルをハックすることで手に入るアイテムで、ポータルから出現する際には、このような縦笛みたいなアイテムとして表示されます。
↑Ingressを始めたばかりのときには、「なんか縦笛出た!」と思ったエージェントも多いはず。ええ、私もです。 |
出てくるときには縦笛ですが、[OPS]画面の[INVENTORY]で見るポータルキーは、別の形をしています。それがこちら。
↑ポータルキーは、INVENTORYでは、そのポータルの情報を得られるアイテムとして写真付きで表示される。 |
ポータルキーは、アイテムとしては、離れた場所にいてもそのポータルの情報がわかるアイテムとして機能します。
まず、そのポータルの外観を表わす写真。[Portal Key]の文字の左横が、そのポータルのレベル、右端に表示されているマークは、そのポータルを緑チーム、青チーム、どちらが所持しているかを表わしています。
その下に並んだ緑や青の破線は、そのポータルに差さっているレゾネーターの耐久度。写真の下には、ポータル名と所在地などが表示されています。
↑縦笛は、そのポータルの情報を詰め込んだアイテムだったのだ! |
リンクを張ろうとする先のポータルキーを自分が所持しているかどうかは、リンク先のポータルをタップしてみるとわかります。画面右上の鍵マーク、これが黄色く点灯していれば、そのポータルのキーを所持している証拠。
↑ポータルキーを所持していないと、鍵マークはグレイアウト表示される。 |
また、このポータルキーは、いったんリンクを張ると消費され、Inventryからなくなります。つまり、そのポータルへリンクを張れるのは、キーの所持数分だけ、ということになりますが、同じポータルのキーは、1つ所持していると出にくくなるため、基本的には1回だけ。再度そのポータルへリンクを張るためには、再びそのポータルをハックしてキーを入手する必要がある、と思っておけばいいでしょう。
そしてリンクを張れる最後の条件は、リンクを張る2つのポータルの間に、他のリンクが張られていない事。これは、自軍のリンクでも、敵軍のリンクでも同様です。また、すでに完成しているコントロールフィールド(緑や青で地面が覆われているフィールドのこと)の内側でも、リンクを張ることはできません。
というわけで、LINKを張るための条件をまとめますと、
・リンクするポータル双方のスロットが埋まっていること
・リンク先のポータルキーを所持していること
・リンクするポータル間に、他のリンクが張られていないこと
・リンクするポータルが、すでに完成しているコントロールフィールドの内側でないこと
■リンクできる条件
↑条件が揃えばリンクOK! |
リンク先のポータルキーがない場合
↑リンク先のポータルキーが必要になるので、キーを入手→移動→前のポータルにリンク、が基本。 |
リンクするポータルのレゾネータースロットに空きがある場合
↑キーを入手する際に、あらかじめレゾネーターをすべて埋めておくと吉。 |
リンクするポータル間に他のリンクが走っている場合
↑これはまぁ見たらわかるんで、素直に諦めましょう。 |
すでに完成しているコントロールフィールドの内側の場合
↑同じく、見たらわかるパターン。敵のCFの場合、もうちょっとレベルが上がれば、近隣の敵ポータルを壊滅させて全部リンクする、という手もありますが、自軍のCFは自分ではどうにもならないので素直に諦めましょう(笑)。 |
また、リンクを張る際に、近隣にキーを所持しているポータルが2つ以上ある場合、どちらにリンクを張るか選択できます。
↑リンク先に選択肢が出る場合も。 |
その場合、リンクを張りたい方のポータルをタップすれば、ポータル名と共に選択された旨を告げる赤いマーカーが表示されますので、希望する方を選んで[CONFIRM]ボタンをタップすればOKです。
↑タップして選択すると、ポータル名が表示される。間違えて変なとこに張らないように注意。 |
リンクを1本張って得られる経験値は一律313AP。よくわからないうちは、長ーいリンクを張ればそれだけ多くのAPを稼げると思ったりしますが(ええ、私もそうでした)、長くても短くても経験値は一緒です。
そして、先ほどリンクを張れる条件の中でも触れましたが、リンクを張ろうとするポータル間に他のリンクがあると、そのリンクを跨いでリンクを張ることができません。多くのポータルを分断する形でリンクを張るのは、結果的にリンクを張る機会の損失になることもあるので、経験値を稼ぐためのリンクは、できるだけ近場のポータルを短くつないでいくほうが効率よく進みます。また、他のエージェントのリンク張りの邪魔になってしまうこともあるので、特に初心者は注意が必要です。(上級者になると、それ以上の敵の侵攻を防ぐため、わざと長距離リンクを張る場合もあります。)
さて、リンクを張ることと同時に、もうひとつ覚えておきたいのがこちら。
Control Field
リンクの張り方を覚えたら、次はいよいよ自軍エリアの獲得、CF=コントロールフィールドの形成です。
とはいえ、コントロールフィールドを形成する行為自体は、それほど難しいことはありません。3つのポータルをリンクでつなぎ、三角形を形成するだけです。つまり、ポータルA、B、C、3つの自軍のポータルキーをハックで入手し、AからBへリンク、BからCへリンク、CからAへリンクを張ることで、CFが完成します。
↑3つのポータルをリンクして地面を囲うとCFが完成する。 |
注意して欲しいのは、たとえばポータルA、B、Cの3つのキーを持っていて、AからBへリンクし、横着してそのままポータルAからCへもリンクを張る、っといった行為をすると、ポータルBへ移動してポータルCへリンクを張ろうとしても、Cのキーはすでに消費したあとで、B-C間のリンクを張るには、再度どちらかのポータルをハックしてキーを入手し、逆のポータルへ移動してリンクをつなぐ、という手間が発生するので、逆に面倒です。
↑A、B、C間にCFをつくるには、A→B→Cという移動が必要です。 |
CFを形成すると1250APの経験値を得られます。Ingressをプレイする中で、もっとも経験値が稼げるのがこのCFの形成で、必ず最後の1本のリンク張りとセットになるので、CF形成時に得られる経験値は1563APになります。
↑画面下のCOMM欄には、CF形成で1250AP獲得と書かれているが、実際の画面での表示は、リンク張りと合わせて1563APに。 |
これも、LINKと同じく、広大な面積のCFを形成しても、小さな三角形でも、入手できるAPはいっしょ。経験値を稼ぐ目的であれば、できるだけ短いリンクで、できるだけ多くのCFをつくったほうが、多くの経験値を得ることができます。
↑大きなCFより、小さなCFをたくさん作ろう! |
まとめ
というわけで、レベル3~5くらいまでの間にやるべきことは
・敵軍のポータルを見つけたらHACKして経験値とアイテムをゲット!
・自軍のポータルに空きスロットを見つけたらレゾネーターをデプロイして経験値を得る
・自軍のポータルのスロットをすべて埋めたら、近くにリンクできる自軍のポータルがないか確認
・ついでにCFを形成できるポータルがあれば、じゃんじゃんCFをつくる!
実は、今回書いたこのリンクとCF形成は、もっとレベルの低い段階からでもトライすることができます。前回のエントリーを書いた際に、ここまでフォローしたほうがいいのではないか、という声もチラホラいただきました。でも、Ingressの入り口で戸惑っている人の敷居を上げているのは、多くのことを覚えなければ参加できない、と思わせるオペレーション上の煩雑さ(わかってしまえば簡単なことなのですけどね)にあると考え、超初心者向け、ということで、ハックとデプロイの仕方だけ、というエントリーにしぼらせてもらいました。
しかし、これでまた自分のレベルがどんどん上がっていくと思います。次の目標はレベル6!レベル5~6くらいから、いよいよ敵のポータルを破壊して自軍のポータルを増やし、CFを広げていく活動に入ります。現状でも、がんばれば敵のポータルを破壊することはできますが、経験値的にみるとまだ効率的に、とはいきません。レベル3、4、5くらいの時期に、もっとも効率よく自分を成長させるためには、「破壊」よりも「構築」です!いっぱしのエージェントとして活動できるまで、あと少しです。今は、頑張ってリンクとCF構築で経験値を稼ぎましょう!
さて、ここから先は余談になりますので、単にIngressの遊び方を知りたい人は読み飛ばしてもらってOKです。ですが、いまだにIngressの何が面白いのかわからない…って人には、ちょっとだけそのヒントになるような話かもしれませんので、ご興味のある方はどうぞ。
余談
私がIngressを始めてしばらくしたころ、今回の記事のように、ハックしてリンクしてFCつくってを繰り返し、なんとかレベルを上げようと奮闘しているときのことです。
そのころの私は、一人で売り出そうと躍起になっている青二才でした。バカやって、粋がった挙句の果てに、私は高レベルポータルに手を出しました。
近隣のポータルをリンクし、この敵ポータルさえ自軍のものになれば、ここら一帯を自軍のCFにできる……。そう考えて、ありったけのXMP弾を撃ち込みました。それでもビクともしない敵の高レベルポータル。精根尽きて(というか弾が尽きかけて)ここでのCF作りをあきらめかけたそのとき……。
突如としてそのポータルのレゾネーターのHPがグングン減っていきました。そして、私がなにもしていないのに、そのポータルは、白い中立ポータルへと変わりました。
これは???と、思った矢先、その中立ポータルに1本のレベル8レゾネーターが差されました。なるほど、どこかで自軍の別の高レベルエージェントが、このポータルを攻撃したんだな、と、そう理解しました。
その頃の私は、まだIngressの世界観をあまり理解できておらず、このポータルを攻撃した人は、てっきりこのポータルのスロットをすべて埋めて、テキパキと近隣のポータルへリンクを張ってCFを形成するものとばかり思っていました。しかし、その後しばらくしても、そのポータルに追加のレゾネーターが差されることはありませんでした。それでも私がレゾネーターを差すことを躊躇していると、その向こうにある敵ポータルが中立ポータルへと変わり、中立のまま放置され、次にはその向こうにある敵ポータルも白いポータルへと変わりました。
その後、レゾネーターが1本だけ差されたポータルのスロットをすべて埋め、中立になったまま放置されたポータルへ移動し、そのスロットも埋め、3つのポータルをすべてつないでCFを作ったとき、これは、高レベルプレイヤーが私のCF作りを手伝ってくれたのだ、とわかりました。
また、こんなこともありました。とある自軍のポータルをハックしてポータルキーを入手し、そのポータルにリンクすべく次のポータルへ向かいました。そのポータルから、先ほどのポータルへとリンクしようとしましたが、なぜかリンクできません。リンク先のポータルを見てみると、すでにレゾネーターの一部が破壊されており、リンクが機能しなくなっています。そうこうするうちに、そのポータルは敵軍に支配されてしまいました。
リンクとCF形成をするようになると、ハックとデプロイだけしていたときにはわからなかった、こうした見えない味方、見えない敵の存在を、画面の中から感じとることができるようになってきます。Ingressのエージェントとして活動していると、今書いたようなことは日常的に起こります。今まさに自分が攻めているポータルに対して防衛策が取られたり、今の段階ではまだおススメしませんが、ひとつのポータルを巡って、破壊とキャプチャー合戦を繰り広げたり。CF形成のために道を歩いていて敵のエージェントの行動が目についたりすると、思わずスキャナーから顔をあげて、敵のエージェントを探してしまったりするようになります(笑)。
自分の生活圏で、いつも自軍のポータルを取っている高レベルのエージェントを頼もしく感じたり、逆に自軍の高レベルポータルが取られたりすると、脅威を感じたり、いつかこいつのポータルを自分が奪ってやる!というような闘志が沸いたり……。
これはあくまで私見ですが、Ingressは、自分ひとりでプレイしているつもりでも、実は意外と近くで多くのエージェントが活動しており、その存在を感じたとき、初めて面白さを実感できるものだと思います。あなたも、もうすぐそんな体験をするはずです。Ingressの本当のお楽しみは、まだまだこれからですよ!
まだそんな段階じゃねーよ!って人は、こちらの記事もどうぞ。
■ダウンロードはしたけど面白さが分からないって人、ちょっとおいで
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