Ingress：ダウンロードはしたけど面白さが分からないって人、ちょっとおいで

2014年11月13日 15時00分更新

Ingressってゲームが流行ってるらしい→とりあえずDL→起動してみたけどなんかよくわからん→放置（←今ここ）
　って人は多いと思います。

　確かにIngressを最初に起動したときって、なんだか地図の上に幾何学模様が出てるだけでよくわかりません。
　テキトーにいじっても何をしていいのかよくわからないし、英語だし。



↑黒い地図の上に青と緑の線ともやもやが出ているだけでよく分からない画面。

　なんでこんなゲームが流行ってんの？私の感覚がおかしいの？私の年収低すぎ!?　と、思っているあなた、大丈夫。Ingressを始めたばかりの人は、大抵同じような感想です。でも、そこから一歩踏み出すと、ズブズブとハマってしまう魅力が、Ingressにはあるんです。

　Ingresｓを始めてしばらくは、「始めてはみたけど、やっぱり面白さが分からない…」という状態がしばらく続くはずです。それはそうです。なんといっても、あなたのレベルはまだ１ですから。

　Ingressは、一言でいうと現実世界を使った緑チームと青チームの陣取りゲームです。世界中のプレイヤーが、どちらかのチームに属して、今日も世界を緑や青に染め合っています。



↑世間が知らないところで、この地球は緑と青に染まっている。

レベル１～３までの間にやるべきこと

　しかし、レベル１のあなたは、まだ自軍のために効率的に陣地を増やしていくことはできません。Ingressは、自分のレベルが上がっていくに連れ、できることが増えていき（正確にはレベル１からなんでもトライすることはできますが）、レベルが上がっていくほど自分のチームに貢献できる働きができるようになる仕組みになっています。

　では、Ingressをはじめたばかりのあなたは何をすべきか？　まずはひたすら自分のレベルを上げることに専念することです。では、レベルを上げるにはどうすればいいか？

　やり方はいろいろあると思いますが、レベル１～３くらいまでの間にやるべきなのは基本的に次の２つだけです。

HACK

　まずは、Ingressの基本となる行動、ポータルハックです。Ingressを起動すると表示される黒い地図の画面に、何やらポワポワと光体が湧き出るオブジェクトが見つかると思います。これがPortal=ポータルです。

　ポータルは、それぞれのチームの基点となる、エネルギーの湧き出る場所で、各チームはこの基点を取り合うことで自軍の支配地域を広げていきます。ただ、レベルが低いうちは、基点の取り合いには参加せず、ポータルを見つけたら、ひたすらHack=ハックすることを心がけましょう。

　画面の中でポータルをタップすると、次のような画面になります。



↑ポータルをタップすると現われるオペレーション画面。

　この画面の右にならんだメニューのうち、一番上に[Hack portal]という項目があります。とりあえずは、ポータルを見つけたらこのボタンを押してハック！

　もしポータルをタップしてメニューを見ても、この[Hack]の項目がグレーアウトしていたら、あなたの今いる位置からポータルが遠すぎるということです。その場合、一番下の[OK]ボタンを押して一旦地図に戻ります。すると、地図の中に三角形の矢印と、それを囲むように黄色い円があるのが見えるはずです。あなたがポータルに対して干渉できるのは、この円の内側だけです。まずは、ポータルが円の内側に入るようにそこまで移動しましょう。



↑干渉できるのは自分の周りの黄色い円の中だけ!

　ポータルハックは、自軍のポータルに対しても、敵軍のポータルに対しても行なえます。ただし、自軍のポータルをハックした際には経験値は得られず、敵軍のポータルをハックした場合にのみ経験値が入ります。

　また、1度ハックしたポータルは、しばらくの間ビジー状態になってハックすることができません。手近な次のポータルを目指して移動しましょう。



↑こんなメッセージが出たらポータルがビジーな証拠。1人のエージェントが同じポータルに対してハックできるのは５分間隔で４回まで(アイテムの使用で短くできる)。その後、最初のハックから４時間後にハックカウントはリセットされる。

　ポータルハックすると、そのポータルから、様々なアイテムが飛び出してきます。ハックして手に入れたアイテムは、画面右上の[OPS]ボタンをタップすると確認できます。



↑ポータルハックすると様々なアイテムが手に入る。

　いろいろなアイテムがあって、初めは何に使うのか分からないと思いますが、レベル１～３くらいのエージェントが必要なのは、最初に表示されるResonator=レゾネーターだけです。残りのアイテムは、そのうちレベルが上がった時に役立つもの、という認識でいればいいでしょう。



↑低レベルのうちにも使う、ほぼ唯一のアイテム「Resonator」。アイテム名の左側がアイテムレベルで、右側が所持個数。

DEPLOY

　さて、HACKで経験値とアイテムが手に入ることがわかりましたが、低レベルのうちにやるべきこと、できることはこれだけではありません。

　先程、自軍のポータルはハックしても経験値が入らない、と書きましたが、自軍のポータルでも経験値を得る方法があります。それが、DEPLOY=デプロイです。Deployとは、軍事用語で配置する、配備する、というような意味ですが、Ingressでは、レゾネーターを自軍のポータルのスロットに差し込む行為として使われます。

　自軍のポータルをハックする際、写真の下の回路図のようなものに注目。ここに、空いているスロットがあったら、右に並んだメニューの中から、上から2番目の[DEPLOY resonator]をタップ。

　すると、そのポータルを囲むスロットの中で、空いてるスロットを確認することができますので、その空きスロットをタップして、画面下部の[CONFIRM]ボタンをタップします。もちろん、このDEPLOYも、自分の干渉エリアである黄色い円の内側にあるポータルにのみ行なえます。
　もし、複数の空きスロットがあるようなら、そのまま連続して[CONFIRM]ボタンを押し、すべてのスロットを埋めてしまいましょう。

　レゾネーターはポータルに対する共振器で、これを刺すことで、そのポータルを自軍の他のポータルと共鳴させる役割を果たします。
　１つのポータルには８つのレゾネータースロットがあり、これが8つとも埋っていないと、他のポータルとリンクすることができません。なので、基本的にどちらの軍もポータルのスロットはすべて埋めておくのがセオリーですが、中には、後進のエージェント育成のために、わざとスロットを空けておく高レベルプレイヤーや、他のポータル破壊の余波を受けて、一部のレゾネーターが破壊されたまま放置されたポータルが存在します。そういった自軍のポータルを見つけたら、遠慮なくレゾネーターを埋めていきましょう。

　レベルの低いレゾネーターは破壊されやすいのですが、レゾネーター自体はレベルの高いものにアップグレードできます。あなたの刺した低レベルのレゾネーターは、高レベルのプレイヤーが上書きしてくれるので、あまり心配する必要はありません。

まとめ

　というわけで、Ingressを始めたばかりの人がやるべきことをまとめますと、

・とにかくポータルを見つけたらHACK
・HACKして経験値が得られるのは敵軍のポータルだけ
・HACKして得たアイテムは、後々のために取っておく
・自軍のポータルに空きスロットを見つけたらレゾネーターをデプロイして経験値を得る

　Ingressをはじめてからレベル３になるくらいまでは、ひたすらこれを繰り返します。最初はそれでもIngress自体の面白さは分からないかもしれませんが、自分の見知った街でも、「こんなところにこんなオブジェがあったのか！」とか、「こんなものまでポータルに！」といった、現実世界での発見が多くあって、それだけでも出歩く楽しみが増えると思います。

　休日の1日を、自宅の近所の散歩、散策がてらポータルハックして回れば、レベル３くらいまでは、あっと言う間に上がります。レベル３くらいから、また次のステップが待っています。お楽しみはこれからですよ！