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Ingress:12/13(土)開催のDarsanaに先がけ、Niantec Labs川島優志氏より重要情報を入手

2014年12月12日 10時00分更新

 第18回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で大賞を受賞したIngressの公式イベントが、12月13日(土)にいよいよ東京でも開催される。今回開催される「Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo, JP」(以下、Darsana)は、5000人前後のエージェントが参加する見込みで、過去例を見ない規模という。

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 これは週アス編集部のエージェントチームも見過ごせない事態である。いち早くイベントの情報を入手すべく、サイド7……もといGoogle 東京オフィスに威力偵察を試みた。

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↑エージェントGがGoogle 東京オフィスに潜入。協力者から情報を入手するのが今回の任務だ。
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↑Google 東京オフィスは六本木ヒルズにある。
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↑邪魔が入らないよう(?)潜入前に周辺のポータルを制圧。


 首尾よくGoogle 東京オフィスに潜入した私は、Niantec Labsに所属する川島優志氏に接触。極秘情報を得ることに成功! まずは川島氏自身がIngressへどのようにかかわっているのかを確認してみる。

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↑Niantec Labsに所属する川島優志氏は、Ingressの開発に深くかかわっているという。


川島氏:「Niantec Labsでは、ユーザーエクスペリエンスやビジュアルデザインを担当するUX Artistを務めています。Ingressのスキャナーやインテルマップの操作性やビジュアル要素に関するデザインをしていますね。私が合流したのは、Ingressがリリースされてから9ヵ月後くらいだったのですが、そのころは日本のエージェントは、かなり少ないほうでした。当時、Niantec Labsの日本人は私ひとりで、通常の仕事の傍ら、ローカリゼーションを考えたり、動画に字幕をつけたりしてました」

 なるほど、Ingressを日本に根付かせるために、尽力してきた人物というわけだ。川島氏の尽力の甲斐があり、その後、Ingressは着々とユーザーを増やし、iOS版のリリースをきっかけにブレイクし、社会現象を引き起こしている。

川島氏:「しかし、今や日本は世界でもトップ3に入るエージェント大国です。iOS版だけならトップですね。ここまでIngressが受け入れられたのは、Android版で初期の段階からプレイをしてきたエージェントの尽力が大きいと思っています。ポータルをコツコツと増やしてきたり、情報サイトを開設したり、それらの要素が積み重なって、いまのような盛り上がりにつながったと考えています」

 それがブレイクの要因か。エージェントの活躍が世界を支えるIngressならではの話だ。

 さて、それでは肝心の今週末のイベントに関する情報を訊いてみた。すると、Darsanaがこれまでの開催された公式イベントをはるかに超えた規模になることが判明する。

川島氏:「いままで開催した中ではドイツのミュンヘンで開催したイベントが最大で、2300人前後のエージェントが参加しました。今回、東京で開催されるDarsanaは、それを大きく上回る5000人前後の規模になる見込みで、Ingress史上でも伝説に残るイベントになりますね」

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↑ミュンヘンで開催された公式イベントでは2000人以上のエージェントが参加したという。
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↑公式サイトにはイベント時のスナップ写真がアップされ、イベントの盛況ぶりがうかがえる。


 また、今回のイベントで実施される初の試みも教えてくれた。

川島氏:「今回のイベントは初の全世界24時間イベントになります。東京以外に、欧州や米国の都市がサブエリアとして選ばれていますし、世界との一体感を感じられるイベントになるでしょう」。

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↑今回のDarsanaの舞台として選ばれた都市。サテライトも含めると、まさに世界中で展開している。
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↑プライマリー都市に選ばれたスペインのバルセロナをインテルマップで確認。このエリアではレジスタンスの勢力が強い。
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↑おなじくプライマリー都市に選ばれた米国のニューオリンズ。こちらはエンライテンドの勢力が、若干優勢に見える。


 どうやら参加エージェントの人数だけでなく、舞台の規模も過去最大となるようだ。内心で気合いを入れ直していると、続けて川島氏から衝撃的な情報が飛び出す。

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↑衝撃的な情報をもたらした川島優志氏。Ingressが、今後どう展開するかカギを握る!?


川島氏:「Ingressでは、イベントの勝敗によってストーリが変化します。エージェントと一緒に作り上げていくのが、Ingressというゲームの特徴なのですが……いつか“エンライテンドとレジスタンスの争いも勝敗を決する時が来ます”。日本のエージェントのみなさん、Darsanaに参加して、伝説を作り上げてください」。

 勝敗が決する……だと!? 具体的な時期の明言は避けたが、川島氏によればエンライテンドとレジスタンスの闘いが終結するというのだ。これには意表を突かれた。イベントの結果が、少なからず陣営の勝敗に影響すると分かった以上、のんびりしているわけにはいかない。この情報を我がエージェントチームに持ち帰り、Darsana対策を練らなくてはならない。川島氏から貴重な情報を入手した私は、Google 東京オフィスを後にした。

 エージェント諸君、是非このIngress史上最大規模! 伝説になるであろう今回のDarsanaに参加し、自らの手で人類の未来を決めてほしい。健闘を祈る!

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