『Fire Phone』の発表が大きな話題になったAmazonだが、今週米国ではプライム会員向けに音楽ストリーミングサービス『Prime Music』も始まっている。無料動画サービス『Prime Instant Video』もあわせて日本での早期サービス開始をぜひお願いしたい。そうでないと、プライム会員になるアドバンテージが少なすぎる。
【6/12】
■米Amazon、音楽ストリーミングサービス開始
米Amazonは、年会費99ドルのプライム会員を対象に、100万曲以上の楽曲(ユニバーサルとは未契約)を聴ける音楽ストリーミングサービス『Prime Music』の提供を開始した。同社はプライム会員向けに無料動画サービス『Prime Instant Video』や、Kindle書籍が無料で読める『Kindle Owners' Lending Library』の提供も行なっており、会員の囲い込みを強化するのが狙いと思われる。(関連サイト)
■Facebook、メッセンジャーアプリで動画撮影に対応。
Facebookはメッセンジャーアプリを更新し、15秒の動画メッセージ撮影に対応した。アイコンを長押しすることで撮影でき、指を離すと即座に送信される。また、“いいね”アイコンを長押しすることによって普通の“いいね!”よりもさらに大きな“ビッグいいね!”が送信できるようになった。(関連サイト)
【6/13】
■ニコニコ、22万件の“不正ログイン”を公表
ドワンゴとニワンゴは、動画サービス『niconico』で発生した不正ログイン問題の詳細を公表した。発表によると、5月27日から6月4日までの間に220万3590回のパスワードリストによるアタックがあり、そのうち21万9926件の不正ログインが確認された。そのうち19アカウントはニコニコポイントを不正に使用され、被害総額は17万3610円となった。両社ではすべてのユーザーに対しパスワードの変更と、他のサービスとのパスワード共用の中止を強く呼びかけている。(関連サイト)
■ヤフー、最大10秒間のショート動画共有アプリをリリース
ヤフーは、Android向けの動画共有アプリ『Yahoo! Chocotle(チョコトル)』をリリースした。撮影できる動画の長さは3秒~15秒間。動画に字幕やBGMをつけたり、投稿された動画を自由にまとめて順番に再生するアルバム機能などを利用することができる。Twitter、Facebookへのシェアも簡単だ。(関連サイト)
■LINEでも“不正ログイン”。パスワード変更を呼びかけ
LINEは、mixiやniconicoにおいて発覚した不正ログイン問題がLINEでも発生していることを発表。LINEのアカウント情報が外部に流出した事実は認められないものの、他社サービスで利用しているメールアドレスとパスワードを利用して不正ログインが行なわれていることを認めた。同社で公式ブログでユーザーに対し、パスワードの変更と、他社サービスとパスワードを共有しないことを強く呼びかけている。(関連サイト)
【6/16】
■クラウドサービスのBoxが競合企業を買収
企業向けのクラウドストレージサービスを手がけるBoxは、同社と同様ストレージサービス及びファイルストリーミングサービスを手がける競合企業Streemを買収したことを発表した。買収完了後Streemのサービスは速やかにBoxに統合され、現行ユーザーはそのままBoxに移行するか、アップロードしているファイルをZIPファイルでダウンロードするかを選ぶことになる。なお、買収金額や条件は公開されていない。(関連サイト)
■アップル、電子書籍価格操作訴訟で和解
米アップルは、出版社5社と共謀し電子書籍の価格を不法に釣り上げ反トラスト法(独禁法)にに違反したとの疑いで米33州から損害賠償を求める訴訟を起こされていたが、このほど和解に合意したと報道された。和解の条件は公表されていない。なお、出版社はすでに和解に合意している。
【6/17】
■ドワンゴ、Xbox Oneにニコニコ動画専用アプリを今冬配信
ドワンゴとニワンゴは9月4日に日本で発売が開始されるマイクロソフトのゲーム機『Xbox One』に、ニコニコ動画などの視聴機能を追加する『niconico』専用アプリを提供すると発表した。『niconico』のアカウントがあれば、配信されている動画をそのまま視聴することはもちろん、攻略動画などを見ながらの“ながら視聴”にも対応するという。配信時期は2014年冬を予定しており、詳細は改めて発表される。(関連サイト)
■YouTubeが音楽ストリーミングサービス発表するも紛糾
YouTubeは有料会員向けに独自の音楽ストリーミングサービスの開始を計画しており、数百社の音楽関連企業と提携を結んだことを発表した。一方、主にインディーズレーベルに対し、契約に同意しなければYouTubeからコンテンツを削除するとの強引な交渉を行なっているとの報道もあり、Googleと業界団体との対立が深まっていることが予想される。
■Facebook、消滅写真共有アプリ『Slingshot』公開
Facebookは新しいメッセージングアプリ『Slingshot』を米国で公開した。写真や動画(最大15秒)を投稿し、相手が閲覧すると消滅するというところまでは人気アプリ『Snapchat』と同様だが、『Slingshot』では投稿を閲覧するために、まず投稿者にメッセージを返す(Sling Back)必要がある。また、特定の相手ではなく不特定多数のユーザーに画像を送信することも可能だ。果たして買収に失敗した『Snapchat』のライバルになることはできるだろうか。(関連サイト)
【6/18】
■米Amazon、独自スマートフォン『Fire Phone』発表
米AmazonはAndroidベースの“Fire OS”を搭載した独自のスマートフォン『Fire Phone』を発表した。センサー技術の“Dynamic Perspective”を採用しており、スマートフォンを持っている角度やユーザーの視線などを認識し、ジェスチャーのような操作を行なうことができる。また、端末の側面にある“Firefly”を押してカメラで写真を撮ると、写った対象物を認識し、情報を得られたりAmazonで購入する機能もある。キャリアはAT&T限定となっており、アメリカ国内で7月25日に出荷される。(関連サイト)
■ドコモ、高品質通話サービス『VoLTE』を開始
ドコモは、LTEネットワークを利用した高品質通話サービス『VoLTE』を6月24日から提供することを発表。24日時点での対象機種は『GALAXY S5』のみで事前のソフトウェア更新が必要だ。そのほか『Xperia Z2』、『AQUOS ZETA』など夏モデルから順次対応していく。なお、auとソフトバンクも『VoLTE』対応を計画している。(関連サイト)
■LINE森川社長、韓国政府がLINEの通信を傍受との報道に抗議
LINEの森川社長は、韓国国家情報院がLINEの通信内容を傍受しデータ収集していると一部で報道された件について、自身のブログで「普段なら一記事についてコメントを出すことはないが、今回は看過できない記事が出ている」と前置きした上で「そのような事実はございません」と明確に否定。通信内容は最高レベルの暗号化技術を使用しているため「傍受は実行上不可能」と断言した。(関連サイト)
【6/19】
■ドコモ、定額制雑誌読み放題サービスを開始
ドコモは月額400円で、『週刊アスキー』、『東京ウォーカー』、『週刊朝日』など79の雑誌記事が読み放題になるサービス『dマガジン』を開始した。利用するには『docomo ID』が必要だがドコモユーザー以外でも利用できる。なお、すべてのページが読めるわけではなく、閲覧ページ数は雑誌によって異なる。(関連サイト)
■Twitter、GIFアニメの再生に対応
Twitterはスマホアプリ、PC版ともにアニメーションGIFに対応したと発表した。投稿できるファイル容量は通常の静止画像(PNG、JPG)と同様最大3MB、タイムライン上ではGIFではなくMP4動画ファイルとして静止した状態で表示され、再生ボタンを押すことで動き出す仕様になっている。(関連サイト)
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