日々の寒さに耐え兼ねたミズグチさんとアカザーさんは、気持ちだけでも暖まろうとストーブの原点である薪ストーブの取材に行ってきたようです。
たき火が大好きなミズグチさんだけに興味津々みたいですよ。
やって来たのは水道橋。薪ストーブの大手メーカーであるダッチウエストジャパンのショールームです。
さっそく中に入ってみるとそこには様々な薪ストーブが!
ふたりとも実際に薪ストーブを見るのは初めて。想像していた以上の堅牢ないでたちに男心をくすぐられまくり、まじまじと見入ってしまったようです。
細部を観察していると、ダッチウエストジャパン東京事業所所長の後藤さんと営業の山田さんが登場。
まずは、薪ストーブとはどんな暖房器具なのかをお聞きします。
やさしい暖かさのストーブだということがわかったところで、ダッチウエスト社について聞いてみると……。
創業者のブルース・マッキニー氏が鋳物にこだわったワケとは?
そして1号機が完成したのが1974年!
その後もさらなる改良を加え、完全密閉型に。
そして、10年後の1894年にダッチウエスト社の代名詞ともなるキャタリティック・コンバスターを開発!
これにより煙の発生を抑えた上で、さらに高い熱効率を実現したそうです。
ある程度の知識を仕入れ、あらためて店内にある様々なダッチウエストの薪ストーブを見学。
確かに渋くてカッコイイデザインですよね。
薪ストーブの各部名称をお教えいただいたあとは、いよいよ着火デモンストレーションです!
まずは薪を燃焼庫いっぱいに詰めます。
そして薪に着火剤を付けて着火!
その際には上部にあるダンパーと呼ばれる空気取り入れ口を開け、より多くの空気を燃焼室内に対流させます。
約30分ほどで最初の薪はすべて焼きつくされます。その代わりにストーブ内の温度は200~300度に上昇。
あとは新たに薪を追加して、ダンパーを閉じて空気を絞りつつ、温度を維持するといった感じです。ちなみに、この方法なら薪を約8時間も持たすコトが可能なのだそうです。
ただ薪を8時間を持たすためには、それなりの空気調整技術は必要だそうです。当然ですが、空けすぎると薪は早く燃え尽きるし、閉めすぎると火は消えてしまいます。
こればかりは回数をこなして慣れるしかないみたいですが、ユーザーさんの中には、いつも家にいて火の調整をする奥さんのほうが、旦那さんよりもうまくなったりするケースがままあるようです。
そして話題は薪として使われる木の話に。
ただ、いちばんコストパフォーマンスが高いのは……。
なんという裏技! しかし、これはたしかに効率的ですね。
ただ、図々しいアカザーさんならともかく、人見知りのミズグチさんにはちょっとハードルが高いような……。
案の定、端材ではなくコスト度外視のカッコイイ薪でストーブを焚くことに憧れるミズグチさん。“いい薪、夢気分”すぎです。
さて、話は灰処理などのメンテナンス方面へ。
想像よりは大変ではないとのことですが……。
この薪ストーブは薪をほとんど燃やし尽くし、出る灰もごく少量とのことで灰の処理は思った以上に簡単そうです。
因みに、この灰には土をアルカリ性にする効果があるので、家庭菜園などにまいて有効利用する方もいるとのこと。
かなりエコだなぁと思ったら、ダッチウエスト社自体が“カーボンニュートラル”というエコな考えに基づいた製品づくりを実践する企業のようです。
“木を一時お借りしている”というポリシーはいいですね!
と、ここまで聞いていいことずくめの薪ストーブなんですが、やはり気になるのはお値段です。この薪ストーブLサイズを購入した場合の金額は、果たして!?
およそ100万円!!
100万円と聞くとたしかに高そうなんですが、そのパワーは絶大!
薪を安価で手に入れられるのなら、最終的には経済的なのかもしれませんね。
そんな薪ストーブに男のロマンをかきたてられたものの、結局は「今日は100万円を持ってていなかった」という無理がある言い訳で諦めたミズグチさん。いつかカオスを大ヒットさせて、購入してくださいね!
薪ストーブの魅力が5分でわかる体験レポートは週刊アスキー3/4号(2月18日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
●ダッチウエストジャパン(外部リンク)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります