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Macにも対応の『初音ミク V3』は9月26日発売 英語版は8月31日に先行DL開始

2013年08月09日 22時30分更新

 すでに発表のあったVOCALOID3を採用し、Macにも対応する『初音ミク V3』の発売が2013年9月26日に決定した。製品パッケージは2種類、『初音ミク V3』が直販価格1万6800円、英語の音声ライブラリーを加えて収録する『初音ミク V3 BUNDLE』が2万1000円だ。ともに『VOCALOID2 初音ミク』、『MIKU APPEND』のユーザーには優待販売がある。製品にはWindowsとMacの両方のインストーラーを同梱するが、ひとつのライセンスで使えるのは1台のみだ。

『初音ミク V3』の音声ライブラリーは、“ORIGINAL”、“SWEET”、“DARK”、“SOFT”、“SOLID”の5種類を収録。既存初音ミク製品との互換性を重視し、これまでユーザーが作成した楽曲のVSTファイルもすぐに対応できるよう開発されている。また、VOCALOID3で新たに採用された、母音、子音、母音の3つの音素を連続させなめらかな発音を可能にする“トライフォン”の音素を多く含めている。

『初音ミク V3

 英語版の音声ライブラリーのみを収録する『初音ミク V3 ENGLISH』が、8月31日に先行して世界に向けてダウンロード販売することも発表。ダウンロード価格は149ドルで、こちらは国内でのパッケージ販売はない。

『初音ミク V3
『初音ミク V3

 この3製品には、これひとつで基本的な音楽制作が行なえるボーカルエディター『Piapro Studio』、音楽作成ワークステーション『Studio One APE』、『PreSonusソフト音源』を標準で収録している。

『Piapro Studio』は軽快な操作性でメロディーと歌詞が入力できるボーカルエディター。VSTプラグインとして、主要DAWアプリと連携。今後のバージョンアップでMacで使われる“Audio Units(AU)”にも対応予定だ。

 サウンドプレビュー機能は基本の音階を入力した部分をループ再生して歌わせながら、歌詞を入れる、ダイナミクスなどの効果を調整するなど編集ができる機能を採用するなど、直感的でシームレスな音楽制作が可能。また背景にイラストを入れられたり、トラックの先頭にキャラクターアイコンを置けるなど単なるオーディオソフトじゃない楽しい試みを加えている。

『初音ミク V3

 8月9日に行なわれた発表会でクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、「2007年の発売直後からMacの要望が多かった。ボーカロイドAPIのMac対応から、開発陣が光の速さで開発した。オールインワンパッケージを目指してきた。様々購入する必要があった音楽制作ソフトがあらかじめ収録されている。初心者がはじめる、スターターキットにもなる。ただ主要DAWのプラグインなど中級者、上級者も納得するクオリティーになっている」と説明した。

『初音ミク V3
『初音ミク V3

■関連サイト
初音ミク V3

illustration by iXima
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

illustration by ざいん
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

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