生粋のWindowsユーザーだった私が、ついにMac mini(Late 2012)を買って約2週間。両方を使っている身としては、WindowsもMacもパソコンですから、どうしてもMacじゃないとできないことはほぼないと感じています。ですが、Macを2台持ったら絶対に使いたかった機能が「どこでもMy Mac」です。
Windowsユーザーの方にはあまり知られていない機能だと思いますが(私も知りませんでした)、iCloudを利用して離れた場所にあるMacを遠隔操作できるというものです。事前に機能をオンにしておく必要がありますが、難しいネットワーク設定等が一切必要なく、誰にでも簡単に使える点がいいですね。この設定を会社と自宅のMac両方にやっておけば、どこにいてもお互いが操作できるわけです。
この素晴らしい機能のおかげで、自宅作業した仕事のファイルを自分に送り忘れ、泣く泣くやり直しという残念な事態ともおさらばできそうです。ただし、スリープしているMacを遠隔操作で起動することはできません。いざという時に操作ができませんが、これはちょっとした工夫で解決することができます。設定方法をご紹介します。
「どこでもMy Mac」を利用するには、事前の設定が必要です。「システム環境設定」→「iCloud」で「どこでもMy Mac」にチェックを入れます。
次に、「システム環境設定」→「共有」で「画面共有」と「ファイル共有」にチェックを入れておきます。
こうすれば、Finderの左にあるサイドバーの「共有」部分にマシンの名前が表示されます。このままでは、自宅のMacがスリープしていると操作することができません。スリープしないようにする設定は以下の通り。
「システム環境設定」→「省エネルギー」で「コンピュータのスリープ」の項目で「しない」を選択。自宅のMacは基本的に永遠にスリープされなくなってしまいますが、右下の「スケジュール」から、スリープと解除のスケジュール設定が行えます。そこで、必ず自宅にいる時間は自動でスリープに、会社にいる時間にはスリープが解除されるように設定しました。
曜日と時間を組み合わせてスケジュール設定できるほか、「平日/週末/毎日」なども用意されています。
これで、会社にいるときに自宅のMacを遠隔操作できるようになりました。もし自宅作業したファイルを家のマシンに忘れても、操作してドラッグ&ドロップでゲットできます! 同じ設定を会社のMacにもしておけば、自宅から会社のMacにもアクセスできます。ただし、この設定は会社のセキュリティー規則に違反する可能性があるので注意です。
ほかの編集部員が使っているのを見て、うらやましくて仕方なかった「どこでもMy Mac」が使えるようになってすごくうれしい! 次回はついに、Mac miniに増設するSSD選びです!
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