ニコニコ超会議ではアイドルマスター関連の展示が盛りだくさん。「超会議のチケット買えなかった」、「まわるところが多すぎてアイマスブースにたどり着けなかった」というプロデューサーの代わりに、“アイマスブース”をレポートするよ!
とにもかくにも気になるのは、アイマスキャラが所属する芸能プロダクション“765プロ”を忠実に再現するという“リアル765プロ事務所”。
「えー、リアル再現ってあれだろー? どうせ書き割りとかじゃね?」という邪推をしつつも、関係筋から“ものすごい再現度でビビりますよ”というウワサも聞いていたり。つまりどっちー? と思いながらも幕張メッセに到着。“アイマスブースに遊びに行くなら、会場内に設置された等身大の亜美・真美のペーパークラフトが目印”ということなので、ペーパークラフトを探して……
■亜美・真美の等身大ペーパークラフトがお出迎え!
……えっと、ほ、ほら、事前のニコ生特番での情報だと“亜美・真美ちゃんを探せ”みたいな感じだったじゃないですか! だからペーパークラフトが会場内にひっそりと設置されてるものかと思ったんですよ(汗)。でも、いきなり入口の右手側スグの場所にドーーンと直立していて、いきなりエンカウント。ひっそりどころか柵で囲われててガッチリスペース確保されちゃってるし!
まあ、本当にひっそり配置したら心ない兄(C)(ニーチャン)にイタズラされる可能性がありますしね。かくれんぼ的な遭遇は残念ながら果たせなかったですが、これでいいのです。作成動画(関連サイト)見たら絶対ムラムラっとするしね。あぶない。
ぶらぶら歩いていたら見えてきましたよ! ガラスにテープでベタベタ貼られた765の文字。チープな雑居ビルを模した外観なのに、心が安らいでしまうのがオレたちプロデューサー。そう、ここがアイマスブースなんです!
↑ガラスにガムテープで765と貼りつけただけのボロさがお馴染みすぎる765プロ事務所の外観。5枚ガラスの窓枠部をまたぐように貼られたテープのレイアウトがグッド。 |
開催1日目のお昼前ということもあり、リアル765プロは30分ほどの待ち時間とのこと。まあ30分待ちなんて『アイモバi』の千葉エリア営業代行チェックばかりしてた我々にとっては一瞬(その間、営業代行はひとつも取れなかったけどな!)。
※以下、【 】内はアニメ版『THE IDOLM@STER』で確認できる話数と時間(千駄木P調べ)。どれほどリアルに再現されているかは、“この場面を見ると再現度がわかるよ”というメモを併記するので、BDやバンダイチャンネル等で確認してみて。写真と照らし合わせてみるとニヤリとできるかも。アニメ公式ページの美術設定(関連サイト)にも765プロ事務所の間取りがあるので参考にしてみてね。
左端のガラスのブラインドがありませんが、そこまで忠実にするとブース内部が見えにくくなるためアレンジされています。事務所の外観は列に並ばずとも撮影できることもあり、通りすがりに記念撮影する人が多かった。コスプレイヤーさんも集まって撮影していました。【1話目 2:19】
■えーっと、ここが我らの事務所です
ついにきました765プロ事務所入り口! 見よ、このアルミ扉の摺りガラスにドーンと書かれたロゴ!
↑ゲームでいえばレベル1事務所の、アニメ版765プロ事務所。本来はビルの3Fにありますが、幕張メッセでそこまでの再現は無理というもの。故障したエレベーターを横目に階段を登ってきたつもりで相対しましょう。【1話目 2:32】 |
アルミ扉のドアが内開きで、インターホンが安っぽい受話器タイプなのもアニメと同じ! 入り口からすでにウワサ通りな再現度の高さと、あまりにの忠実度に本当は気付きたくなかったチープさをビシバシ感じてしまうわけで。このリアル765プロ、早くも期待しまくりですよ。
↑事務所前に置かれた傘立てと荷物。傘立てにはアイドル達の持ち物なのかな? と思わせる可愛らしい傘が数本あります。 |
アニメでは扉の左手側はすぐ階段なので、傘立てはインターホンの下に設置されているのが正しい配置なのですが、待機列と重なって邪魔なので位置変更したのでしょうな。【2話目 5:59】
■ようこそ 765プロへ!
いざ事務所内に! おはようございまーす(業界風)、おつかれさまでーーす。
アニメでもご存じのとおり765プロ事務所はそれほど広くありません。ニコニコ超会議のリアル765プロ再現では給湯室とコピー機置き場、予定表(巨大なホワイトボード)が省略されていますね。【5話目 21:44】
↑亜美・真美がゲームをしていたり、事務所のみんなでテレビを鑑賞していたリビング。ソファーやクッションの色が同じなのは当然ですが、壁際にダンボールが積まれていたり、ソファー横のカゴやピンク色の収納棚があるのもアニメの設定どおり。 |
テレビ周辺にあるエアコン操作部やゲーム機の位置合いも完璧です(テレビ横のゲーム機は白色モデルが正解ですが)。細かいことをいえば壁の貼り紙がもっとテレビに近いので、本当の765プロのリビングはもっと狭いんです。これより狭いのか……。【1話目 20:56】【5話目 21:11】
↑ソファー後ろのダンボール。ニコニコ超会議で準備するものが多かったのか、アニメよりも積み数が多め。白いテープやロゴの雰囲気からすると、アニメの765プロもこのオリジナルダンボールを使っているかも!【1話目 20:56】 |
壁右側に貼られているのは、出前メニュー、竜宮小町のライブセットリスト、アイドル達の全体スケジュール、エレベーター工事のお知らせ。エレベータ工事の時間帯は1話目にチラっと出ていた内容と同じですが、表組みは省略されてます。【1話目 3:11】
真面目な貼り紙とともに付箋紙もたくさん貼られています。青いペンでブーブー文句を書いているのは亜美・真美かな? 緑のペンで節約を訴えてるのは間違いなく律子だね。
↑アニメでは毎週ちがう内容が貼られていてた社長の訓示は、超会議なので“超”! 【1話目 2:51】【5話目 0:11】 |
↑ソファー後ろの間仕切り(アニメだとリビングと給湯エリアの仕切り)にある小さいホワイトボード。今回のブース展示では省略されてしまった巨大予定表の代替品として活躍。28日・29日の仕事はもちろん超会議!【23話目 19:38】 |
■事務机や応接室もばっちり!
リビングの隣はプロデューサー、律子、小鳥たち3人が仕事をする事務スペース。アニメではあまり個人色の出ない、仕事をするためだけの空間として描かれていましたが、リアル765プロではキャラの雰囲気が机から伝わってきます。
↑小鳥さんの机は、カラフルな文房具にお菓子のストックがたくさん。整理整頓されてない乱雑な机だけれど、可愛らしくて妄想癖のある小鳥さんのイメージとしてはこの机の有り様で大正解です。 |
でも、アニメだと本当は書類棚の上にあるファンシーな小物とか置いていないんだよ! 仕事場に遊びを持ち込まない真面目なデキる事務員だから! きっとニコニコ超会議用にわざと机を乱雑にしたり、可愛い置物で女子アピールしなきゃと、みんなから求められているキャラクターを把握してそれを演じてくれたピヨちゃんかと思うと、早くオレだけのアイドルになってほしいと切に願うだけです。【23話目 4:59】
↑律ちゃんPの机キター! PCに注目する週アス読者なら、アニメでは律ちゃんPが白いノートパソコンを愛用していることはすでに常識。 |
それにしても律ちゃんPがまさかのiBookユーザーだったとは! 質実剛健なイメージなのでスペック重視のハイエンドモバイル機か、徹底的なコスパ重視なPCを選びそうな気がしますが、意外とオシャレにも気をつかうタイプなのかー? 小鳥さんと同じくピンク色のマウスやスタンプ入れを用意しています。事務所のエアコンはちゃんと直っているらしく、足元にバケツはありませんでした。【1話目 3:13】
↑律ちゃんPの机にはアイドル宣材ファイルが置かれてます。【2話目 1:26】【2話目 21:59】 |
メインカットは赤羽根Pにダメ出しされたほうの宣材写真が使われてますが、2話目で新しく撮り直した写真もちゃんと入っています。【2話目 1:26】【2話目 21:59】
↑アニメ版プロデューサー(赤羽根P)の机。再現度は細長い蛍光灯スタンドや青いペン立てなど、細かい部分まで拾っていますね。【1話目 4:00】 |
アニメでは仕事のできるやり手のPなので、タレント名鑑が置かれていたり、社長の手紙が置かれてたりと、バリバリ仕事ができそうな雰囲気を感じます。引き出しの中には置きネクタイが。これは徹夜で帰れない日もあるってことを示唆してるわけで、ちょっと切ない。リアルというか現実に引き戻された感じですよ。
↑美希が寝てたり、やよいや春香がテスト勉強をしていたイメージが強かった応接室。【1話目 8:13】【1話目 15:24】 |
リアル765プロ事務所にあるアイテムや家具は、単純に似ているものをかき集めただけでなく、どれも使用感のあるものが設置されてます。応接室の机の使い込まれた風合いが良い感じ!
■すべての伝説は“アケマス”筐体から始まった
ウワサ通りの再現度で“アニマス”(アニメ版『THE IDOLM@STER』)と一体化できた我々。事務所の中でアイドル達の幻影や残り香すら体感できてしまうほど入れ込めるこのルーツは何だ! そう、アーケード版『THE IDOLM@STER』、つまり“アケマス”が誕生したからこそなのです。超会議では久しぶりにアケマス筐体に触れられるので、その頃の想いを再度確認したいと思うのは当然至極。次は右列のアケマス試遊台に行ってみましょう。
試遊台にはすでに15人ほどが待機。……普通のゲームであれば15人はたいした人数ではありませんが、今回設置されたアケマスは新規にリライタブルカードを購入でき初回プレイから遊べます。アイマスの初回プレイといえば、曲決め、レッスン、勝利確定オーディションの3プレイがセット。つまり、えっと15人待ちだと……今から並んでも実際に遊べるのは約4時間後! 超会議が終わってしまうので実際にプレイすることはあきらめ、遊んでるアケマスPに許可をいただき、プレイ中の様子を近くで拝見。
↑初回プレイだけリライタブルカードを2枚購入する必要がありますが、通常は3プレイ500円が基本。5プレイ500円のような激安設定にしてるお店や、オフライン時間にプレイ可能な24時間営業してるアミューズメント施設を探してみたよねぇ。 |
人のプレイを見ているだけでも、2006年当時の記憶がフラッシュバックしまくり! 今回の設置台数は2台で、ライブタワーはなしでしたが、ライブタワーでランキングや曲をガンガン流していた様子も見たかったな~! タッチパネルでコミュができるから、当時のPたちはみんなドキドキしてたんだよ……ランクを捨ててπタッチするかどうかでね!(πタッチ=円滑な人間関係作りを目的とした、おっぱいを手で触れる紳士の行為のこと。)
ほかにも緑色のアイマスカラー筐体なのに中身にド○クロやドル○ーガ、全脳○レを入れていたゲーセンに行ったときのガッカリ感は絶対に忘れないよ(そういや、なんでドル○ーガにワル○ューレが登場してたんだろうか……)。
↑思い出があふれるアケマス筐体。タッチパネルで女の子とコミュニケーションするゲームだからこその甘酸っぱい記憶。お兄さん、そこでタッチすると思い出ボムがBadになるぞーーー! |
ヘッドホン端子のある筐体だったので、ゲーム中の音声や楽曲をいい音で聞くことができたし、オーディション合格後のライブをライン入力で録音するのも、当時、『MASTERPIECE』が出る前のアケマスPならやってたよね!
■祭りのモヤシは超大盛りだよ!
フードコートにあるアイマスオリジナルメニュー“高槻家のもやし祭り”も忘れちゃいけないですよね。事前のニコ生でも「大盛りです!」を強調してた一品。
劇中では鉄板いっぱいに敷き詰めたモヤシを炒めたそばから食べていた“もやし祭り”。そのイメージどおり、屋台用の鉄板にモヤシを大量に乗せて炒める高槻家スタイルの調理方法でガンガンつくられています。【7話目 10:24】
↑祭りらしさを演出するため3皿購入。つくりたてを皿に盛ってくれたので超絶アツアツ! おいしくボリュームもなかなか満足いくレベル。 |
やよい曰く「決めては特製ソースです」も再現されてます。ただ、いくらなんでも3皿は食べすぎた。超会議はおいしそうな屋台がめっちゃあったのに、モヤシだけでお腹がいっぱいになる結果に。
以上、ニコニコ超会議でのアイマスブースは、アニメの場面を思い出しつつ見たり、または写真に収めたあと自宅で照らしあわせてみると、改めてとても凝ったつくりであったことがわかりました。ホワイトボードやPたちの机など、アニメと完全一致ではない部分もありますが、アレンジされている部分もキャラや場面の雰囲気に合わせてるので、「設定と違うじゃないか!」と目くじらをたてる必要はない感じ。
もし、別のイベントなどで再び“リアル765プロ事務所再現”があれば、そのときは社長室や給湯室まで再現した“完璧版”を期待したいですね。今回ほどの再現度があるなら、安心できるクオリティーに違いないでしょう!
■関連サイト
ニコニコ超会議公式サイト
-
1,500円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります