28、29日に幕張メッセで開催するニコニコ動画の一大イベント“ニコニコ超会議”の開催まで残すところあとわずか! 放映中のテレビCMを観て知っている人も増えてきたはず。超会議の専用サイトでも各ブースの詳細情報がようやく出そろうようになってきた。イベント情報が加わった会場マップも公開しているので、当日行くという人はぜひダウンロードして順路を考えておくといい。ブース展示は3分の1が無料ゾーン、3分の2が有料ゾーンで、有料ゾーンに入るためには1000円のチケットが必要だ(当日1500円)。
会場マップのPDF(関連サイト、PDFへのリンクとなります)
週アスでは、ボーカロイドやカンファレンス、フードコートのメニューなど、毎週月曜深夜の超会議の特番生放送を追ってきたが、それも今回が最終回。ドワンゴのブース担当者や踊り手、ニコニコ大百科のまとめ人などが参加した23日深夜の“超会議特番 ~超会議目前!まだまだありますブース・出演者大紹介!編~”で語られた内容をまとめていこう。ドワンゴの担当者が10人出演して、担当ブースを解説した。この日、司会の桃知みなみも超会議のどこかで会えるかも!?
■まさかの緊急参戦! “自衛隊ブース”が出動
今回の放送でいちばんのトピックは、自衛隊の参加が発表されたこと。幕張メッセの国際展示場でいうと、有料ゾーンにある7ホールにブースが設置される。
意外な組み合わせにも思えるが、実はニコ動には今年2月から自衛隊の広報チャンネルも用意して、災害活動や戦闘糧食を準備する動画を公開している。毎年、静岡県御殿場市で実施する陸上自衛隊の演習“総火演(富士総合火力演習)”などをニコニコ生放送で取材した縁もあって今回の企画が実現したそうだ。ブースを担当するドワンゴの荒谷敬介さんは、なんと陸上自衛隊から迷彩服を借りてきて生放送に出演して、ユーザーのド肝を抜いていた。
まず注目したいのは、大人も子供も陸上自衛隊の迷彩服に着替えられるコスプレ体験コーナー。しかも10式戦車の映り込んだフレームと合成した記念写真がもらえるというのだから、ちょっとテンションが上がってしまう。さらにブース内では、軽装甲機動車や高機動車の実車も展示するとのこと。
ミリ好きにとっては、荒谷さんが「特別にお借りしてきた」と強調する先進個人装備の試作品展示が興味を引くはず。自衛隊の研究本部が保有し、司令部から歩兵に情報を出すヘッドマウントディスプレーが披露されるそうだ。
陸上自衛隊広報チャンネル(関連サイト)
■村上隆氏や小林よしのり氏、枝野経産大臣も参加する“ニコニコ言論コロシアム”
もうひとつ、硬派な感じのネタでは、有料ゾーンの5ホールにある“ニコニコ言論コロシアム”も興味深い。メインステージでは28日に4つ、29日に3つのトークイベントを実施。
たとえば、28日12時からは、現代美術家の村上隆氏が作家人生20周年を記念して特別ゼミを実施。13時45分からは“ポスト前田敦子時代のAKB48”と題して、宇野常寛氏、小林よしのり氏、中森明夫氏、濱野智史氏らがAKB48を語る。
さらに15時30分からの“クールジャパン作戦会議”では、なんと枝野幸男経産大臣が出演! ドワンゴの川上量生会長、津田大介氏、ダニー・チュー氏らとコンテンツ業界について意見を交わす。29日は、12時30時より、ネットで話題になっている上杉隆さんが“超ジャーナリスト塾”を開催する予定だ。
メインステージの周囲には、出演者による9個の小さなブースが設けられる。基本的に物販や握手会を実施するが、中にはモノホンの人と握手できるという“ニコ生ナックルズ”ブースのような飛び道具企画も! いろいろな意味で見逃せない。
■“超フードコート”は会場2ヵ所で別々のメニューを提供
来場者の胃袋を支える“超フードコート”については、週アスPLUSでも何度かにわたってお伝えしてきた。国際展示場では、無料ゾーンの1ホール両脇と、有料ゾーン5ホール中央の2ヵ所に用意される。
1ホールでは日本各地の名物をテーマにした“ご当地テレビちゃんpresents 色の祭典エリア”、5ホールでは会場オリジナルのニコニコフードタイアップメニューといった具合に、それぞれで食べられるメニューが異なる。タイアップメニューのうち、某アニメにあやかった“あの!オムライス”は数量限定で、11時、13時、15時にそれぞれ100食ずつ提供する。
■生放送を観られるカフェ“超ニコニコ本社”
会場を回って疲れた際には、フードコート以外にも、無料ゾーン3ホールにあるフードやドリンクが提供されるカフェ“超ニコニコ本社”に立ち寄ってもいいだろう。飲食以外にも、TEAスタ出張所として、28日には7本、29日には6本の生放送を実施する予定だ。
たとえば、28日11時からは蛇足氏、百花繚乱氏、リモーネ先生らが出演する『蛇足と百花繚乱のニコダーツ・ライ部』を放送する。
■有名踊り手といっしょにレッスン!“超踊ってみた”
“超踊ってみたブース”は、有料ゾーン6ホールの角にある。注目は何といっても、有名踊り手を講師に迎えていっしょに30分踊るという企画! てぃ☆イン氏、DANCEROID、めろちん氏、にゃんたろProject、みうめ氏、恐怖。氏、×kuu.氏らと講師陣も豪華だ。
生放送では、みうめ氏&めろちん氏、てぃ☆イン氏が実際に踊ってみたを披露していた。
各日4時間ずつ“踊ってみた撮影OKタイム”を設けており、自由に踊ってその場で撮影が可能。撮った動画は、ニコ動に投稿して踊ってみたの祭典“Nico Nico D@nce M@ster 4(ダンマス4)”にエントリーできる。ブース内にはコルクボードが設置してあり、ハンドルネームや練習場を書き置きして、いっしょに踊るチームメートを募れる(バンドのメンボ!)。
■あのハッシーこと橋本崇載八段に会える “囲碁・将棋ブース”
囲碁・将棋ブースは、有料ゾーンの4ホールにある。主にステージイベント、コンピューター対局、フリー対局という3つの企画を実施。コンピューター対局では、日本将棋連盟の米長会長を破った将棋ソフトの『ボンクラーズ』と戦える。
ステージイベントでは、28日14時から、髪型がネットで大いに話題になったハッシーこと橋本崇載八段と、アニメ『とある魔術の禁書目録』で一方通行(アクセラレータ)役などを演じた声優の岡本信彦氏が対決するのに要注目。
■“超のど自慢Stage”でアナタの歌声を響かせよう
有料ゾーン5ホールでは、今年の年始にニコファーレで実施して好評を得た“ニコニコのど自慢”を再現した“超のど自慢Stage”を用意する。要するにカラオケなのだが、ニコファーレのスタッフがステージを演出してくれる点がスゴい。
28日が11~17時、29日が11~16時。応募者多数の場合は、10時30分と13時30分の2回で抽選を実施する。今回の生放送では「もしかしたら飛び込みシークレットゲストが来るかも?」と語られていた。
■自宅警備の体力づくりに“超運動場”
有料ゾーンの7ホール中央には、なぜか超運動場が設けられた。これは、自宅警備にいそしんでるユーザーに運動の機会を……というコンセプトで企画したという。28日11時からは、ボーカロイド曲『ダブルラリアット』をかけながらラート(巨大な輪っか)を回せる。15時からは、同じくボーカロイド曲の『ダンシング☆サムライ』をBGMに、スポーツチャンバラを実施するそうだ。
そのほか、握力、立ち幅跳び、背筋力、反復横跳びを測定できる“体力測定やってみた”を両日とも開催する。
■“ニコニコ大百科研究所”で記念すべきこのイベントを生で記録
ニコニコ大百科研究所のブースは、6ホールのカンファレンスブース近くに設置。当日はレポート編集祭と題して、現場からニコニコ超百科にリアルタイムで記事を投稿していくそうだ。フードコートの全メニューを食べ尽して感想を書いたり、会場で流れるオリジナル時報をまとめるなどのお題を用意している。電源とネット接続を提供しているので、パソコンを持っていけば、いっしょに大百科の編集することも可能だ。
そのほかトークライブや、ネットと会場の両方で投稿を募って、大百科の扉絵に飾るイラストを決める“今週の扉絵総選挙”も実施するそうだ。
■“ニコニコ静画&漫画”では、天野喜孝先生が遊びにくる!!
有料ゾーン6ホール、大百科の隣にある“ニコニコ静画&漫画”では、28日13時よりファイナルファンタジーシリーズやタイムボカンシリーズなどのイラストで知られる天野喜孝氏が来場。「超会金をラスボス風に描いてみた」をテーマにライブペインティングを実施する。
■車載クラスタの本気が見られる“超車載ガレージ”
無料ゾーンの1ホール入ってすぐのところには、超車載ガレージがある。ユーザーが車載動画を撮るために自作したカメラマウントや、“酷道”シリーズの新作動画を展示するとのこと。
ちなみにニコニコ公式の車“ニコニコカー”は、前日となる27日に来日する“ニコニ国賓”、ビリー・ヘリントンを成田空港に迎えにいくという。17時30分から幕張まで移動する様子を生中継するそうなので、興味のある人は要チェック!
ニコニ国賓ビリー兄貴をニコニコカーで送ゲイ放送(関連サイト)
■関連サイト
ニコニコ超会議サイト
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