意味も知らずに口ずさんでいた有名の洋楽の本当の意味を、映画評論家の町山智浩さんが紹介していく週アスの人気連載。14曲目はスマッシング・パンプキンズ(Smashing Pumpkins)の『ディスアーム』(Disarm)を取り上げます。
ビリーが望まれて切り捨てた幼子とは?
歌詞の内容が別の意味(大抵、悪いほう)に取られ、物議を醸す事態になる話は連載でも何回か紹介しましたが、今回も保守派による被害を受けた楽曲。スマッシング・パンプキンズのボーカル、ビリー・コーガンの自身の少年時代を歌った『ディスアーム』は、中絶を歌ったものとされBBCでは放送禁止になってしまいます。
しかし、この曲の本当の意味は、父親に向けた憎しみを、慈悲に満ちた思いで歌ったもの。なぜ歪曲されたのか? 歌詞にある切り捨てた幼子とは? 少年時代の焼けるような日々とはどんな生活なのか? 町山さんがビリー・コーガンの生い立ちとともに解説しています。憎しみの果てにある、父親との和解は胸を打ちます。週刊アスキー3月6日号(2月21日発売)に掲載です。
14曲目は『ディスアーム』 |
『Disarm』
(アルバム『Siamese Dream (Remastered)』の6曲目に収録)
iTunes Store価格:150円
(c) 2011 Virgin Records America, Inc.. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Virgin Records America, Inc., Capitol Records, LLC, 150 Fifth Avenue, New York, NY 10011.
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今回は、週アス本誌で紹介したジャケットとは違う、リマスター版を掲載します。どうも控えめな音との評判ですが、澄んだボーカルや美しいメロディーにはなかなか合っているようなので、ぜひ聴いてみてください。
次回は、アンチ・クライスト・スーパースターの登場です!
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1,050円
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