シャープから、ホワイトボードのようにスラスラと書ける80インチの巨大電子黒板が登場!
1月9日(米現地時間)にCES2012のシャープ発表会で発表されたもので、日本では『BIG PAD』という製品名で1月から発売される。
画面サイズは80インチLED液晶で、画面上の両端に備えた赤外線カメラで座標を解析している。
専用のタッチペンとイレーザーが付属。入力端子は、HDMIのほか、PC用のD-sub15ピンなどを備え、別売のインターフェース拡張ボードを取り付ければLANやS端子も追加できる。
シャープはこれまでに同シリーズで60インチ/70インチをそれぞれ発売している。塾などの文教の場で、「もっと大きい画面のものがほしい」という要望などもあり、大画面の開発を行なった。
現在、シャープのみで製造している第10世代液晶パネルの特徴を生かし、世界で大画面液晶を展開したように、今後はオフィスの世界で、“インタラクティブディスプレー”の分野で展開していきたいとのこと。まずは10万台を目標とし、マーケットを拡大して100万台をめざす。
すでにウィンドウズ8環境でもテストを行なっており、将来的には複数人での書き込みや、デュアル以上のタッチ対応に向けて開発を続けている。解像度についてもロードマップを展開していきたいとのことで、今後4K2Kなどの高解像度に対応したタッチディスプレーも期待できそうだ。
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発表会の会場で『BIG PAD』を実際にさわってみたところ、書き心地は実にスムーズ。ほとんど遅延も感じられず、まさに“ホワイトボード感覚”で書き込みができた。付属ペンはもちろん指でも書け、消すときは手のひらを使ってもオーケーだった。
また、PCと接続すれば、スマホのようなデュアルタッチで画像の拡大・縮小や、ページ送りなどもできる。
書き込みしたデータは、専用フォーマットのほか、PDFフォーマットでPCに保存可能。ひとつのファイルに100枚までまとめられる。
さらに、シャープ製の業務用タブレットと連携し、タブレットで撮影した写真を『BIG PAD』に送ったり、『BIG PAD』で作成したデータを転送することも可能だ。
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予想実売価格は約150万円。
アメリカでは、開催中のCES2012において『AQUOS Board』という名称で発表、2月に発売が予定されている。その後、順次各国へ展開をしていくとのことだ。
●シャープ(関連サイト)
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