米国・ラスベガスで開催中のCESにてサムスンは、スマートフォンやタブレット、UltrabookといったIT製品に加え、スマートTVや冷蔵庫など多彩な製品の発表を行なった。
まずはタブレットだが、7インチ液晶のタブレット『GALAXY Tab 7.7』が米国市場に登場、EU圏などではすでに発売されているペンを使うタブレット『GALAXY Note』も米国内での発売が決まった。
どちらも、高速な通信が可能なLTEに対応している。GALAXY Noteは、5.3インチのディスプレーがタッチパネルになっているだけでなく、専用の“S-Pen”をつかうことでメモなどを書き込むことが可能。ペンは指先に比べると細かい動きが可能なので、文字を書くことなどにむいてる。1.4GHzのデュアルコアプロセッサー、HSPAにも対応し、米国内では4Gを名乗ることができる。搭載しているAndroidのバージョンは、ジンジャーブレッド(2.3)である。
これに対して『GALAXYTab 7.7 LTE』は、サムスン製の1.4GHzデュアルコアプロセッサを搭載したハニカムタブレット。ディスプレーにスーパー有機ELを採用するなど従来のGALAXYTabから大きく進化した。
GALAXY Noteが米国で発売 |
↑GALAXY Noteは、LTE化して米国市場に登場。AT&Tワイヤレスが扱う予定だという。 |
GALAXY Tab 7.7 LTE |
↑GALAXY Tab 7.7もLTE化され、米国の事業者スプリントが扱う予定。 |
PC系では、『Samsung Notebook SERIES 9』と『同 SERIES 5 ULTRA』が発表になった。
SERIES 9は、重さ2.5ポンド(1.13kg)、厚さ0.5インチ(12.7ミリ)の超薄型ノートブックで、サムスンが設計と開発に多くの時間をかけたという“大作”だ。ボディーは金属の一体形成で、10時間動作が可能、キーボードバックライトなども装備する。起動時間が9.8秒、リジュームが1.4秒と高速化されている。
高速起動や薄さを競うノートPCは、今回のCESでもいろいろと発表されているが、薄さでは、このSERIES 9が“暫定一位”のようだ。
これに対してSERIES 5 ULTRAは、14インチでDVDドライブを内蔵したマシン。持ち歩きを重視するモバイルユーザーよりも、ビジネスや一般ユーザーを想定したマシンといえそうだ。
超薄型ノートブック |
↑厚さ1.27センチのSamsung Notebook SERIES 9。 |
サムスンからもUltrabook! |
↑Samsung Notebook SERIES 5 ULTRAは、14インチディスプレイでDVDドライブを搭載するウルトラブック。 |
また、'08年からスマートTVを発売しているサムスンは、最新の機種や大画面の有機ELパネルを搭載した機種を披露した。同社のスマートTVであるE8000(75インチ)では、ユーザーの顔認識が可能なカメラが搭載されており、ユーザーの音声を認識する際に各人を識別して、固有のデータを学習するようになっている。また、音声認識だけでなく、ジェスチャーでも操作が可能だという。
こうした高性能を実現するため、スマートTVには1.4GHzのデュアルコアプロセッサが搭載されているという。つまり、スマートフォンやタブレットとスマートTVが内蔵するプロセッサはいまや同程度にまでなったわけだ。
スマートTVにアングリーバードが! |
↑サムスンのスマートTVの専用アプリケーションにスマートフォンでも知名度の高い『Angly Bird』が移植されることになった。 |
なお、サムスンのスマートTVはSamsung Appと呼ばれるアプリケーションを利用でき、スマートフォンでブームとなったAngly Birdも移植されることになったという。
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