Googleのサービス『AdPlanner』がなかなかおもしろいのでご紹介。
AdPlannerを使うと、大手Webサイトのページビュー数やアクセスしているユーザーの属性を誰でも簡単に調べることができます。いわば、Webサイトのアクセスデータを丸はだかにしてしまうわけです。
どんなデータが見れるのか? 実際に自分がいつも巡回しているサイトを調べて遊んでみましょう。詳細は以下。
利用の際に用意するのはGoogleアカウントだけ。もちろん無料です。現在提供されているのは英語版のみですが、数字を見てちょっと楽しむ程度であれば英語力はあまり関係ありません。
①GoogleAdPlanner BETAにGoogleアカウントでログインしてトップページへ。
②“Begin research”をクリック。
③“Country”から“Japan”を選択。もちろん、日本以外の国のサイトを調べることも可能。
④国内大手サイトのページビューや利用者数のデータがずらり。
⑤各サイトの利用者属性では年齢、性別、学歴、収入といったユーザー情報や、ユーザー傾向が似ている類似サイトなども掲載。
以下、各データが何を示しているかの凡例です。参考にどうぞ。
UV - Unique visitors (users)
そのサイトの国内利用者数。ユニークユーザー(UU)とも言われます。
Reach - Country reach
そのサイトに広告を出した際、国内ネットユーザーの何パーセントに見せることができるかを示します。
PV - Page views
いわゆるページビュー。ブラウザで1ページ表示すると1PV。(……のはずですが、厳密な定義がないため、そこかしこで議論の的になっているようです)
そもそも、AdPlannerはネットで広告を出したい企業向けのツールで、どのWebサイトに広告を出すと効果的なのかを調べる際に使うもの。2008年6月に招待制サービスとしてアメリカで導入され、同年11月には一般公開されました。その後データ参照できる国が増えていき、ようやく日本のサイトもチェックできるようになった、という流れです。(日本は2008年11月時点でも参照できたという話もあります(5月25日追記))
気になるのはデータの信頼性。弊社のITニュースサイトASCII.jpは公称4000万PV、Google調べは4100万PVなので2.5パーセント程度の違いがあります。また、データの出所についてちょっと調べてみたのですが、Googleお得意の秘密主義でいまいちよくわかりません。AdPlannerはあくまで参考程度に見るのがよさそうです。
とはいえ、おもしろいサービスには違いないので個人的に楽しむぶんには十分でしょう。投資家や広告を出す企業のなかのみなさんは、ベータ版ということを理解したうえで眺めることをオススメします。決算資料や媒体資料では得られない、新しい何かを発見できるかもしれません。(Web担:サカモト)
さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
・黒船Google汐留沖に出現でWeb広告業界に激震!(ASCII.jp)
いますぐ使ってみたい方はこちらから。
・GoogleAdPlanner BETA
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