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アクセス時の検索キーワードから推測するユーザーの満足度とは

2009年12月21日 20時56分更新

 コンニチハ。専門用語やアルファベット3文字に略された業界用語が飛び交うウェブ業界を、わかりやすく解説すべく奮闘中のこのコラム。  今回は、“サイトへのアクセスキーワード”を、鳳仙学園番長にして月光兄弟三男の月本光政ばりのハイキックで一蹴!
週アスウェブ戦線まだ異常アリ!

  サイトへのアクセス時に使われた検索キーワードは、コンテンツの人気度を測るデータとして使えるのはもちろん、付帯する“直帰率”や“新規セッション率”、“平均PV”と組み合わせて分析することで、ウェブサイト運営に役立てることができます。

 直帰率と組み合わせた場合を例を出してみましょう。これによって、ユーザーのそのキーワードに関連するコンテンツの満足度を推測できます。

 “Windows7”を検索してページAにアクセスしたケースについて考えます。ページAのコンテンツはWindows7に関するものです。このページの直帰率が高い場合と低い場合では、以下のような仮説がたてられそうです。

【直帰率:高】
Windows7に関する内容に不満があったので、他のページを見ないで帰ってしまった

【直帰率:低】
Windows7に関する内容が期待どおりで満足できた。さらにサイト内の別の情報も見たくなった。

 キーワード検索でアクセスしてくるユーザーは、ピンポイントでキーワードに関する情報を求めています。結果、期待するWindows7の情報が得られなければさっさと帰ってしまう、というわけです。同時に、アクセスしてきたユーザーを直帰させないため、Windows7に関連する情報を充実させるなど対策を打つ、といったチェック機能としても利用することができるでしょう。

 逆に、期待どおりの情報を見つけて満足した、あるいは少しは満足したといった場合に備えて、サイト運営側はLPO(ランディング・ページ・オプティマイゼーション:Landing Page Optimization)によりユーザー満足度を高めさらに直帰率を下げるべし、という発想も当然出るはずです。

 今回は直帰率との組み合わせを例にお話ししましたが、“新規セッション率”、“平均PV”といったほかの指標との組み合わせれば、いろいろなことが分かるでしょう。自分のサイトやブログでアクセス解析ツールをご利用中の方は、ほかの指標をつかった分析にぜひトライしてみてください。

 さらにウェブサイト運営について詳しく知りたい方は、ASCII.jpのWeb Professional(ウェブ・プロフェッショナル)もどうぞ。 『現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方』や『Web制作の現場で使えるjQuery UIデザイン入門』といった実践的記事が多数掲載されているのでおススメです。

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