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物理キーボード搭載の小型端末 Xperia mini pro:Xperiaヒストリー

2015年08月29日 09時00分更新

 2010年に発売された初代キーボード付きの小型端末『Xperia X10 mini pro』とキーボードなしでさらに小さい『Xperia X10 mini』の後継機種として、2011年にさらに完成度を高めた後継モデル『Xperia mini pro(SK17i/a)』と『Xperia mini(sk15i/a)』が登場しました。

 今回はその中でも相変わらずお気に入りのキーボード付き端末『Xperia mini pro』のお話です。

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 背面のフタは取り外しが可能で、バッテリーやマイクロSDカード、SIMカードのスロットは全部中にあります。バッテリー(EP500)の容量は1200mAhとさすがに小さいのですが、ディスプレーも小さいぶん、バッテリーの保ちはそこまで短いということはありませんでした。

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 そして、やっぱりこのコンパクトさにはとても魅了されるというか、まさに小さいことこそ物欲の原動力になります。サイズは幅53×厚さ18×高さ92ミリで重量は約136グラム。前機種の『Xperia X10 mini pro』よりひとまわり大きくなっていますが、それでも十分すぎるほどコンパクトです。

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 この小ささながらカメラは背面に約500万画素CMOSセンサーを搭載しており、720p HD動画の撮影が可能です。前面にも約30万画素CMOSセンサーのカメラを備えています。

 サイドにある物理キーとインターフェースは、本体の右側面にカメラボタン(シャッターボタン)とボリュームのプラスマイナスボタン。上面にイヤホン端子、カバー付きのマイクロUSB端子、電源ボタンと並びます。

 『Xperia mini pro』は本体にスライドするQWERTYキーボードを納めているので、厚みに関しては『Xperia mini』よりポッコリしています。

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 ディスプレーサイズは3インチHVGA(480×320ドット)と、『X10 mini pro』の2.55インチ(320×240ドット)よりも少しだけ大きくなり、高解像度化してるので画面内は見渡しやすくなっています。

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 メニューアイコンを表示した場合、『Xperia X10 mini pro』では3×3配列の9個のアイコンしか表示できませんでしたが、『Xperia mini pro』では、1画面に4×3配列の12のアイコンを表示しつつ、そのメニュー下側に並べ替えアイコンやホームアイコンを配置するなどして、使い勝手もより向上しています。

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 液晶の下に見えるメインボタン類は、中央に物理キーとしてホームボタンで、バックキーと設定キーはタッチパネルになっています。

 小さいながらも特徴的なのが、画面の四隅にあるショートカットアイコンです。ひとつのエリアに最大で4つのアプリを登録できるようになっているので、最大で16個ものアプリを即座に呼び起こすことができ、これがなかなか便利です。

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 本体をヨコ向きにして液晶ディスプレーをスライドさせると、シャコっと小気味よくQWERTYキーボードが現われます。キーボードは横に11列、横に4行で非常に小さいながらも、指で押すと物理的に指に押した感触を意識しつつ両手で持ってポチポチとテキスト入力でき、これがタッチ入力より快適でした。

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 当然タッチでのテキスト入力もできるのでQWERTYキーボードを無理に使う必要もありませんが、長文を入力する時には効率がいいので、その時々の状況で使いわけられるのが利点です。なんというか、この使いたい時にシャキン!と出せるギミックが最高にキモチよく、気づくと無意味に出したり引っ込めたりを繰り返してる自分がいます。

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 PCもスマホも、小さいとそのぶん使い勝手としては厳しくなってくるのですが、それを上回る持ち歩きたい衝動!小ささこそ正義!当時の『VAIO P』とあわせて、自分はこんなにコンパクトに持ち出せてるんだ!という自己満足感がハンパなく、所有欲を満たしてくれていたのでした。

 いつも同じことを言ってくどいのですが、キーボード付きのスマホとかちっちゃいウィンドウズPCが、またいつかXperiaやVAIOシリーズとして復活してくれませんかね……。

 

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