河川敷で無許可のレーザー照射実験 宇宙ベンチャーCEOが謝罪
2026年10月30日 10時40分更新
宇宙向けのレーザー送電を開発するZero Industries Japanの杉原 海CEOは10月29日、河川敷で実施したレーザー照射実験について謝罪した。実験は2026年5月に撮影したもので、河川敷を選んだことや管理者の許可を得なかったこと、安全確認が不十分だったことを認めている。
同社は宇宙で発電した電力をレーザーで衛星へ送る構想を掲げている。杉原氏は10月24日の投稿で、初期実験ではエンジニアが所有する切断機からレーザーを取り出して改造し、送電実験に使ったと説明した。出力が足りず、その後CTOと中国・深圳へレーザーダイオードを調達しに行ったという。
河川敷での映像は10月下旬にX上で注目された。映像の安全性を疑問視する投稿がきっかけとなり、同社や杉原氏の実験方法に批判が集まった。
杉原氏は謝罪文で、実験時には周囲を確認する2人を配置していたものの、安全管理として極めて不十分だったとした。実験場所の選定、河川管理者への事前許可、安全確認が足りなかったとして、自身が責任を負うと説明している。
同社は現在、光産業創成大学院大学(GPI)との共同研究を通じて安全対策を進め、再発防止に取り組むとしている。10月22日に公表した資金調達・事業計画でも、屋外での長距離送電実証や高出力レーザーの安全手順を研究課題に挙げていた。
レーザー照射実験に関する報告 河川敷においてレーザー照射実験を実施した件につきまして、お詫び申し上げます。 現在拡散されている映像は、本年5月に撮影されたものです。 実験当時は、別途2名が周囲を監視しておりました。しかし、こうした対策を講じていたとしても、安全管理が極めて不十分であったと認識しております。 特に、実験場所の選定、管理者への事前許可、十分な安全確認を怠ったことを深く反省しております。本実験の判断および実施に関する責任は、すべて私にあります。 なお、当時はアドバイザーや投資家の皆様との契約前であり、本実験には一切関与しておりません。関係者へのご批判はお控えいただけますようお願い申し上げます。 現在は大学院と連携して安全対策に取り組んでおりますが、今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止と安全管理の徹底に努めてまいります。 この度は誠に申し訳ございませんでした。 Zero Industries Japan株式会社 代表取締役 杉原 海
— Kai Sugihara (@Kai_Sugihara) October 29, 2026
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