ROG 20周年パーツで組んだ究極のPCをテスト。触れば納得の完成度と所有欲をくすぐるデザインに心服!
2026年10月02日 18時00分更新
ASUSのROGブランドは今年が20周年の大きな節目。これを記念してさまざまな20周年記念モデルを発表した。6月のCOMPUTEX(発表会レポート)やTGS 2026のASUS ROGブースでも展示(レポート)されていたので存在自体は知ってる人も多いだろう。
このROG 20周年記念モデルが10月2日より日本国内でも数量限定で発売される。価格は下表の通りマザーで約60万円、ビデオカードに至っては120万円と高額。だがASUSの持てる技術を惜しみなく投入、究極のROGを目指して設計されたスーパープレミアムな記念モデルであると考えれば、一応理解はできる価格設定といえる。
つまりROG 20周年モデルは費用対効果云々ではなく、唯一無二の記念モデルを使いたい人、所有する喜びを求める人向けの製品であることは言うまでもない。今回は都内にあるASUSのオフィスにお邪魔し、実際にROG 20周年モデルを検分し、ざっくりとだが検証してみることにした。果たしてASUSの本気度やいかに?
「おまたせしましたー」の声と共に運び込まれたROG 20周年記念モデル一式。中には後述するNUCや無線LANルーターなどの箱があるが、それぞれの箱からして大きい。そして手前にROG 20周年記念版のRTX 5090の箱が見切れていることに気がついただろうか。この写真に出ている製品の総額だけで軽く383万円。借りられないのも道理である
| ROG 20周年記念モデル一覧 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 製品名 | 予想/ 実売価格(税込) | |||||
| マザーボード+AIOクーラー | ROG Crosshair X870E EDITION 20 | 59万9800円(予価) | ||||
| ビデオカード | ROG Astral GeForce RTX 5090 Edition 20 | 119万9800円(予価) | ||||
| 電源 | ROG Thor 3000W Titanium III Edition 20 | 15万9980円(予価) | ||||
| PCケース | ROG GR20 Edition 20 | 12万9800円(予価) | ||||
| ディスプレー | ROG Swift OLED PG27AQWP-G EDITION 20 | 21万円前後 | ||||
| Wi-Fiルーター | ROG Rapture GT-BE98 Edition 20 | 14万3820円(予価) | ||||
| キーボード | ROG Azoth Extreme Edition 20 Gaming Keyboard | 11万円前後 | ||||
| マウス | ROG Harpe II Extreme Edition 20 Gaming Mouse | 5万円前後 | ||||
| キーキャップ | ROG Keycap Mystery Box Edition 20 | 2万8000円前後 | ||||
| MiniPC(NUC) | ROG NUC 16 Edition 20 | 120万円(予価) | ||||
スーツケースに入った「ROG Crosshair X870E EDITION 20」
ROG 20周年モデルの中でまず注目したいのは「ROG Crosshair X870E EDITION 20」。型番が示す通りSocket AM5用のマザーだが、このマザーにはAIO水冷「ROG RYUJIN 360 EDITION 20」が同梱される。ROG RYUJIN 360 EDITION 20の水冷ヘッドはROG Crosshair X870E EDITION 20専用設計であるため、単品販売されることはない。
ハイエンドマザー+AIO水冷のセットだけあってパッケージ自体が巨大。型番を隠したらATXタワーケースの箱と言われても信じてしまうだろう。さらにパーツを収める箱にスーツケースを使用することで、輸送時の耐衝撃性を高めている(のだろうか……?)。パッケージングからもASUSの気合の入れ方がわかる。
化粧箱の中に入っていたのはスーツケース。 ASUSはROG 10周年記念として水冷ゲーミングノートPCを発売したが(その時の記事)、その時もスーツケースに入れていた。30周年記念モデルの梱包もスーツケースになるのだろうか?
アクセサリーボックスの内容物。M.2 SSD増設用の「ROG Hyper M.2カード」(左上)、同じくM.2 SSD増設用の「ROG Q-DIMM.2カード」とメモリー冷却用ファン(右上)、謎の鉄板(左下、後述)、AIO水冷用のディスプレー(右下)となる。さらにオマケとしてスーツケース用のタグも同梱
ROG Crosshair X870E EDITION 20は着脱可能な部位が多数存在するので着色した。CPU周辺(青)と拡張スロット周辺(赤)は使用時には取り外す。IOシールド(緑)やM.2 SSD(水色)は取り外せるが使用時は装着する。M.2の横にある部分(黄色)はメモリー冷却用ファン(後述)を使用する場合に限り取り外して使用する
ATXメインパワーやフロントパネル用のUSBや電源ボタンなどのポートはマザーの横に接続する。横に出ているだけでコネクターの形状は普通のものが大半だが、ARGB(一番右)だけは専用の変換ケーブルを利用してピンヘッダーに変換する
拡張スロットを覆うカバーを取り外すと、PCI Express x16スロットが2本出現。CPUに近い側のスロットをGen 5 x16として動かした場合、遠い側のスロットはGen 3 x4接続だが、CPU側をGen 5 x8として動かした場合は遠い側もGen 5 x8となる
2本のPCI Express x16スロットの間にある板は下に隠れている4本のM.2スロットのヒートシンクとなっている。赤い「>」ボタンをワンプッシュすることで簡単に取り外せるのはとても良い。4本あるM.2スロットのうち、CPUに最も近い1本がGen 5 x4接続、その他3本はGen 4 x4接続となる
このスイッチ(Q-Releaseスイッチ)は2本のPCI Express x16スロットのロックを解除するためのもの。中央にセットした状態でカードを装着するとカードのラッチが自動的にロックされる。スイッチが1(図の状態)ならCPUに近い側、2なら遠い側のロックが解除され、拡張カードが取り外せる状態になるという仕掛け
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