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白いSteel Legendのビデオカードも登場!?

ASRockがRadeon RX 7600搭載ビデオカードを3シリーズで発売!先行してPhantom Gamingモデルの性能をチェック

2023年05月25日 22時00分更新

 eスポーツ系FPSばかりが続くが「Apex Legends」も試しておきたいところ。画質は全項目最大になるよう設定し、起動オプションで144fps制限を解除(+fps_max unlimited)。リニューアルされた射撃訓練場で一定の動作をした際のフレームレートを計測した。

Apex Legends:1920x1080ドット時のフレームレート

Apex Legends:2560x1440ドット時のフレームレート

Apex Legends:3840x2160ドット時のフレームレート

 このゲームではフルHDだとRX 6600 XTとほとんど差がないが、RTX 2060やGTX 1060といった旧世代設計のGPU基準でみるとパフォーマンス大幅上昇といった感じになる。画質をやや下げてリフレッシュレート240Hz液晶で遊んでみると良い感じになりそうだ。4Kでも遊べなくはないが、平均60fpsキープがやっとの感じになるので、あまりオススメはしない。

 FPS系はこの位にして「STAR WARS Jedi: Survivor」でチェックしておこう。画質は“エピック”とし、レイトレーシングは“オフ”としている。新規ゲームを開始して最初の連行シーンにおけるフレームレートを計測した。

STAR WARS Jedi: Survivor:1920x1080ドット時のフレームレート

STAR WARS Jedi: Survivor:2560x1440ドット時のフレームレート

STAR WARS Jedi: Survivor:3840x2160ドット時のフレームレート

 RX 7600のファーストレビュー記事ではレイトレーシングオンで検証したが、オフにして検証してもどのGPUも最低フレームレートの落ち込みがちょっと大きめ。画質エピック設定であれば、AMD Radeon RX 7600 Phantom Gaming 8GB OCはちょっとカク付くものの描き込まれたグラフィックをじっくり堪能するには最適。ガチバトル路線のプレイヤーなら、画質を1ないし2段落とすことを考えてみよう。WQHDや4Kで試すなら、同社のRX 7900 XTやRX 7900 XTXあたりのカードを狙うのが吉だ。

 最後に試すのは「BIOHAZARD RE:4」。画質は全て最高設定、ストランドヘアーも有効としたが、レイトレーシングはオフとした。ゲーム序盤で訪れる教会のある村〜次の集落へ続く道を移動した際のレームレートを計測した。

BIOHAZARD RE:4:1920x1080ドット時のフレームレート

BIOHAZARD RE:4:2560x1440ドット時のフレームレート

BIOHAZARD RE:4:3840x2160ドット時のフレームレート

 レイトレーシングを使っていないのでGTX 1060 6GBも参戦しているが、もう最新ゲームの最高画質設定には厳しすぎる性能といえる。その点AMD Radeon RX 7600 Phantom Gaming 8GB OCはフルHDなら平均80fps以上出るが時々カクつくのは覚悟しておこう。これはBIOHAZARD RE:4のVRAM消費量があまりにも多いためだが、設定画面と相談してVRAM消費量の警告が出ない程度に下げるとよいだろう。

 ゲームの締めくくりとして、それぞれのベンチマーク中に各ビデオカードがどの程度の電力を消費しているのか、TBP(Total Board Power)の実測値をNVIDIAの電力計測デバイス「PCAT v2」で計測してみた。ファクトリーOCモデルというのは消費電力が大きく増えがちだが、果たしてAMD Radeon RX 7600 Phantom Gaming 8GB OCではどうなのだろうか?

ベンチマーク中のTBP:フルHD時のデータのみ抜粋

 RX 7600のリファレンス仕様だとだいたい160W前後だが、AMD Radeon RX 7600 Phantom Gaming 8GB OCのTBPは170W台前半。大型クーラーを備えたハイエンド志向のファクトリーOCモデルといっても、それほど消費電力が大きい訳ではない。これは前掲のシステム全体の消費電力検証結果とも合致する。

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