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JN-V315UHDRをレビュー

そんなに安くて大丈夫?4万円切り31.5型4Kディスプレーを検証

2022年12月24日 10時00分更新

PCだけではなくゲーム機などもつなぎたくなる31.5型4Kモデル

 実際にJN-V315UHDRでゲームを遊んでみた。PCでは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」(以下、FFXIV: 暁月のフィナーレ)で試したが、31.5型4Kという仕様は、かなり画面を広く見渡せた。色味もキレイで、特に森などの緑色の発色がすばらしい。

 このあたりは、ハーフグレアタイプの恩恵と言ってよさそうだ。同タイトルであれば、リフレッシュレート60Hzでも問題なく、応答速度も5msで不満を感じることはまったくなかった。PlayStation 5でも同タイトルをプレイしてみたが、発色の良さはPCと遜色がなく、4Kで広い画面サイズも心地いい。

 Nintendo Switchでは、4K出力ができないためフルHDゲーミングになってしまうが、31.5型に映し出される「ポケットモンスター バイオレット」はなかなかのインパクトで、色味も良好だった。このように、PCやPlayStation 5、Nintendo Switchなど、1台の液晶ディスプレーに複数の機器を接続する場合、入力端子を豊富に備えるJN-V315UHDRはかなり魅力的だ。

 冒頭でも触れたように、これだけ豊富な機能を備えながらも、4万円でお釣りが来る価格設定がすばらしい。安価でありながら、品質も機能性もここまで良好な製品はなかなかない。

 もちろん、リフレッシュレートが60Hzまでになる点は、FPSやTPSのコアなゲーマーにとっては不満かもしれない。しかし、ライトに遊ぶ程度であれば、JN-V315UHDRでも十分だろう。そして、RPGやRTSであれば、31.5型と4Kによる大画面の恩恵は大きく、事務用途でも活きてくることは間違いない。

 最近では、テレビの代わりに液晶ディスプレーにAmazonの「Fire TV Stick」のような映像出力デバイスを接続して、動画配信サイトを楽しむといった使い方も増えてきている。そういった用途でも、JN-V315UHDRがもたらす美しい映像は多くの人が満足のいくものだろう。

 PCだけではなく、ゲーム機などのその他のデバイスを1枚の液晶ディスプレーで運用したい人であれば、JN-V315UHDRはかなりオススメだ。特にコストパフォーマンスにこだわりたい人であれば、なおさらである。

JN-V315UHDRの主なスペック
パネル 31.5型VA(半光沢)
解像度
(アスペクト比)
3840×2160ドット(16:9)
表示色 10.7億色
輝度 350cd/m2
コントラスト比 3500:1
視野角 170度(水平)/170度(垂直)
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 5ms(オーバードライブ時)
インターフェース HDMI 2.0、HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2、オーディオ出力ほか
スピーカー 2W×2
チルト -5度~+15度
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ(スタンドを含む)/重量 718(W)×190(D)×493(H)mm/約5.6kg
その他 AMD FreeSync、HDR 10、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 3万9980円

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