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JN-V315UHDRをレビュー

そんなに安くて大丈夫?4万円切り31.5型4Kディスプレーを検証

2022年12月24日 10時00分更新

RPGやアクションゲーム向けの仕様
G-Sync Compatibleでも動作した

 JN-V315UHDRのリフレッシュレートは60Hzまで。応答速度もオーバードライブ時で5msと、お世辞にも速いとは言えない。そのため、FPSやTPSといったゲームタイトルには「オススメ」とは言い難い。

 どちらかと言うと、RPGやRTS、アクションといったジャンルのタイトルに向いているモデルだ。また、大きな画面やコントラストの高さを活かし、映画などの動画視聴にぴったりな製品とも言える。

 また、本機はディスプレー同期技術の「AMD FreeSync」をサポートしている。試しに、「GeForce RTX 4080」搭載グラボとJN-V315UHDRを接続してみたところ、互換性のある「G-Sync Compatible」として動作した。そのため、Radeonシリーズだけではなく、GeForceシリーズでもティアリングやスタッタリングといった、画面の乱れを抑えられる点はありがたい。

OSDからFreeSyncを有効にすると同機能が利用可能になる

GeForce RTX 4080搭載グラボを接続してみたところ、G-Sync Compatibleとして認識した

 そのほか、OSDからは「ピクチャーモード」を設定できる。ピクチャーモードは「スタンダード」、「フォト」、「ムービー」、「ゲーム」、「FPS」、「RTS」という具合で、用途やゲームのジャンルに合わせて輝度や色味に関するプリセットが利用でき、画面中央に照準点を表示する機能も用意ある。

ピクチャーモードは用途やゲームのジャンルに適したプリセットが選べる

 また、PIPとPBPに対応しており、最大4つの映像ソースを同時に表示できる。PBPではOSDから画面数を2~4に変更可能。4画面に設定すると、アスペクト比は16:9のまま画面を4分割できる。ゲームプレイ時など、アスペクト比を変えたくないシーンでの使い勝手に配慮されているのだろう。

「PBP 4画面」に設定すると、画面がキレイに4分割される。4Kなので、ちょうどフルHDを4枚並べた感じと言えばイメージしやすいだろう

 もちろん、チラつきを抑えるフリッカーフリーや、眼精疲労の原因とも言われているブルーライトの軽減機能も搭載している。「○○型で最安クラス」な製品とはいえ、必要十分な機能はきちんと揃っている。

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