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楽天プラチナ問題、ドコモの提言で解決か

2022年12月12日 09時00分更新

NTTドコモが技術提言

 総務省に対して「プラチナバンドに使われていない箇所があり、そこを使えるように技術的な検証をすべきでは」と提言してきたのだ。

 この使われていない場所というのは、国際規格ではバンド28に位置づけられている。イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、台湾などで使われており、日本で販売されているiPhoneもしっかりと利用可能だ。

 ただ、実際に使われていないプラチナバンドの幅は3MHz(×2)しかない。既存3社からはそれぞれ5MHz(×2)、合計で15MHz(×2)を再割り当てしようとしていた。

 既存3社から巻き上げるよりも、かなり狭い周波数帯となるのだが、NTTドコモの試算によれば「1100万契約のユーザーを収容できる。下りの通信速度は30Mbps」という。

 現在、楽天モバイル(MNO)のユーザーは2022年9月現在455万契約なので、余裕で収容することが可能だ。

 また、既存3社からプラチナバンドを巻き上げるとなると、早くても2024年3月からのスタートとなりそうだが、使われていないプラチナバンドであれば、もっと早く楽天モバイルはプラチナバンドを全国一斉に開始することも可能だ。

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