「横取りなし」のハッピーエンドか
NTTドコモの提言を受けて、楽天モバイルは「総務省において、プラチナバンド再割当以外の新たな選択肢になりうる700MHz帯の3MHzシステムの検討が開始されたことを歓迎いたします。総務省における技術検討には、当社も参加予定であり、議論にしっかりと貢献してまいりたいと思います」とコメントしている。
仮に既存3社からプラチナバンドを巻き上げた場合、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのユーザーも「これまでよりもつながりにくくなった」「速度が遅くなった」という悪影響が出る可能性もあった。
しかし、既存3社のプラチナバンドを横取りしなくても、新しいプラチナバンドが発掘されたことで、楽天モバイルもすぐに全国でプラチナバンドを始められ、さらに既存3社も1000億円という大金を負担することなく、プラチナバンドを死守できる。
まさに4社がいがみ合うことなく、ハッピーエンドで終わるシナリオになりそうだ。
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