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大きな画面のiPadで動画制作にチャレンジ④

【活用提案】動画編集に慣れてきたら、高機能な定番アプリ「LumaFusion」でさらにステップアップしよう

2022年12月12日 14時00分更新

BGMや効果音を入れる

 BGMや効果音を入れるのは、ある程度動画が完成してからにしよう。これは、編集の途中で全体的な構成を変更した場合、BGMや効果音の配置がズレてしまうためだ。

 BGMや効果音を使う際に注意したいのは、著作権に触れないものを利用するという点。「LumaFusion」には多くのBGMや効果音が用意されている。だが、これを使った動画を「YouTube」やSNSなどに投稿すると、著作権侵害でBGMだけ消されたり、配信が停止されたりするおそれがある。

 そのため、著作権に引っかからないBGMや効果音をあらかじめ用意しておくことが必須。例えば、「YouTube」に投稿することを前提とするなら、「YouTubeオーディオライブラリ」(https://support.google.com/youtube/answer/3376882?hl=ja)を利用するといい。これ以外のSNSや動画投稿サイトに投稿するなら、「BGM 著作権フリー」などで検索して、お気に入りのものをダウンロードしておこう。

「YouTubeオーディオライブラリ」では、「YouTube」に投稿する限り、著作権フリーで利用できる楽曲をダウンロードできる。

 ダウンロードしたファイルを挿入するには、「LumaFusion」側で、ダウンロードしたフォルダを開けるように設定する必要がある。この設定をしておけば、あとはドラッグ&ドロップでファイルを追加するだけだ。

画面左上の「S」アイコン→「リンク済みフォルダ」→「フォルダにリンクを追加」の順にタップする。

フォルダの選択画面が表示されるので、ファイルをダウンロードしたフォルダ(ここでは「iCloud Drive」)を選択して、「開く」をタップ。追加された「iCloud Drive」をタップする。

これでダウンロードしたフォルダにあるファイルが追加できるようになった。あとは、ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップすればいい。

動画を書き出す

 編集が完了したら、動画を書き出そう。基本的に書き出しの設定を変更する必要はない。ただし、メールやメッセージなどで送るという目的なら、相手のことを考えてファイルサイズを小さくするように変更したほうがいいだろう。

画面右下の共有アイコンをタップし、「ムービー」を選択。エクスポート先の確認が表示されるので、「写真」をタップする。

ファイルサイズを抑えるには、「解像度」と「画質」を小さくする。設定できたら、右上の共有アイコンをタップ。書き出しが始まり、「写真」アプリに保存される。

 「LumaFusion」には、今回紹介した以外にも、クロマキー合成など数多くの機能が用意されていて、「iPadでここまでできるのか!」と思うほどレベルの高い動画編集アプリだ。多機能であるがゆえ、初心者には取っつきにくいところがあるのも事実だが、ユーザーインターフェースは直感的なので、慣れてしまえばサクサクと編集できるようになるだろう。本格的な動画編集を始めてみたいという人におすすめしたい。

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