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【写真家レビュー】iPhone 14 Pro Maxは大型センサーを積んだカメラにかなり肉薄

光学2倍望遠を搭載し、ズームの範囲が4段階に

 またクアッドピクセルセンサーは、さらに大きな恩恵をもたらしている。それが「2倍」の復活だ。僕がカメラを立ち上げてまず驚いたのが、ズームが0.5倍/1倍/2倍/3倍と4段階になっていたこと。以前iPhone 13 Proを試用したときは0.5倍/1倍/3倍の3段階で、0.5倍/1倍/2倍の3段階に慣れていた僕には、「1倍」と「3倍」の画角変化が大きすぎるのが不満だった。交換レンズとして一般的な24-70mmズームに例えると、広角端と望遠端がワンタッチで切り替えられます……という「便利っぽいけどその間はないんかーい!」という状態なのである。

同じ位置で撮影。0.5倍

同じ位置で撮影。1倍

同じ位置で撮影。2倍

同じ位置で撮影。3倍。こうして並べると、やはり1倍と3倍の間が設けられたことは大きい。

 もちろんズームでその間の画角も使えるのだが、いちいち二本指で操作するのは面倒臭い。iPhone 14 Pro/Pro Maxの「2倍」は48mm相当で、遠近感はほぼ肉眼に近い。つまり見たままの光景をスパッと切り取れるのだ。今回iPhone 14 Pro Maxを試用している間にいろいろな場面を撮影したが、普段から50mm近辺の交換レンズを使うことが多いので、「2倍」がしっくりくることが多かった。

48mm相当の「2倍」で撮影。ふとした瞬間を自然に切り取るには、この画角がちょうどいい

これも「2倍」。メインカメラのデジタルズームだから、物理的には「1倍」より画質が落ちるはずだが、そんなことを感じさせないほど緻密だ

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