タッチパッドやファンクションキーの意味合いに注意
当然のことだがChrome OSをパーフェクトに活かすために作られたChromebookなら、ハードとソフトの操作性の整合性はまったく問題ないだろう。しかしWindows専用に作られたPCに、ChromeOS Flexを導入して使うにはいろいろ面食らうことがある。Windowsユーザーが最初に引っかかるのは、タッチパッドの操作やキーボードの最上段にあるファンクションキーの機能割り当てだ。
外付けのマウスを使えば特に問題はないが、ChromeOS Flex+VAIO Pro 11ではタッチパッドの右クリックがサポートされていない。右クリックは2本指でパッドをタップすることでできるのだが、まったく知らないとPCの故障かと思ってしまう人がいても不思議はない。
またファンクションキーの1番〜12番までの意味も、キーキャップに記された意味とは異なることが普通だ。VAIO Pro 11の場合、PF5がタスクリスト、CTRL+PF5がスクリーンショットなので、ほかのキー機能に慣れるまでは、しばらくこの2つのキーの機能がわかっているだけで大丈夫だろう。
ChromeOS FlexもWindowsと同じGUIのOSなので、大同小異だがChromeOS Flexではデスクトップに表示されるコンポーネントの名前も、少しユニークだ。Windowsのタスクバーは、ChromeOS Flexでは「シェルフ」と呼ばれる。そしてタスクバーと同じように、表示場所を液晶画面の左右や下の3ヵ所に設定できる。
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