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mouse B5-i7をレビュー

第11世代Coreを搭載するマウス製15.6型ノートPCが、仕事や普段使い用の相棒にふさわしい理由

2022年05月02日 11時00分更新

文● 市川 編集●ASCII
提供: マウスコンピューター

快適な使い心地を提供してくれるスペック

 それでは、mouse B5-i7の性能をチェックしていこう。スペックをおさらいしておくと、本機が採用するCPUはモバイル向けのCore i7-1165G7で、4コア/8スレッドで動作する。内蔵GPUはインテル Iris Xe グラフィックスを採用し、一般的な作業はもちろん、設定や環境によっては軽めのゲームも遊べる。

 まずはパソコン全体の性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 10」で計測したところ、総合スコアは「4246」。アプリケーションの起動速度やブラウザーの描画性能を示す「Essentials」のスコアは8049、WordやExcelなどの文書作成ソフトの処理性能を示す「Productivity」は5738と高めで、仕事や普段使いの用途で快適と感じる結果といえる。

 一方、画像処理や3Dグラフィックスの描画性能を示す「Digital Content Creation」は4500とやや低めだ。レンダリングや動画の編集についてはさすがに内蔵GPUだと厳しいが、画像の編集処理能力を示す「Photo Editing Score」は8145と高い。軽めの画像処理程度であればスムーズにこなせるだろう。

「PCMark 10」の結果

 次にCPU単体の性能を計測するベンチマークソフト「CINEBENCH R23」を使ってみた。シングルコアのスコアは1311pts、マルチコアは3887ptsとなった。2年前に発表されたモバイル向けCPUではあるが、シングルコアはデスクトップ向けCPUの「Core i7-7700K」とほぼ同じレベルだ。

 ちなみに、第11世代Coreを搭載する本機は、インテル「Core i7-1065G7」を搭載するmouse B5-i7(2020年モデル)よりもシングルコアは約23%、マルチコアは約15%アップしているという。第10世代Core搭載ノートPCを使っていて、最新モデルの買い替えを検討している人にとって、本機は有力候補になりうるだろう。

「CINEBENCH R23」の結果

 今度はストレージについて触れていきたい。ストレージの保存量は多いに越したことはないが、特に気になるのはデータの読み込み・書き込み速度ではないだろうか。アプリケーションの起動やダウンロード・アップロードの速度が遅ければ遅いほど、フラストレーションは著しく溜まってしまう。そう、ストレージの速度はユーザーの快適度に直結する重要な部分なのだ。

 mouse B5-i7は、標準で512GB M.2 SSD(NVMe対応)を採用している。ストレージの読み込み・書き込み速度を測るベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を使ってみた結果、シーケンシャルリード(読み込み)は2087.03MB/秒で、シーケンシャルライト(書き込み)は1364.57MB/秒となった。

 実際に使ってみると、アプリケーションの起動時間もデータのダウンロード・アップロードも速くて快適だった。これだけの速度であれば作業中にフラストレーションが溜まることなく、快適に作業ができそうだ。

「CrystalDiskMark」の結果

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