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最大30%のパフォーマンス向上!?

「Resizable BAR」の効果をGeForce RTX 30シリーズまとめて検証!人気ゲーム13本でフレームレートを計ってみた

2021年05月01日 18時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集● ジサトラユージ/ASCII

Resizable BARで上位GPUを超える性能が観測できた「F1 2020」

 「F1 2020」もResizable BARが有効と判定されたゲームなので、これも検証に組み込んでみた。画質は“Ultra High”、アンチエイリアスは“TAA”、異方性フィルタリング“16X”に設定。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測する。

「F1 2020」1920×1080ドット時のフレームレート

「F1 2020」2560×1440ドット時のフレームレート

「F1 2020」3840×2160ドット時のフレームレート

 Assassin's Creed ValhallaやBorderlands 3まではResizable BARがあっても低迷感があったが、このF1 2020ではどのGPUも驚くべきパフォーマンスゲインを果たしている。特に注目すべきは、Resizable BARを効かせると、Resizable BARを無効にした1ランク上のGPUの平均fpsに並ぶどころか、上位GPUでは上回ることもあると言う点だろう。

 例外はRTX 3060で、このGPUの場合はResizable BARを効かせてもRTX 3060 Ti FEに並んでいないが、これはメモリーバス幅も狭く、CUDAコア数も少ないエントリー寄りGPUならではの制約といえる。

 また、フルHDならほとんどのGPU(RTX 3090 FEを除く)で平均fpsが11~17%弱伸びており、WQHDではRTX 3070 FE以上のGPUで10%以上平均fpsが伸びている。RTX 3090 FEのフルHDで平均fpsの向上が鈍いのは、恐らく負荷が低すぎるためだろう。

 ともあれ、GeForce環境におけるResizable BARでも、ゲームエンジンとのかみ合わせが良ければ、フレームレートが全体に大きく伸びる例が確認できたのは収穫といえるだろう。

「HITMAN 3」もよく伸びた

 次は「HITMAN 3」を利用する。画質は各設定を最高にセットし、ゲーム内ベンチマークの“Dartmoor”を起動。ただ最低fpsがベンチ開始直後の数秒間に局限して発生するうえにGPUの差異が見えなくなるほど激しく下落するため、「CapFrameX」を利用して平均および1パーセンタイル点のフレームレートを計測する。

「HITMAN 3」1920×1080ドット時のフレームレート

「HITMAN 3」2560×1440ドット時のフレームレート

「HITMAN 3」3840×2160ドット時のフレームレート

 このゲームもフルHDであれば、Resizable BARを効かせた下位GPUが、Resizable BARを無効にした上位GPUを平均fpsで上回るのを期待できると分かった。F1 2020と違うのは、今回一番下のRTX 3060であっても、RTX 3060 Ti FEに肩を並べることができる点にある。Resizable BARを有効活用するゲームが増えれば、下位GPUの価値ももっと高まることは確実だ。

 もう少し細部に目をむけると、フルHDではRTX 3060 Ti FEで平均fpsが13%弱向上しているが、RTX 3080 FEでは2%程度しか伸びていないので、結果がブレやすいベンチマークといえる。WQHD以上の解像度ではどのGPUも4~8%伸びており、HITMAN 3ではResizable BARは一様に効果が期待できるといえるだろう。

 一方、最低fpsはかなりブレているが、4K時のみ最低fpsがどのGPUでも伸びていることが分かる。

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