週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

GeForce RTX 3060 Ti FE速攻レビュー!DXRゲームを楽しむなら最もお買い得なGPU

2020年12月01日 23時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集● ジサトラユージ/ASCII

フルHD〜WQHD領域で使いたい「Apex Legends」

 ここからは実ゲームにおける検証をひたすら続けていこう。まずはDirectX 11ベースの人気タイトルである「Apex Legends」だ。画質は最高画質設定とし、射撃訓練場における一定の動作をした時のフレームレートを「CapFrameX」で測定する。起動オプションでフレームレート上限解除(+fps_max unlimited)を追加しているので、デフォルトの144fpsキャップは存在しない。

「Apex Legends」1920×1080ドット時のフレームレート

「Apex Legends」2560×1440ドット時のフレームレート

「Apex Legends」3840×2160ドット時のフレームレート

 実ゲームにおいてもRTX 2080 SUPER FEとRTX 3060 Ti FEはほぼ同レベルの性能だが、首の皮一枚の差でRTX 3060 Ti FEが勝っていることがわかる。RTX 3060 Ti FEはフルHDでならリフレッシュレート240Hz、WQHDなら144Hzのゲーマー向け高リフレッシュレートディスプレーと組み合わせて使うには丁度いい感じの性能になっている。4Kでも平均90fps以上は出せるが、スモークのような重い表現の中に入るとフレームレートが50fpsを割るので、描画の安定感を追求するならやや力が足りないといったところか。

 GTX 1060 FEの約3倍という性能はここでも発揮されているが、GTX 1660に対しては約2倍、RTX 2060 FEに対しても約1.5倍と、これまでのxx60番台よりもかなり強力になっている。

RTX 3070 FEより100ドル安で
10%下になった「Rainbow Six Siege」

 次は「Rainbow Six Siege」だ。APIはVulkanとし、画質は“最高”、さらにレンダースケール100%設定を追加した。ゲーム内ベンチマーク機能を利用して計測している。

「Rainbow Six Siege」Vulkan、1920×1080ドット時のフレームレート

「Rainbow Six Siege」Vulkan、2560×1440ドット時のフレームレート

「Rainbow Six Siege」Vulkan、3840×2160ドット時のフレームレート

 300fpsでキャップがかかるApex Legendsと違い、Rainbow Six SiegeはGPUパワーがあればあるだけフレームレートも伸びる。フルHDならRTX 3060 Ti FEでも最低289fps、平均360fps出せているので、今存在する最高速のゲーミングディスプレー(リフレッシュレート360Hzのもの)と組み合わせると最高の環境になるだろう。RTX 3070 FEが10%前後上に位置しているが、米ドルベースで100ドルの価格差で10%性能差がついている、と考えればリーズナブルな性能差ではないだろうか。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事