週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

2.5GbEやWi-Fi 6、USB 3.2 Gen2x2といったこれからの時代のインターフェースを全部入りで搭載

この機能、性能なのに価格はアッパーミドル帯。価格/性能比は抜群のマザーボード「Z490 UNIFY」

2020年11月16日 11時00分更新

次世代I/Fの2.5GbE、Wi-Fi 6、20GbpsのUSB 3.2 Gen2x2全部入り

 インターフェースを見ていこう。

「Z490 UNIFY」の主なスペック
対応ソケット LGA1200
チップセット Intel Z490
フォームファクター ATX
メモリースロット DDR4×4(最大128GB)
対応メモリークロック DDR4-4800+(OC)〜、DDR4-2933〜2133
拡張スロット PCI Express 3.0 x16×3(x16/-/x4またはx8/x8/x4)、PCI Express 3.0 x1×2
ストレージインターフェース SATA3(6Gbps)×6、M.2(PCIe3.0x4/SATA)×2、M.2(PCIe3.0x4)×1
ネットワーク 2.5Gb LAN(Realtek RTL8125B)、Wi-Fi 6(Intel AX201)
サウンド 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC1220)
リアインターフェース PS/2×1、USB3.2 Gen2x2 Type-C×1、USB3.2 Gen2 Type-A×3、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB 2.0×2、DisplayPort×1、S/PDIF×1、オーディオ端子×5、Flash BIOSボタン、CMOSクリアボタン
M/B上インターフェース Aura LEDヘッダー×2、アドレサブルLEDヘッダー×2、RGB LEDヘッダー×1、RAINBOW LEDヘッダー×2、Corsair LEDヘッダー×1、USB 3.2 Gen2 Type-Cヘッダー×1、USB 3.2 Gen1 Type-Aヘッダー×1、USB2.0ヘッダー×2、Thunderbolt 3ヘッダー×1など

 ネットワーク機能は有線/無線とも搭載している。有線LAN側は2.5GbEに対応。2.5GbE対応スイッチなど追加投資も必要だが、これまでの1GbEよりも高速のネットワークを構築できる。これを実現するために搭載されているのがRealtek「RTL8125B」チップ。2.5GbEに関して言えば現時点でもっとも実績あるLANチップと言える。

端子の種類も豊富なバックパネル

無線LANは最新のWi-Fi 6

 バックパネルではほかにもUSB端子がType-A/C合わせて8ポートあるが、注目してほしいのはType-Cポート。バックパネルに20という数値があるように20GbpsというUSBでもっとも高速な規格に対応している。これを搭載しているマザーボードはまだ少ない。それと言うのもCPUやチップセットのレベルではまだ統合されていないからだ。Z490 UNIFYではASMedia Technologyの「ASM3241」チップを追加搭載することで対応している。

20Gbpsのデータ転送を実現するUSB 3.2 Gen2x2チップであるASMedia「ASM3241」

 20Gbpsがどれだけ高速なのかを示すため、Z490 UNIFYのバックパネルにあるUSB端子の速度をまとめておこう。赤いType-A端子がUSB 3.2 Gen2でこれは10Gbps、見慣れた青いType-A端子がUSB 3.2 Gen1でいわゆるUSB 3.0と同様の5Gbpsだ。そして黒いType-A端子がトラディショナルなUSB 2.0で480Mbps。もっとも高速なUSB 3.2 Gen2x2ポートは1GB/sを超える高速の外付けSSDに利用するのがよい。一方、USB 3.2 Gen1ポートは外付けHDDなどMB/sクラスのデバイス用として利用するのがよいだろう。USB 2.0はキーボードやマウスなど。USBは汎用インターフェースだが、速度に合わせて機器を接続することでパフォーマンスを引き出すことができる。

フロント用にはUSB 3.2 Gen2 Type-Cヘッダーを搭載

 このように、Z490 UNIFYにはネットワークもUSBにも、現在主流のものよりもひとつ速い規格が搭載されている。ATXマザーボードなので時代に合わせて拡張カードでインターフェースを追加していくことは可能だが、実は2.5GbEもUSB 3.2 Gen2x2もPCI Express 3.0 x4クラスの帯域が必要だ。PCI Express 3.0 x4スロットを複数搭載するマザーボードは少なく、あれもこれもと拡張できるわけではない。オンボードで対応していることは大きなメリットだ。

 また、最下段のx16スロット形状のPCI Express 3.0 x4スロットには有効的な使い方がある。それがThunderbolt 3カードという選択肢だ。Z490 UNIFYの下辺にはTBTコネクタがある。これはThunderbolt 3カードを搭載しようという時、カードとマザーボードを接続するケーブルのためのコネクタだ。これを搭載していない場合、そもそもThunderbolt 3カードを追加しても利用できないので注意が必要だ。Thunderbolt 3はUSB Type-Cと形状を同じとしながら速度は40Gbpsで、先に紹介したUSB 3.2 Gen2x2よりも2倍速い。おもにノートPCのドック、大容量データの転送が必要となる業務用途で用いられている規格だが、対応機器は増えてきており、デスクトップPCで利用される日も近いだろう。

Thunderbolt 3 AICカードを搭載する際に必須のTBTコネクタもある

この機能、性能なのに価格はアッパーミドル帯。価格/性能比は抜群だ

 Z490 UNIFYは、シブめがお好みの自作ユーザーにとって最適なブラック&光らないマザーボードデザインだ。それにハイエンドらしく電源回路のコンポーネントもIntersil製の高品質のものを、16+1フェーズとリッチに使用し、大型でアクティブクーリング式のヒートシンクがしっかり冷やして安定性を高めCPUパフォーマンスを引き出す。

 2.5GbEやWi-Fi 6、USB 3.2 Gen2x2といったこれからの時代のインターフェースを搭載し、いざ普及となった時の準備ができている。それにコネクタを搭載済みで拡張カードを追加することによってThunderbolt 3にも対応することができる。安定性の面からも機能性の面からも長期使用を実現してくれる仕様だ。

 そして、ここまで紹介してきた機能を見た上で、実売価格が3万1000円前後である点にも注目してほしい。ハイエンドMEGシリーズのZ490 UNIFYだが、価格的に見ればアッパーミドル帯と言える。Intel Z490マザーボードのメインストリームと呼べるのは2万円台半ば〜後半の製品なのでそれらと比べるとZ490 UNIFYはわずかに高価なのかもしれない。ただしその数千円の追加投資で得られるものは大きい。隠れたコストパフォーマンスマザーボードと言えるだろう。

MEG Z490 UNIFY詳細ページ
MSIサイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう