とんかつ専門のチェーン店といったら今や「かつや」の名を真っ先に思い浮かべます。ボリュームがあって価格も手頃。さて、そんなかつや系列に「天丼専門店」があるとご存じでしたか?
株式会社かつやは「江戸前天丼はま田」の一号店を東京練馬に2019年8月にオープン。コンセプトは「いつもよりちょっとだけ贅沢に」。揚げたての天ぷらを出汁からこだわる秘伝のタレで仕上げる、ちょっと本格路線の天丼屋さん。かつやとはまた雰囲気が違いますよ。
大きな穴子がドーンとのった江戸前天丼が名物
二号店が9月11日、さいたま西大宮にオープンしたのでこの機会に行ってきました。
こちらが名物の「江戸前天丼」。大きな穴子がドーンとのった贅沢なメニューです。みそ汁が付いて、1650円。
穴子の他には、エビ、イカと貝柱のかき揚げ、玉子、海苔、獅子唐の天ぷらがのっています。豪華!
シンプルな「天丼」。みそ汁付きで、1100円。
天丼のネタは、エビ、イカと貝柱のかき揚げ、玉子、ナス、海苔、獅子唐の天ぷらです。
「上天丼」。みそ汁付きで、1430円。
エビ、キス、イカと貝柱のかき揚げ、玉子、海苔、獅子唐の天ぷら。キスの天ぷらが味わえます。
トロリとあふれ出す玉子の天ぷらが匠の技!
穴子が見事な「江戸前天丼」をいただいてみました。
蓋が添えられていますが、具材が盛りだくさんでしまらない。壮観です!
何をもって“江戸前天丼”というかは今や様々ですが、もともと江戸前天丼は仕上がってから蓋をして、天ぷらを蒸して提供したそうで、そんな風情を残しているようにも思えます。
江戸で親しまれていた穴子。海鮮の天ぷらが「はま田」の自慢だそうですよ。
穴子の天ぷら、見たところ30cmくらいあります。ぶち抜いていますね。
ゆずが添えられていて、細やかな仕事に好感がもてます。
カリッ、サクッとしたかための衣。中身はふんわり。タレは醤油のカラ味が強く、サラリとしています。これだけボリュームがある天丼だけど、ベタベタとせず喉が渇く感じでもありません。
エビは腹を開いていて、食べやすい厚みになっています。頭もおいしくいただけますよ。
感激したのは玉子の天ぷら。中は半熟の状態でトロリがあふれ出します。
絶妙な揚げ加減でなければこうは仕上げられないはず。オートメーションのフライヤーとは違う、人の技術だからこその妙ですね。
かき揚げも技巧が光ります。イカ、貝柱と異なる食感の海鮮を、イカはムチッ、貝柱はホロッと柔らかく、それぞれの食感が活きるように揚げています。ゴロゴロとした海鮮の風合いが楽しめて、すごく満足度が高い。
食べ進めていくと、ご飯の下のほうにもタレが染みているのがわかりました。どうやら、丼の下のほうにあらかじめタレを馴染ませて、さらに天ぷらをのせた後にも再度タレを絡めて仕上げているよう。食べ進めやすいよう工夫をしてくれているようです。手間がかかっていますね。
漬物はテーブルに置かれていて自由にいただけます。さっぱりとした大根と人参の酢漬けで、箸休めになりました。
ちょっと贅沢気分を味わえる天丼屋さん
内装にもこだわりあり。オープンキッチンで厨房を囲む形でカウンター席が用意されています。天ぷらが揚がる様子を間近で見られて、食事を待っている時間も楽しい。
テーブル席も用意されていてもちろんファミリーでも立ち寄れます。また、天丼のほかにお蕎麦もあるので、和食を食べたい気分の時に活用できますよ。
「江戸前天丼はま田 さいたま西大宮店」では、オープン記念として天ぷら3品を9月11日から13日までの期間、特別価格で販売中です。お近くの方はチェックしてみてください!
<オープン記念キャンペーン>
9月11日~13日
「天丼」1100円→900円
「上天丼」1430円→1200円
「江戸前天丼」1650円→1350円
(店舗情報)
「江戸前天丼はま田 さいたま西大宮店」
住所:埼玉県さいたま市西区西大宮2-1-4
営業時間:11時~23時
ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪
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